Skip to main content
2025年8月30日09時14分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
温故知神—福音は東方世界へ

温故知神—福音は東方世界へ(42)日本に景教を紹介した人物たちその4:司馬遼太郎 川口一彦

2016年3月17日21時00分 コラムニスト : 川口一彦
  • ツイート
印刷
関連タグ:川口一彦

司馬遼太郎(1923~1996年、本名は福田定一)は大阪に生まれ、1944年に大阪外国語学校蒙古語科を卒業し、入隊後に倒産した新聞社から産経新聞社に入社。同社の記者時代の1956年に『ペルシャの幻術師』で講談倶楽部賞を受賞。この時から司馬遼太郎の名を使う。

翌年に『兜率天(とそつてん)の巡礼』を発表。1960年に『梟の城』で直木賞を受賞。翌年に同社を退社して作家生活に入る。1975年に『空海の風景』を中央公論社から出版。

『ペルシャの幻術師』『兜率天の巡礼』『空海の風景』には景教について書かれてあり、『兜率天の巡礼』では兵庫県赤穂市にある大避神社のことが初めて公に書かれ、秦氏のルーツがユダヤ人であり、仏教が日本に入る以前からキリスト教系の部族といわれる秦氏が渡来し、それが弓月君で、彼の神がキリスト教の神・ゴッドで、その神社がダビデ会堂、そこに「いさら井戸」があると書きました。

そのいさら井戸はイスラエル井戸とか、やすらい井戸とかいわれています。そして秦河勝が生まれる以前に古代中国から瀬戸内海を通って赤穂に来、京都で井戸を掘って都を定め、やがて奈良の大和に移住、そこの女性と結ばれて秦河勝が生まれ、そこで聖徳太子に出会ったこと、太秦の三柱鳥居、能面なども書きます。

河勝一行は播磨に戻り、のちに山城の国、今の京都に行き聖徳太子を大和から迎えるなど、それは古代を幻想した歴史的推理小説といえるでしょう。

また景教の始祖こそネストリウスとし、ネストリウスとキュリロスとの異端論争である431年のエペソ会議での神学論争を小説特有の描写で説明します。しかし、司馬遼太郎の死後の翌年1997年にはローマ教皇と東方アッシリア教会の大司教とが相互に謝罪し合い、ネストリウスの立場を回復させたと思います。彼は日本とユダヤ民族が古代でつながっていたという日ユ同祖論も展開しました。

『空海の風景』では、遣唐使として入唐した空海が、唐の都長安(今の西安)にあった景教(景教とはイエスの教えのこと)会堂の大秦寺(大秦とはユダヤのこと)に行き、781年に建った大秦景教流行中国碑を見たことを大胆に書き、これによって空海と景教との関係が知られるようになりました。

空海と景教との関わりについてははっきりした証拠はありませんが、著者が代表する日本景教研究会の機関誌において発表されたところを紹介しますなら、空海の中国でのサンスクリット(梵語)語の先生の般若三蔵と景教碑の撰述者の牧師の景浄とが知り合いであったことは事実で、また空海の書物の中には聖書に似た言葉もあり、真言密教の儀式にはキリスト教に似たものもうかがえます。しかし、彼の小説の史実性を問えば謎といえるでしょう。

写真は高野山奥の院に立つ司馬遼太郎記念碑。サインも彫られた大きな碑である(筆者が撮影)。

温故知神—福音は東方世界へ(42)日本に景教を紹介した人物たちその4:司馬遼太郎

京都太秦に建つ三柱鳥居といさら井戸(拓本と著者)

温故知神—福音は東方世界へ(42)日本に景教を紹介した人物たちその4:司馬遼太郎

※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
『司馬遼太郎全集』(文芸春秋社)

<<前回へ     次回へ>>

◇

川口一彦

川口一彦

(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市生まれ。愛知福音キリスト教会宣教牧師、基督教教育学博士。聖書宣教、仏教とキリスト教の違い、景教に関するセミナーなどを開催。日本景教研究会(2009年設立)代表、国際景教研究会・日本代表を務める。季刊誌「景教」を発行、国際景教学術大会を毎年開催している。2014年11月3日には、大秦景教流行中国碑を教会前に建設。最近は、聖句書展や拓本展も開催している。

著書に 『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年)、『仏教からクリスチャンへ―新装改訂版―』『一から始める筆ペン練習帳』(共にイーグレープ発行)、『漢字と聖書と福音』『景教のたどった道』(韓国語版)ほかがある。

【川口一彦・連絡先】
電話:090・3955・7955 メール:[email protected]

フェイスブック「川口一彦」で聖句絵を投稿中。また、フェイスブック「景教の研究・川口」でも情報を発信している。

■ 【川口一彦著書】(Amazon)
■ 【川口一彦著書】(イーグレープ)

■ HP:景教(東周りのキリスト教)
■ フェイスブック「川口一彦」
■ フェイスブック「景教の研究・川口」

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:川口一彦
  • ツイート

関連記事

  • 三位一体の神様(2)オーガニック・セオロジー 山崎純二

  • 死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(59)正しい子育て 米田武義

  • 福音の回復(5)恐るべき被害の実態 三谷和司

  • 人に言えない悩みをどう解決するか? 菅野直基

  • 闇から光へ~的外れからの解放~(2)佐伯玲子

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • イエス様と共に働く 菅野直基

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • ウクライナ、米大衆伝道者フランクリン・グラハム氏に勲章授与 人道支援を評価

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(8月30日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(4)

  • ワールドミッションレポート(8月29日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(3)

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.