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偶像の神々のブレーキを解く試み(3) 堀越暢治牧師

2014年8月12日11時58分 コラムニスト : 堀越暢治
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関連タグ:堀越暢治創造論
堀越暢治氏+
堀越暢治氏

(4)アンケート調査

そんなわけで、私は神と創造主について、どちらがよく聖書を理解できるかをアンケートしてみました。まだほんのわずかですが、いずれきちんと調査してみたいと思っています。

(ⅰ)調査内容

「神」訳聖書と「創造主」訳聖書の2つの相違を理解するために、2つのテキストを作って協力してもらいました。創世記の1~11章までの「神訳」と「創造主訳」を作り、教会員と未信者または求道者に読んでもらいました。その結果を記します。

(ⅱ)アンケートの答え

① 信者の反応

「神に慣れているので言い換える必要はない」
「リズムが合わないから、良くない」
「三位一体を表すのに創造主だけでは表現できない」

などがありました。

最近教会外で、聖書の「神」が誤訳だという意見がしばしば言われているのに、教会側からの声はほとんど聞かれません。このアンケートで、その理由の一端が分かったような気がします。

② 求道者の反応

「『神』訳については、世間一般の神々のうちの一つというイメージがあり、文全体が『神話』のように感じる。『創造主』訳については、創造主がおられて、すべてのものが創造されたことが納得しやすいと感じた。創造主と被造物の関係が明確になる」

「はじめ、二つを手に取った時、二冊は全く同じだと思っていました。しかし読み始めると、『神』と『創造主』では、文章の受ける感じが違うように思えてきました。いきなり「神は・・・」と言われても、神という言葉の広さにピンと来ないものがありますが、「創造主は・・・」と言うと、それを造った者というように限定できるので、より文章が分かりやすくなります。『神』という言葉の意味の広さに、・・・たとえば神社にも神様がいて、教会にも神様がいて・・・一つに限定できないが、『創造主』と書かれると、神社でも教会でもなく、『何かを造った者』と限定できるので、聖書に詳しくない人でも文章が理解しやすくなると思いました」

「主語が『神』より、『創造主』の方がより具体的で良く分かった」

③ 幼稚園で創造の話を聞いた人

「クリスチャンでない私にも、『神=創造主』と置き換えて読むことは可能ですが、そのことを考えずに読みますと、『神』と書かれた方はキリスト教の神であったり、それ以外の宇宙の神であったり、イメージが明確になりません。しかし、『創造主』と書かれた方は、固有名詞としてとらえることができ、創造主が万物を創造されたと読み取れ、分かりやすかったです」

④ 沖縄の集団改宗のリーダーの声

しばらく前に沖縄で集団改宗のことを調べたくてリーダーの人と会いました。するとそのリーダーは開口一番、「神という名を変えてください。私たちは神を念じて今までの宗教をやってきました。イエス・キリストが分かってキリスト者になったのですが、また神ですよ。これじゃ話にならない。頭の中で置き換えるわけですが、違うのですから名前を変えてください」と言うのです。

(ⅲ)アンケート結果を見ますと

① クリスチャンは頭の中で「神」=「創造主」と置き換えているものですから、「あまり変わりはない」、むしろ「神に慣れているから、わざわざ変えなくていい」という意見がかなりありました。

② しかし、未信者や求道者においてはこの違いをよく感じ取っています。近い将来、神の名の検討がされて、聖書の世界観が明確に伝わるようになることを祈ります。

(5)開拓伝道

私たちは、このアンケートと前後して、一つの小さな集まりを開拓伝道として始めました。

①「神」では混乱が多いので、「創造主(つくりぬし)」と読みかえて教会形成をやろうという志を立て、同意するもの15名で開拓を始めました。私はこの決断をするまでに約20年間いろいろと取り組んできました。私の本の神表現を見てもらうと分かると思います。

② 6年経ちました。
(ⅰ)「神」が良いと元に戻った人、他へ出た人がいます。
(ⅱ)「創造主」でいろいろ理解できたと洗礼を受けた人。
(ⅲ)神より創造主のほうが、信仰生活がクリアーになると転会してきた人などがあって、はじめの2、3年はもめましたが、6年が経つと、大人の会員50人、子ども28人の教会になりました。イベントの時は100名を越えました。
(ⅳ)何よりも、「つくられた者」が「つくりぬし」に従うのは当たり前だし、「つくりぬし」の役に立つことはうれしいことです、とみな元気が良いのです。

(6)もう一つ大切なこと、創造主のご性質

創造主は愛なりと、愛を全面的に出す伝道は混乱を招きます。創造主が愛ならなぜこんなことが・・・ともめるのです。

ですから、創造主のご性質について語る順序が大切だと思います。

① 創造主は「義」です(イザヤ45章21節、59章17節)

創造主のご性質の第一は義から始めるとよいと思います。なぜなら、義なる方は不義を許さないために裁かれます。

② 創造主は「聖」です(イザヤ6章3節)

聖いお方は聖くないものを拒絶します。

③ 創造主は「愛」です(1ヨハネ4章16節)

三番目に愛が出てきて、許せない、受け入れられない者を、愛するがゆえに赦し受け入れるのです。主のご性質の順序を間違うと、主を非難させる危険があります。

神々の偶像ブレーキを解く試み(3) 堀越暢治牧師

私が創造主(つくりぬし)とお呼びするようになった理由

私は子どもの時に母に死なれてから、「いのち」とは何か、いのちの仕組みはどうなっているのかを知りたくていろいろと調べました。

近年、ミクロの世界まで調べられるようになってくると、いのちのしくみのスゴサが分かるようになりました。0・2ミリの1個の受精卵の中に60兆個にのぼる全細胞を組み立てるプログラムが全部入っていて、私が造られていく。

始めは、目や耳のしくみを調べてみてそのスゴサに驚き、「創造主の知恵が私の中に入っている!」と感動しました。そして、さらに調べていくうち、「う~ん! 私の中に、主の知恵が入っているのでなく、私は、主の知恵の塊なのだ! 主のカタチに似せて造られたのだ!」と思うようになりました。

そうしたら、今調べてきたような日本語の神ではこの方は表現できないと思うようになりました。「全知・全能の創造主」とお呼びしようと決めたのです。

美しい大宇宙、自然の営み、人間の体、生命の仕組みを造られた方の知恵と力のスゴサに感動します。日本語の「神」では表現できません。

■ 偶像の神々のブレーキを解く試み: (1)(2)(3)

◇

堀越暢治(ほりこし・のぶじ)

宇都宮大学農業土木科卒業。日本基督神学校卒業。学校法人東京キリスト教学園名誉理事。学校法人グレイス学園めぐみの園理事長。単立・創愛キリスト教会主任牧師。著書に『人体の不思議発見』『大自然の不思議発見』など多数。

■ 外部リンク:「ノアの箱船記念館 設立準備会」ホームページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:堀越暢治創造論
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