Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教育
東日本大震災(3・11)

東日本大震災被災地から学ぶ宣教の在り方とは? 信仰と調査報告会 TCUで開催

2016年2月5日20時44分
  • ツイート
印刷
関連タグ:東京基督教大学(TCU)国際宣教センター(FCC)日本宣教リサーチ(JMR)東日本大震災
東日本大震災被災地から学ぶ宣教の在り方とは? 震災と信仰調査報告会 TCUで開催+
「震災と信仰調査」プロジェクトでの調査報告をするFCC日本宣教リサーチ専門委員の柴田初男氏。今後の調査では未信者の人のデータを増やしていき、さらに充実させていきたいと話す=1日、東京基督教大学(千葉県印西市)で

東京基督教大学国際宣教センター(FCC)が主催する「震災と信仰調査報告会~被災地から学ぶ日本宣教のあり方」教会教職特別セミナーが1日、東京基督教大学国際宣教センターチャペル(千葉県印西市)で開催された。講師にFCC日本宣教リサーチ専門委員の柴田初男氏を迎え、東日本大震災によって被災した宮城県内に立ち上がった宮城宣教ネットワークの働きを通して、震災がキリスト教会の宣教の在り方や個人的な信仰面にどのような影響を及ぼしたのかについて調査・分析した結果を報告した。

今回の調査は、FCC日本宣教リサーチが昨年、被災地でなされた支援活動と宣教活動の記録やデータをアーカイブズとして残すことを目的とした「震災と信仰調査」プロジェクトの一環として行われた。調査の対象となった「宮城宣教ネットワーク」は、東日本大震災を受けて、宮城県内のキリスト教会の支援活動と宣教協力の深化のために立ち上げられた超教派のネットワーク。宮城県沿岸地域をA~Eの5ブロックに分け、ブロックごとに活動を行っている。

調査は、インタビューやアンケートを通して行われた。調査によると震災後、どのブロックでも新たに教会や宣教拠点が起こされていることが分かった。特に震災の被害の大きかった石巻市や東松島市にも多くの教会や宣教拠点が起こされている。このことからだけでも、5年前の震災が宣教困難地域といわれてきた東北に与えた影響は決して小さくないと考えられる。

また、多様なミニストリーが展開されていることも分かった。柴田氏はこれらを「伝道タイプ」「地域貢献タイプ」「社会事業タイプ」など6種類に分類している。「伝道タイプ」では、被災した信徒の自宅を開放して礼拝が行われる「家の教会」、今までキリスト教がほとんど入っていなかった石巻や牡鹿半島の漁村地区で、信仰に導かれた方や求道者の家を対象とした「ハウスチャーチ」や開拓伝道的な「カフェ型チャーチ」を取り上げた。特に石巻市や牡鹿半島では、牧師が熱心に支援活動を続けたことで、何十人もの人が信仰に導かれている。柴田氏は「キリスト教とは関係のなかった漁村地域では奇跡的なことではないか」と述べた。

地域貢献タイプとしては、医療支援や学習支援が行われていることを説明した。善き業を通して福音を証しするソーシャルミニストリーを、宣教ではなく「宣証」として活動していることを伝えた。また、「街おこし(活性化)タイプ」として、カナダ人宣教師が、地元商店街の人たちと一緒に失ったものを取り戻すのではなく、今あるものを有効利用して町を活性化させていった事例を紹介した。

また、「社会事業タイプ」としては、女性の自立した生活を助ける「恵プロジェクト」や「のぞみプロジェクト」の働きも紹介した。割れた陶磁器や、着物や帯からリメイク品を作る働きだが、「日本の伝統美を残しながら、新しいものを生み出していくという新たな働きには、地域に根差したコミュニティーを作っていく原動力となるのではないか」と柴田氏は感想を述べた。

東日本大震災被災地から学ぶ宣教の在り方とは? 震災と信仰調査報告会 TCUで開催
セミナーには大学院修士課程の学生を中心に約30人が集まり、被災地での調査報告に耳を傾けた。

続いて昨年6~8月に行ったアンケート調査の結果について報告した。調査対象となったのは、教会教職者、支援活動を行った信徒、震災後に信仰を持った人、まだ信仰を持っていない人たち。アンケートの結果から、震災を通して被災地の人たちがキリスト教に対してこれまでとは違った思いを抱いていることが明らかになった。例えば、震災後、「キリスト教が身近な存在になった」とか、「クリスチャンを好意的に感じるようになった」とかだ。

また、教会関係者にとっても震災が、これまでの教会観や宣教観を変える契機となっていることを報告した。特に、教会は単独でなく相互連結の必要性や、教会の外に出て地域に仕えることで魂の救いが実現することなど、教会や地域に対してこれまでに考えてこなかった気付きが与えられているという。そして、福音がもっと受け入れられるようにするには、「地域に仕える息の長い証しが必要」とか、「地域と共に歩む全人的な宣教が必要」など、震災の経験から、教会が地域の中に入っていくことの重要性をそれぞれが感じていることが明らかになった。

被災地での調査結果を踏まえて柴田氏は、「被災地において復興、支援活動が盛んに行われる中、支援が地域に根差す宣教へと向かっていった。こういった意味でも宮城宣教ネットワークが果たした役割は大きい」と語った。実際に、宮城地域では震災後、データを取った30の教会・宣教拠点だけでも、500人以上の人が受洗者、決心者、求道者として導かれている。このことについて柴田氏は「現地において行われた支援活動や宣教活動がいかに地域の人たちの心を開き、キリスト教に対する見方を変え、信仰に導いていったかを示す一つの表れではないか」と話す。

その上で、日本宣教の在り方を被災地から学ぶならば、キリスト教が日本の宗教として根をおろすためには、伝道一本やりの宣教から包括的な宣教へと教会がパラダイムシフトをしていくことが必要だと語った。そして、地域の精神的・福祉的なニーズや宗教的ニーズに働き掛け、キリスト教を日本人の宗教として文脈化し、地域のコミュニティーを構築していくといった具体的な形を述べた。

柴田氏は、「日本の教会がそれぞれ与えられた賜物を生かし、多様なミニストリーを展開し、それによって地域に仕え、地域と共に生きる教会を目指して地域との関係性を深めていく。その一方で、教団教派を超えて地域宣教ネットワークを築き、各地域で展開していく。こういったことが、今後の日本宣教の発展のためには必要なことではないか」と、今回の調査を通して得たことを伝え、報告を締めくくった。

関連タグ:東京基督教大学(TCU)国際宣教センター(FCC)日本宣教リサーチ(JMR)東日本大震災
  • ツイート

関連記事

  • シリーズ企画「これでいいのか日本のキリスト教」 なぜ教会に若者が来ないのか? 初回は震災支援の現場から提言

  • 断食祈祷聖会2016 ユース・ミニストリー実践のために 岡村直樹・東京基督教大学大学院教授が講演

  • 非キリスト者でも教会で葬儀はできるか? TCU実践神学研究会で講演会

  • 宣教学者ら、東日本大震災の教訓と進むべき道を調査研究 書籍出版

  • 東京基督教大学、CISの働き継承し「日本宣教リサーチ」発足 教勢データを分析・研究し現実的な提言を発信

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.