論説・コラム
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福音の回復(75)神は悔やむのか?―人は「良き者」、それとも「堕落した者」かを問う―後編 三谷和司
聖書は軒並み、創世記6:6、7にある2つの「ナーハム」を「悔やむ」という意味に訳してきた。しかし、神の「ナーハム」には、人に対する激しい「あわれみ」の思いしかなく、別の言い方をすれば、人に「平安」を与えようとする思いしかなかった。
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福音の回復(75)神は悔やむのか?―人は「良き者」、それとも「堕落した者」かを問う―前編 三谷和司
「創世記6:6、7」の訳は本当に正しいのかという疑義が生じる。仮に正しいとなれば、どうしてそのようなことを言われたのかという疑義が生じる。そこで今回のコラムは、「創世記6:6、7」の意味を検証してみたい。
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なにゆえキリストの道なのか(173)天国は本当にあるのか 正木弥
天国は本当にあります。天国は、他宗教でも名前が違うことはあっても、あると主張されていますが、新約聖書では「天の御国」とか「神の国」とかの名前でたくさん記述されています。
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主は生きておられる(84)願う以上の恵み 平林けい子
イエス様、これを助けてください。あれを助けてください。このように思います。あのように思います。イエス様に、お願いばかり。そのたびに、イエス様は願うところ、思うところを越えて、豊かに答えてくださる。
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主の山に備えあり 穂森幸一(120)
鹿児島に「妙円寺詣り」という行事があります。関ヶ原の戦いで敵陣に囲まれ、追い詰められた状況の中で突破したことを忘れないように体を鍛え、健脚を保つために隣町の伊集院町まで20キロの山道をおにぎりと水筒だけを持って歩いていくという行事です。
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三浦文学の魅力と底力(6)三浦綾子記念文学館の完成 込堂一博
三浦夫妻の旧宅解体式を機に、「旭川に三浦綾子記念文学館を」をという機運が一気に沸き起こってきました。その頃、パーキンソン病の症状が悪化する綾子さんを、夫の光世さんは忍耐深く日々介護されていました。
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日本宣教論(80)家族の共同体 後藤牧人
日本の家族は、米国社会の家族よりもずっと強い絆を持っている。もちろん、そう言い切るのは容易なことではない。2つの社会の家族の内情などというものについては、一般論しか言えないのであって、それは当たり前のことである。
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百人一読シーズン2―偉人と聖書の出会いから―(8)速水優 篠原元
今日は、ある親子の話(実話)からスタートします。あるところに、お母さんと息子がいました。ある時、お母さんが再婚することになりました。しかし、再婚相手となる男性は連れ子の存在を許してくれなかったそうです。
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子育てパパのキリスト教ひとり言(10)変わらないもの
いつ頃からだろう。最近、「価値観」という言葉をよく聞く。「価値観の違いで離婚した」とか、「価値観が違うから、あの人とは相いれない」とか。価値観という言葉を使えば何でも許されるのか。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(61)「栄える」と「衰える」 浜島敏
ヨハネ3:30の「あの方は栄え(大きくなり)、わたしは衰え(小さくなる)ねばならない」の翻訳は簡単ではありません。「あの人はでっかくなり、私はちっちゃくなる」という肉体的な意味になってしまい、霊的な意味にはなりません。
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はっつぁんとかおる姫(3)自然の決まり 星野ひかり
朝起きると、すぐに三角巾で頭を縛りました。戸棚からホールコーンを取り出して、ミキサーにかけます。ミルクを少しずつ注いでは、ミキサーを動かしました。お鍋いっぱいに仕上がると、カップ付きの大きな水筒に流し込みました。
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牧師の小窓(144)癒やしと恵みを求める祈り 福江等
これからしばらくの間、このコラムでさまざまな状況の中における祈りの言葉を記載してみたいと思います。これらを参考にして、私たちの祈りの生活がさらに豊かになれば幸いです。
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なにゆえキリストの道なのか(172)天国は信じる者の心の中にある? 正木弥
天国といっても、人の心の中だけで心理的に存在するものにすぎないではないか、という質問ですね。それなら、「そうではありません」と答えましょう。ご質問は、ルカ福音書17章20、21節から発しているかと思います。
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問題を突き抜ける 佐々木満男
このところ私用でマレーシアに何度か飛んだ。某航空会社の激安往復夜行便に乗った。なんと、時にはJALの10分の1の値段で行ける。激安料金を売り物にしているため、中古機ばかりで、故障、事故、墜落もまれではないようだ。
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主は生きておられる(83)感謝の山 平林けい子
気を付けて乗ってください。ありがとうございます。ゆっくり降りてください。ありがとうございます。重いでしょう、持ちましょう。ありがとうございます。車に気を付けてください。ありがとうございます。出掛けたら、こんなに感謝することばかり。
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温故知神―福音は東方世界へ(112)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本57 川口一彦
寧恕はシリア語からハナンイシューで、774年に東方景教徒の総主教に就任。778年に召天。ハナンイシューは慈しみ深いの意味。彼が世を去って3年後の781年に景教碑が建てられたので、彼は碑を見ていません。
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コヘレト書を読む(12)「王」―平和の君― 臼田宣弘
教会暦では、12月2日からアドベントに入りました。信仰上とても大切な季節であることは言うまでもありませんが、街にイルミネーションがともされるなど、気持ちの上でもワクワクする季節に、今年もまたなったのだなあと思わされます。
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ヘボンと日本語訳聖書誕生の物語(17)新約聖書の日本語訳完成す
1872(明治5)年。山手町39番地のヘボン家の診察室に東京と横浜在住の宣教師たちが集まり会議を開いた。主な案件は、「聖書翻訳の合同作業の結成」「教派によらない日本基督公会の主旨徹底」「日本人宣教師の養成」などであった。
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京大式・聖書ギリシャ語入門(5)直説法・能動態・現在の動詞の活用
動詞では、エイミ(εἰμί)という動詞と、メノー(μένω)という動詞を主に学びましたが、この2つの動詞の活用を覚えてしまいましょう。メノーと同じ活用をする動詞は多いのに対し、エイミの方は変則的な活用です。
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子育てパパのキリスト教ひとり言(9)自分を捨てること
聖書はこう語っている。「それから、イエスは弟子たちに言われた。『だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい」(マタイ16:24)。
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