川口一彦
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温故知神—福音は東方世界へ(50)景教小事典⑤川口一彦
天使やサタンに関して唐代の景教徒たちはどのように理解し、伝えていたのか。天使に関しての用語は、「飛仙」と「神天」があり、「飛仙」は一神論の中の一天論第一に2回、同世尊布施論に2回出ます。
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温故知神—福音は東方世界へ(49)景教小事典④ 川口一彦
聖霊(浄風)に関して唐代の景教徒たちはどのように理解し、伝えていたのか。聖霊の用語は、浄風、元風、涼風があり、他にシリア語のRuha(霊)dekudsa(聖)から漢訳し「蘆訶寧倶沙」と書き、尊経に1回出ます。
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温故知神—福音は東方世界へ(48)景教小事典③ 川口一彦
東方景教徒たちのメシア観は、表記としてはキリストの語はなく全てメシアです。なぜなら彼らの出身地がシリアからペルシアで、キリスト表記はギリシャ語やラテン語世界ですので、地理的な相違からイエス・メシアと表記しています。
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温故知神—福音は東方世界へ(47)景教小事典② 川口一彦
景教徒たちは主なる神を「三一」と表記し、聖書の神を三位一体神と告白していました。大秦景教流行中国碑や三威蒙度讃、尊経に三一との表現が出ます。これは古代教会の三一神信仰を受け継いでいたと考えます。
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温故知神—福音は東方世界へ(46)景教小事典 川口一彦
「景教」の用語については、大秦景教流行中国碑(781年建碑)文に出ます。碑文には「景教と称す」とあり、碑文以外に幾つかの経典文書があり、その中の景教と記入されていないものを挙げると次のものです。
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温故知神—福音は東方世界へ(45)シルクロードと日本②:京都に行くなら見るところの一つ 川口一彦
京都府の京都文化博物館で1994年に「大唐長安展」が開催され、3メートルほどの高さの大秦景教流行中国碑の拓本が展示されました。見る人にとっては大変な大きさで驚いたことでしょう。
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温故知神—福音は東方世界へ(44)シルクロードと日本① 川口一彦
日本の文化の源流の多くは江戸時代以前まで、西アジアや東アジアを通して往来したもので、その道はシルクロード(陸路)やシールート(海路)にありました。
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温故知神—福音は東方世界へ(43)日本に景教を紹介した人物たちその5:海音寺潮五郎と陳舜臣 川口一彦
直木賞受賞者の海音寺潮五郎は、非難した評者たちに対して反論し、著作背景を詳細に述べ、景教徒の一部が蒙古族に追われて来日していただろうことを書きました。しかし、著書には詳しい景教の布教状況や聖書の言葉などはありません。
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温故知神—福音は東方世界へ(42)日本に景教を紹介した人物たちその4:司馬遼太郎 川口一彦
司馬遼太郎(1923~1996年、本名は福田定一)は大阪に生まれ、1944年に大阪外国語学校蒙古語科を卒業し、入隊後に倒産した新聞社から産経新聞社に入社。同社の記者時代の1956年に『ペルシャの幻術師』で講談倶楽部賞を受賞。この時から司馬遼太郎の名を使う。
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温故知神—福音は東方世界へ(41)日本に景教を紹介した人物たち・その3 川口一彦
ゴードン(1851~1925年)はエリサベツ・アンナ・ゴードンといい、日本に帰化して耶利沙伯・安那・戈登と日本名を付けました。彼女は高野山奥の院に1901(明治44)年、中国西安にある景教碑よりやや大きな模刻碑を建てました。
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温故知神—福音は東方世界へ(40)日本に景教を紹介した人物たち・その2 川口一彦
佐伯好郎(1871~1965年)は景教博士といわれ、景教研究に生涯を尽くし、多くの書物を著して世に紹介しました。
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温故知神—福音は東方世界へ(39)日本に景教を紹介した人物たち・その1 川口一彦
大河ドラマ「八重の桜」の山本覚馬も読んだ『天道溯原』(基督教証拠論)に「景教碑文」が掲載されていた。山本覚馬は『天道溯原』を読んで感動し、キリスト教に関心を寄せ、新島襄と話し合った有名な言葉を紹介しました。
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温故知神—福音は東方世界へ(38)景教徒のビジネスマン伝道者には殉教者もいた 川口一彦
北京で発見された10世紀ごろの景教徒によるシリア語祈祷書には、殉教者の記事があり、その一文に、殉教した者は景教徒商人・ビジネスマンであったことが記されています。もともと景教徒による伝道は多くのビジネスマンたちによるものでした。
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温故知神—福音は東方世界へ(37)中国福建省泉州の信徒墓碑、中央アジアの信徒墓石 川口一彦
福建省泉州には、元代に活動していたエリカオン(福音)信徒たちの墓石が多数発見され、当地の博物館に保管展示されています。その一つの碑が2008年10月、愛知県瀬戸市の愛知県陶磁資料館で一般展示されました。
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温故知神—福音は東方世界へ(36)中国景教遺跡巡りツアーレポート④ 川口一彦
地上では旅人であり寄留者である私たち信仰者の死後の行先は、天の都であり、栄光に輝く主イエス様が臨在される天に帰国します。過去の信仰者は、地上の闘いを終えて永遠の安息に入りました。中国での景教徒たちも、天の都に帰って行きました。
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温故知神—福音は東方世界へ(35)中国景教遺跡巡りツアーレポート③ 川口一彦
ツアーの一行は、北京から飛行機で内モンゴルの呼和浩特(フホホト)空港に飛び、そこからマイクロバスでシャラムレン博物館と百霊廟(パイリンミャオ)にある博物館へと向かった。
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温故知神—福音は東方世界へ(34)中国景教遺跡巡りツアーレポート② 川口一彦
古都西安は古代の香りを醸し出す都市で、ホテルからの西安城の眺めは壮大でありました。日本人が城と聞いてイメージするのは、城郭と櫓(やぐら)と天守閣かと思いますが、中国の城は幅の広い囲いだけで、万里の長城と同じです。
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温故知神—福音は東方世界へ(33)中国景教遺跡巡りツアーレポート① 川口一彦
私は25年ほど前に大秦景教流行中国碑の拓本に接した時から願ったことが三つありました。一つは景教の多くの遺跡や資料に接すること、二つは景教碑を建てること、三つ目は景教資料館を建てることでした。この実現に向けて各地で景教セミナーをしてきました。
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第6回アジア景教研究国際学術大会レポート 川口一彦
日本と韓国で交互に開催されている「第6回アジア景教研究国際学術大会」が10月27と28の両日、韓国水原市の水原中央長老教会(李敬云牧師)で行われた。
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温故知神—福音は東方世界へ(32)景教と空海⑧再来(再臨)信仰の違い 川口一彦
空海信仰の中にも再来の教えがありますが、どう違うのでしょうか? イエスは金曜日に十字架で殺され、墓に葬られ、大きな石で入り口が封印され、しかし日曜朝に死から復活し、40日間多くの弟子たちに現れ、目に見える姿で雲に包まれて天に帰ったと目撃者や新約聖書は伝えています。
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