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愛による全面受容と心の癒やしへの道

愛による全面受容と心の癒やしへの道(47) 峯野龍弘牧師

2013年12月20日08時30分 コラムニスト : 峯野龍弘
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第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因
Ⅳ. 両親からの抑圧と諸問題
3)父親の権威主義とエリート志向、及び母親の虚栄心と羞恥心の狭間に喘ぐ子供たちの抑圧

③母親の虚栄心と羞恥心

さて、そもそも父親の権威主義やエリート志向がウルトラ良い子たちの純粋な心を強く抑圧したり、大きく傷つけ、歪めてしまっていると同様に、母親の虚栄心や羞恥心がウルトラ良い子たちの人生を大きく抑圧し、傷つけ、損なってしまっていることについて、多くの人々が余り良く気づいてはいない。この点についての気付きの薄さや遅さが、ウルトラ良い子たちの大切な人生を奪い去ってしまう大きな原因となっているのである。

極めて悲しい事ではあるが、今日の多くの世の母親たちが、この虚栄心の虜となってしまっている。父親たちが権威主義やエリート主義に毒されてしまっている以上に、多くの、いやほとんどの母親たちがこの虚栄心の奴隷となってしまっている。

このような母親たちは、常に自分の子供と他者の子供たちとを比較し、自分の子供がいつも他者より優秀な子供、立派な子供であって欲しいと願っている。少なくても平均的な普通の子供より少しでも高い評価を受ける子供であって欲しいのである。

それはあたかも自分が少しでも美しくあるためにより優れた化粧品を使用したり、より美しく見せるために高価な衣服を着飾ったりするのと同様に、自分の子が他者から見てより見栄えのある子供であって欲しいと願望するのである。こうした母親にとっての子育ての原理や方策は、深い人間哲学や教育理論に基づくものではなく、実は極めて浅薄な虚栄心、名誉心、欲心に根ざしたものに過ぎないのである。

このような母親たちは、その子の個性や賜物を引き出し、その子がやがて社会において、その子はその子として喜びに満ち溢れた、充実した生涯を生き抜く事ができるように、また「あくまでもその子にふさわしい固有の人生を、その子なりの尊い使命感を持って生き抜いて行くことができるように、その子の尊い人格形成のために養育者として献身的に仕える」といったような、厳かな子育ての本質を全く理解してはいないのである。

こうした母親たちは、よく次のような言葉をしばしば連発し、口にする。「そんなことをしていたら、みっともない」とか、「そんなあなたを見たら人々が何と言うかしら。お母さんが恥ずかしいじゃないの」というような言葉である。

これらの言葉はまさしく母親の虚栄心を象徴する言葉であり、いや羞恥心を丸出しにした言葉である。

これらの言葉はかの父親の権威主義やエリート志向の根底に支配しているウルトラ良い子たちを抑圧し、また傷つけ、悩ませ、あの恐るべき諸悪の根源である「世俗的価値観」なのである。それゆえ母親の虚栄心と羞恥心こそ、これまた子供たちを抑圧し、傷つけ、心病ませて行く最大要因なのである。(続く)

◇

峯野龍弘(みねの・たつひろ)

1939年横浜市に生れる。日本大学法学部、東京聖書学校卒業後、65年~68年日本基督教団桜ヶ丘教会で牧会、68年淀橋教会に就任、72年より同教会主任牧師をつとめて現在に至る。また、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会および同教会の各地ブランチ教会を司る主管牧師でもある。

この間、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン総裁(現名誉会長)、東京大聖書展実務委員長、日本福音同盟(JEA)理事長等を歴任。現在、日本ケズィック・コンベンション中央委員長、日本プロテスタント宣教150周年実行委員長などの任にある。名誉神学博士(米国アズベリー神学校、韓国トーチ・トリニティー神学大学)。

主な著書に、自伝「愛ひとすじに」(いのちのことば社)、「聖なる生涯を慕い求めて―ケズィックとその精神―」(教文館)、「真のキリスト者への道」(いのちのことば社)など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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