終活とは、自分を見つめ、よりよい生き方を探ることではないでしょうか 穂森幸一(1)

2015年8月26日07時22分 コラムニスト : 穂森幸一 印刷
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「祝宴の家に行くよりは、喪中の家に行くほうがよい。そこには、すべての人の終わりがあり、生きている者が、それを心に留めるようになるからだ」(伝道者の書7:2)

今まで30年近くブライダル伝道を試みてきました。式の前に必ず聖書を用いた結婚カウンセリングを行うようにしていました。5千組を超すカップルと出会い、その中には聖書を読むようになった方、教会に導かれた方、洗礼を受けた方もいらっしゃいます。また、親子二代にわたり、お手伝いさせていただいた方々もいらっしゃいます。また、現在、SNSでつながっている方もいらっしゃいます。

ブライダルの働きを通して、新家庭の誕生を祝福することができました。そして、家族について、夫婦問題や子育て、介護のことも相談を受けることがありました。家族の葬儀に前向きに向き合い、悲嘆の癒やしと回復をお手伝いできるようにしています。終活についてよりよいご提案をしたいと願っています。

インドのコルカタで奉仕したマザー・テレサは「死を待つ人の家」をつくり、人間の尊厳を持って逝けるように最後の瞬間まで尽くしました。いよいよ最後を迎えるときは、イスラム教徒にはコーランを読み、ヒンズー教徒にはヒンズーの祈りをささげたといわれます。

この精神にならい、私たちの使命を理解していただけるようにエンディングセミナーを28回、棺体験セミナーを7回しました。棺体験セミナーでは、讃美歌を一曲完全に歌い終わるまで棺に入っていただき、その間、何を感じ思ったか体験発表していただきました。一番多かった発言は、家族への感謝でした。第二の洗礼式のように思えたという方もいらっしゃいました。

「私はまた、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために飾られた花嫁のように整えられて、神のみもとを出て、天から下って来るのを見た」(黙示録21:2)とあります。まるで結婚式のような葬儀を行うのが目標です。自分のエンディングを考えるだけではなく、残された日々を有意義に過ごす備えになります。

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穂森幸一

穂森幸一(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
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