Skip to main content
2022年6月25日13時01分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教育

非キリスト者でも教会で葬儀はできるか? TCU実践神学研究会で講演会

2015年10月9日16時54分 記者 : 坂本直子
  • ツイート
印刷
関連タグ:東京基督教大学(TCU)国際宣教センター(FCC)稲垣久和
非キリスト者でも教会で葬儀は行えるのか? TCU実践神学研究会で講演会開催+
東京基督教大学大学院教授の稲垣久和氏=1日、東京基督教大学国際宣教センター(千葉県印西市)で

東京基督教大学(TCU)大学院教授の稲垣久和氏による講演「葬儀研究の一環としての共通恩恵論」が1日、同大国際宣教センター(千葉県印西市)で行われた。稲垣氏は「葬儀」を切り口に、日本人の宗教観とキリスト教の世界観、また、キリスト者にも非キリスト者にも向かう神の「共通恩恵」について論じ、教会で非キリスト者の葬儀を行うことが持つ日本宣教における可能性を語った。

講演は、同センターの実践神学研究会が主催。同研究会では、日本宣教を宗教的深層にまで展開するために、葬送儀礼への福音の文脈化が必要だと考え、昨年から葬儀に関する研究を進めている。月1回のペースで研究会を開いており、セミナーの形で一般にも公開する講演は今回で2回目。前回は6月に、日本同盟基督教団土浦めぐみ教会牧師の清野勝男子(かつひこ)氏が「日本における葬儀宣教の実践」と題して講演した。

稲垣氏は初め、清野氏が20年にわたり開拓してきた地域におけるキリスト教葬儀の理論と実践をまとめた著書『キリスト教葬制文化を求めて』に、今回の講演の発端があると説明した。同書で紹介されている未信者葬儀の説教例や、納骨堂と記念会、仏壇に代わる家庭祭壇などは、キリスト教葬儀の新しい試みとして称賛に値する、と稲垣氏は評価している。「日本の葬儀は、習俗に根差している」と考える稲垣氏が着目するのは、清野氏が同書で述べている「表面文化(通過儀礼)」と「深層文化(世界観)」。このうち、稲垣氏が扱うのは深層文化の方で、自身が専門とするキリスト教哲学の視点から、日本の非キリスト者への葬儀をどう捉えることができるのかが、稲垣氏の関心となっているという。

稲垣氏は、「日本文化である日本的通過儀礼の深層部分には、日本的世界観がある」と言い、オランダの神学者アブラハム・カイパー(1837~1920)の「4種類の世界観」(キリスト教世界観、異教的世界観、ローマ的世界観、イスラム的世界観)を紹介。さらに、その考え方を引き継いだカイパーの弟子のヘルマン・ドーイヴェールト(1894~1977)が、「宗教的根本動因」と呼ぶ、哲学と宗教の接点になる概念によって、各時代・各地域の思想について緻密に分析したことを説明した。

非キリスト者でも教会で葬儀は行えるのか? TCU実践神学研究会で講演会開催
この日は大学院生や葬儀会社からの参加もあった。

稲垣氏は、1993年に刊行した自著『知と信の構造』で、ドーイヴェールトの手法に沿って、日本思想を分析し、日本の近代思想の中に「伝統と近代」という二律背反が存在していることを指摘している。稲垣氏は、「日本的世界観が「伝統と近代」という二律背反に陥っているという想定の中で、日本的世界観が通過儀礼にどのような影響を与えるかを考えていくことは、同時に日本の宣教理論を考えていく上で参考になるのではないか」と語り、葬議論と宣教論の詳細な議論を展開した。

同大教授でこの研究会の座長である大和昌平氏は、これまで仏教一辺倒だった葬儀の形が変わりつつある中、福音主義のキリスト教の立場で、神学的にも根拠を持つ「葬儀論」をまとめ、ゆくゆくは書籍化したいと話した。また、そのためにも定期的な研究会や講演で議論を重ね、研究の成果を発信していきたいと今後の抱負を語った。

関連タグ:東京基督教大学(TCU)国際宣教センター(FCC)稲垣久和
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 地域における教会の役割とは? 「死」を見つめ、より良く生きる シンポ「死生学と教会」開催

  • 終活とは、自分を見つめ、よりよい生き方を探ることではないでしょうか 穂森幸一(1)

  • 日本唯一の長期婦人保護施設「かにた婦人の村」 深津文雄牧師の「底点志向」実践し、今年創立50年

  • 鎌倉霊園で杉原千畝氏を記憶する祈り 初めての「パニヒダ」献じられる

  • 「がん哲学」—人は最後に「死ぬ」という大切な仕事が残っている

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米連邦最高裁「ロー対ウェイド」判決覆す、中絶の是非は各州の判断へ

  • 米南部バプテスト連盟、新議長にバート・バーバー牧師 1期で議長交代は数十年ぶり

  • スマホが動くのも量子力学のおかげ? 東工大名誉教授を講師にサイエンスカフェ

  • すみれ時計(8)いざない

  • ルカ福音書を読む(11)「してほしいことを人にもしなさい」―新約聖書の黄金律― 臼田宣弘

  • 最高のポジティブ心理学 安食弘幸

  • 方言訳みことばポストカード、新たに「三河弁訳」登場

  • 世界宣教祈祷課題(6月25日):ルワンダ

  • 英政府、キリル総主教を制裁対象に 「軍事侵略を著しく支持した」

  • 無料で日用品や散髪、ネイルアートなど提供 教会でウクライナ避難民支援イベント

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • 無料で日用品や散髪、ネイルアートなど提供 教会でウクライナ避難民支援イベント

  • ラムゼイ・ハント症候群告白のジャスティン・ビーバー「イエス様が僕と共にいてくれる」

  • ニューヨーク便り(6)米国の大学で学びながら考えた「日本でクリスチャンが少ない理由」

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(3)子ども8人のビッグダディ

  • バチカン、33年ぶりの組織再編 「福音宣教省」が筆頭省に

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(2)教会は地方創生の鍵

  • 最高のポジティブ心理学 安食弘幸

  • 英政府、キリル総主教を制裁対象に 「軍事侵略を著しく支持した」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(149)葬儀の費用が払えない! 広田信也

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • 4K映像で再び劇場に!「ショーシャンクの空に」 キリスト教的世界観をベースに描き出された希望の寓話

  • 必要なのは「キリストの基礎知識」 国分寺の教会が無料のオンライン聖書講座

  • 【ペンテコステメッセージ】衰退し続ける教会の起死回生の決定打としての聖霊 手束正昭

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(3)子ども8人のビッグダディ

  • ロシア正教会モスクワ総主教庁、渉外局長のイラリオン府主教を解任

  • ラムゼイ・ハント症候群告白のジャスティン・ビーバー「イエス様が僕と共にいてくれる」

  • トルコで巨大な地下都市跡発見、最大7万人居住 迫害下の初期キリスト教徒らが建設か

  • ニューヨーク便り(6)米国の大学で学びながら考えた「日本でクリスチャンが少ない理由」

  • ウクライナ正教会の歴史的な木造聖堂、ロシア軍の攻撃で全焼 修道士らに死者も

編集部のお勧め

  • 必要なのは「キリストの基礎知識」 国分寺の教会が無料のオンライン聖書講座

  • 教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 第4回日本ゴスペル音楽祭、4年ぶりオンラインで念願の開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.