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「戦後70年の今こそ、地上に平和を」 カトリック「正義と平和」全国集会東京大会(2)

2015年10月7日18時30分 記者 : 行本尚史
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関連タグ:日本カトリック正義と平和協議会(正平協)平和を実現するキリスト者ネット(キリスト者平和ネット)憲法9条日の丸・君が代安全保障関連法第二バチカン公会議ヘイトスピーチ幼きイエス会(ニコラ・バレ)東京カテドラル関口教会カトリック教会
「戦後70年の今こそ、地上に平和を」 カトリック「正義と平和」全国集会東京大会(2)+
2日目に行われた公開フォーラム「9条を輝かそう―壊そうとする勢力に抗して―」で語る4人の発題者と司会者。左から司会者の平良(たいら)愛香氏、発題者の片岡平和氏、岸田静枝氏、佐藤信行氏、舘(だて)正彦氏=9月22日、ニコラ・バレ修道院(東京都千代田区)で、

第39回日本カトリック「正義と平和」全国集会2015東京大会の2日目、9月22日には、20の分科会と公開フォーラム、映画の自主上映会などが行われ、1000人を超える人々が参加した。このうち、午後2時からニコラ・バレ修道院(千代田区)では、「平和を実現するキリスト者ネット」(キリスト者平和ネット)による公開フォーラム「9条を輝かそう―壊そうとする勢力に抗して―」が開かれ、約150人が参加した。フォーラムでは、青年、教育、在日外国人の人権問題、キリスト者平和ネットなど、憲法9条を中心にさまざまな立場から4人の発題者が語った。

早稲田奉仕園職員で日本基督教団の教会員である片岡平和氏(30)は、青年の立場から発題。「9条を壊そうとする勢力に私たちがあらがおうというときに、イエスの姿というものにもう一度立ち返っていく」と述べ、政治犯に仕立て上げられていくイエスの姿から、憲法9条を変えようとする人々に対して、いかに「不都合な者」として抵抗できるのかをもう一度考えたいと思っているなどと語った。

教育の現場からは、日本聖公会の教会員で小学校の元音楽教員である岸田静枝氏(65)が発題した。入学式と卒業式で君が代のピアノ伴奏をしなかったことで停職処分を受けた岸田氏は、現在、処分をめぐり東京地裁で係争中だ。岸田氏によると、処分取り消しを求めて、人事委員会に審査請求をしたところ、同委員会が減給処分に「修正」したという。岸田氏はこれを「不当採決」だとして、憲法19条(思想・良心の自由)と20条(信教の自由)に違反すると訴えており、10月8日には地裁の判決が出るという。岸田氏は、「君が代が戦争の道具として使われたことは、学校の中でやっていると肌身で感じる」と語った。

岸田氏はこの日、日本聖公会東京教区人権委員会の「じんけん瓦版」(第57号)に掲載した「『君が代』処分裁判を続けています」と題する文章を配布。その中で、「日の丸・君が代」の職務命令が出され、監視やどう喝、人権蹂躙(じゅうりん)、強制人事異動などを受けた日に触れつつも、「教会の外で泣いていた日々は終わりました。私は、思い出したくない『あの日』と向き合い、自分だけ逃げ続けた『あの日』からも、逃げないでいたいと思います」と記している。

在日大韓基督教会の在日韓国人問題研究所(RAIK)所長の佐藤信行氏は、「『平和』を崩し『社会』を破壊するもの」と題して発題した。佐藤氏はヘイトスピーチの現場を録画したビデオを約5分間上映し、1)「戦後70年」と在日コリアン、2)日本における人種主義の現在、3)日本の人種主義の歴史的・現在的文脈、4)21世紀型グローバル資本主義の下で、という4つの点について語った。

その上で佐藤氏は、安全保障関連法案が成立したことで「日本が、戦争ができる国に突入した」と言い、「戦争できる国にするには、まさに社会システム全体が軍事体制に行かなければならない。その時に真っ先に外国人をそういうシステムに入れて監視してそして排除していくのが既に始まっている。だから私たちは、そのことをちゃんと見据えながら今後の課題を考えていきたいと思う」と語った。

キリスト者平和ネット事務局員で日本友和会元書記長の館(だて)正彦氏は、レジュメに「私は、キリスト教信仰に立つ者として、神ならぬ天皇を神とする国家神道の復活は絶対に認められません」と明記。「安倍内閣は戦争準備内閣です」と述べ、▼米国による日本単独占領の歴史、▼第二次安倍内閣を支える集団、▼沖縄の過酷な歴史、▼沖縄県民との和解と共闘への道、について語った。

そして舘氏は、「沖縄出身の牧師から『私は大和の人間は嫌いです』と言われ、緊張させられたことが忘れられません」と語り、「安倍内閣の憲法違反の安保法案が成立しましたが、今、沖縄で展開されている県民挙げてのオール沖縄方式をお手本にして、全国で平和憲法を守る闘いを続けたいと思います」と語った。

4人の発題者によるパネルディスカッションの後には、グループに分かれての話し合いが行われた。その後、ある参加者は、「キリストの平和と憲法9条の平和は断絶しているのではなく、つながっている。われわれキリスト者は、本当にイエス・キリストの十字架の命、キリストの贖(あがな)いに目を向けていかなければいけない」と語り、「ぜひ、キリスト者は目を開いて、耳を開いて、そして教会の中に閉じこもらないで、外へ出て頑張りましょう」と呼び掛けた。

キリスト者平和ネット事務局代表の平良(たいら)愛香氏(日本基督教団牧師)は、本紙に対し、「話し合いの場を求めていた人たちが多かったのではないか。すごく励まされたという人たちがいたのが印象に残った」と感想を述べた。

「戦後70年の今こそ、地上に平和を」 カトリック「正義と平和」全国集会東京大会(2)
3日目に行われたカトリック中央協議会社会司教委員会によるシンポジウムの発題者。左から勝谷太治司教、松浦悟郎司教、菊地功司教。

3日日の23日午前には、一般公開の企画として、第二バチカン公会議最終年に出された「現代世界憲章」の発布以来、カトリック教会がこの50年間訴え続けてきた教会と社会の関わりの姿勢を確認しようと、カトリック中央協議会社会司教委員会のシンポジウムが東京カテドラル大聖堂(文京区)で行われ、500人以上が参加した。

その後、派遣ミサと閉会式が同大聖堂で行われ、日本カトリック正義と平和協議会会長の勝谷太治司教が説教で、「正しく怒りを表明し続けるのが私たちの使命です」などと語った。聖体拝領の後、駐日教皇庁大使のジョセフ・チェノットゥ大司教が、「平和のために祈りましょう。平和と和解のために働きましょう。共に平和と和解の建設者となりましょう」とあいさつした。

そして、大会実行委員長の幸田和生司教が、「フランシスコ教皇は本気で、格差と排除、戦争と暴力のない世界のために働いておられると私は感じている。私たちのそれぞれの働きが、この教皇様の働きとつながっているということを感じたいと思う。そしてこれからも、私たちが勇気を持って、希望を持って、それぞれの場でしっかりと平和の実現のために働いていくことができるよう、聖霊の助けを求める」と閉会の言葉を述べた。最後には、参加者が典礼聖歌408番「行け地のはてまで」を歌い、大会は終了した。

■ 日本カトリック「正義と平和」全国集会2015東京大会:(1)(2)

関連タグ:日本カトリック正義と平和協議会(正平協)平和を実現するキリスト者ネット(キリスト者平和ネット)憲法9条日の丸・君が代安全保障関連法第二バチカン公会議ヘイトスピーチ幼きイエス会(ニコラ・バレ)東京カテドラル関口教会カトリック教会
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