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偶像の神々のブレーキを解く試み(1) 堀越暢治牧師

2014年6月19日12時57分 コラムニスト : 堀越暢治
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関連タグ:堀越暢治創造論
堀越暢治氏+
堀越暢治氏

[1]神々の国日本

「日本は神の国だ」としばしば言われています。これを言っている人々からすれば、日本は神の国なのです。ですから、これを頭から否定することなく、また妥協することでもなく、その言っている意味をよく理解する必要があると思います。

この神は、キリスト教が「神」と訳しているお方とは全く違う意味をもっています。ですから、日本語の神について調べてみる必要があります。

日本語の神

 (1)古事記・日本書紀の神

① 古い昔、先ず天ができました。
② 次に地が固まりました。
③ その中から初めに姿を現したものが神となった、と記されています。

従って、日本語の神は、聖書で神と訳されているお方(創造主)とは全く別の存在です。このことをよくよく理解しておく必要があります。

(2)国語辞典の神

辞典の神には、いろいろな区分けが記されています。

① 自然を神としたもの(礼拝の対象)・・・太陽、星、月、山、川、草木など。
② 神・仏に祭られたもの・・・いろいろのものが祭られて拝まれています(キツネなど)。
③ 人間が神になったもの・・・英雄、特別な能力のある人が祭られています。
④ 神様の種類・・・職業別にそれを司っている神々。農業、漁業、商業、交通安全などの神々が存在しています。

日本では、何でも神になります。ところが、これらのものが何でも神になるということを学問的に理論づけているものがあります。それは、西田哲学の「神」の説明です。ほとんどの日本人は、この神概念を受け入れております。次にその一文を記します。

『西田哲学の神』

日本の代表的な哲学者の一人である西田幾太郎氏は『善の研究』の中で神について、次のように言っています。

「神とはこの宇宙の根本を言うのである。上に述べたように、余(私のこと)は神を宇宙の外に超越せる造物主とは見ずして、直ちにこの実在の根底と考えるのである。神と宇宙との関係は、芸術家とその作品との如き関係ではなく、本体と現象との関係である。宇宙は神の所作物ではなく、神の表現(manifestation)である。外は日月星辰の運行より、内は人心の機微に至るまで、ことごとく神の表現でないものはない。我々はこれらの物の根底において、いちいち神の霊光を拝するのである」

「神は宇宙の統一者であり、宇宙は神の表現である。この比較は単に比喩ではなくして、事実である。我々の意識は神の意識の一部であって、その統一は神の統一より来るのである」

西田哲学は、神と宇宙との関係について、芸術家とその作品との関係ではないと否定し、神が姿を現したものが宇宙だと言っています。

つまり、西田哲学の神は汎神論の神です。日本人の神とは汎神論の神ですから、すべてが神の部分であり、すべてが神の霊を宿し、礼拝の対象となるわけです。

[2]日本語の聖書で神と訳されているお方

では次に、聖書で「神」と訳されたお方はどんなお方なのでしょうか。聖書の言葉から、できるだけ分かりやすく説明してみたいと思います。

聖書の神は、唯一の絶対者、万物の創造主です!

「はじめに神が天と地を創造した」(創世記1章1節)

この「神」は、今まで学んできた古事記や日本語の辞書の神とは全く違う存在です。つまり、世界を造ったお方です。

「神が『光よ。あれ。』と仰せられた。すると光ができた」

この言葉を分かりやすくするために記号で表してみました。

神・・・∞(無限大の存在)
光・・・α
その他・・・0(何もない)

偶像の神々のブレーキを解く試み(1) 堀越暢治牧師

こうしてみますと、西田哲学がわざわざ否定した、芸術家と芸術作品との関係が聖書の神と宇宙との関係になります。従って、同じ神の言葉を使っていますが、聖書の神は、西田哲学が否定した芸術家の立場なのです。

では、西田哲学が否定している芸術家と芸術作品との関係について、聖書の言葉を検討してみましょう。

(1)聖書によると

① 世界は創造主につくられたもので、創造主が姿を現したものではなく、全く異質の存在です。
② 創造主なしに世界は存在しませんが、世界なしでも創造主は存在します。
③ 汎神論のように神=宇宙ではなく、神と宇宙とは創造主と造られたものという全く異なった存在です。

この全く違う存在を、今用いられている聖書では全く同じ言葉で翻訳しました。

その理由は、旧約の「エロヒーム」も新約の「セオス」も唯一の方にも偶像にも用いられているので、日本語に訳したら「神」でいいのだということです。

英語などでは、唯一の絶対者は大文字の「God」、それ以外の神々は、「god」または「gods」と小文字を使って区別していますが、日本語の聖書は全く区別がないので混乱してしまっています。

(2)その結果、一般の人が聖書を読むと、何が起こっているのか

汎神論の神と唯一の絶対者が同じ言葉ですから、神という語をめぐって混乱が起こってきています。

「神々」対「神」の混乱が起こります。そして聖書の神は、汎神論の神を否定しないと通じたことになりません。相手の神を否定すると、相手は心を閉ざして反発します。感情的になって話は通じません。(続く)

■ 偶像の神々のブレーキを解く試み: (1)(2)(3)

◇

堀越暢治(ほりこし・のぶじ)

宇都宮大学農業土木科卒業。日本基督神学校卒業。学校法人東京キリスト教学園名誉理事。学校法人グレイス学園めぐみの園理事長。単立・創愛キリスト教会主任牧師。著書に『人体の不思議発見』『大自然の不思議発見』など多数。

■ 外部リンク:「ノアの箱船記念館 設立準備会」ホームページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:堀越暢治創造論
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