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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(171)サタン(悪魔)の支配の中で 広田信也

2023年4月22日13時50分 コラムニスト : 広田信也
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関連タグ:広田信也

ヘブル語のサタン(悪魔)は、「敵対者」「妨げる者」「誹謗する者」「訴える者」を意味していますが、実際に私たちの生活にどのような悪影響を及ぼしているのか、考えてみたいと思います。

悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。(エペソ人への手紙6章11、12節)

サタンは神様の栄光を阻むため、私たちが神様の支配から迷い出るように誘惑します。私たちの人生にはさまざまな戦いがありますが、その多くは、背後に存在するサタンと諸々の悪霊に対するものなのです。聖書は、私たちが神の武具を身に着けるように勧めています。

世界中の富はサタンの支配下にある

サタン(悪魔)は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華を見せて、言った。「もしひれ伏して私を拝むなら、これを全部あなたに差し上げましょう。」(マタイの福音書4章8、9節)

イエス・キリストは、公生涯の最初にサタンの誘惑を受けました。サタンは、イエスから救い主としての役割を奪うため、高い山から世界中の栄華を見せました。

世界に満ちるあらゆる富が眼下に広がっていました。そこでサタンは、「もしひれ伏して私を拝むなら、これを全部あなたに差し上げましょう」と迫ったのでした。サタンは、確かに世界中の富を自分の支配下にしていたのです。

イエスは、この悪魔の誘いを一蹴し、その後、全人類の罪を背負い、十字架で悲惨な最期を迎えることになりました。彼は父なる神様の御心に従い、弱さを抱える人々に寄り添い、全ての人の苦しみを一身に背負う道を選んだのです。

もし、彼がサタンの誘惑に屈していたなら、彼は世界一の資産家となり、慈善事業家として称賛を得たかもしれません。ただ、そうであったとしても、彼はもはやキリスト(救い主)としての役割を担えず、結果として私たちは、自分の罪を知ることも、神様の愛を知ることも、救いを得ることもなかったのでしょう。

民主主義の行き詰まり

人間の自由を守るための民主主義ですが、現代社会では富の集中と格差が著しく進み、自由が損なわれるようになりました。世界の資産家上位26人の資産合計は、世界人口(72億人)の下位50%(36億人)の合計より多く、米国では、上位3人の資産合計が下位50%の合計より多いそうです。

一部の資産家は、資産を動かすだけで莫大(ばくだい)な収入を得ますが、大半の労働者は、勤労を重ねても資産が増えません。資産家は、災害や紛争、感染症の拡大など、あらゆる混乱を通しても富を増やしますが、一般の民衆は貧しくなるばかりです。

資産家たちはグローバル化を推し進め、それぞれの地域や共同体で培われた伝統、文化の継承が難しくなりました。日本の多くの共同体も壊されてしまいました。彼らの資産は大国を動かすほどになったため、国家でさえ国民の生活を守ることが難しくなっています。

民主主義を掲げた世界は、富の支配の中で、もはや本来の目的である自由を守れなくなったように思います。私たちはその現実を認識し、背後にあるサタンの策略に立ち向かう備えをしたいものです。

サタン(悪魔)の支配に立ち向かう神の武具

全ての人は罪人ですから、資産家たちだけが罪を犯しているわけではありません。彼らと同じ罪を多くの人が犯し、富の支配を受け入れてしまっているのです。富を愛することは、神様に敵対することです。

金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。(テモテへの手紙第一6章10節)

だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。(マタイの福音書6章24節)

私たちの生きている社会は、サタンの支配する富に仕える暗闇の世界です。罪深い人間は、サタンの支配、策略に対抗する力を備えていないため、どのようにしてもこの暗闇の世界から抜け出ることはできません。

私たちは一切の画策を放棄し、サタンに立ち向かうため、神の武具を身に着けることを選びたいものです。聖霊の助けを得て、神様の下さる完全な武具を備えるなら、私たちは必ずサタン(悪魔)に勝利することができます。なぜなら、私たちの主イエス・キリストは、すでにサタン(悪魔)に勝利された方だからです。

では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。(エペソ人への手紙6章14~17節)

あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。(ヨハネの福音書16章33節)

私たちは、霊の戦いを最期まで戦い抜き、神様の勝利を体験する人生を送りたいものです。

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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