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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(168)神様に信頼して「傾聴」の働きを進めよう 広田信也

2023年3月11日11時27分 コラムニスト : 広田信也
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関連タグ:広田信也

一般社団法人「善き隣人バンク」の「傾聴」の働きが、社会に小さな共感の連鎖を起こし始めています。人の話を聴くことの大切さを知る人は大勢いますが、「隣人愛」をもって実行する人だけが味わえる、温かい心の充足が、祝福をお届けする宣教の力を生み出しているように思います。

日本人に寄り添う福音宣教の扉(168)神様に信頼して「傾聴」の働きを進めよう 広田信也

傾聴スタッフを支えるため、クラウドファンディングを実施しています。残り1カ月ほどですが、ゴールはまだ見えません。目標に達しない限り、支援金を受け取れない仕組みです。皆様の応援、ご支援を何卒よろしくお願いします。

今回は、「隣人愛」を携え、善き隣人として「傾聴」に向かう姿勢を、神様がどのように備えてくださるのか、聖書からひもといてみたいと思います。

キリストに倣うことはできない

わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。(ヨハネの福音書13章34節)

イエス・キリストは神様のひとり子ですが、私たちを愛する故に、天の位を捨て、弱さをまとって人となり、全人類の罪の身代わりとして十字架にかかりました。天地を創られた神様の「愛」が、この方を通して表されました。

その方が、「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」と言われています。果たしてそんなことが罪深い人間にできるのでしょうか。

「頑張って、努力を重ねれば、いつかは・・・」あるいは「将来の目標とし、継続すれば・・・」など、人間的には、さまざまな解説ができるでしょう。しかし、人の頑張りや努力で神の「愛」を実現できるとは、到底思えません。

さらに、聖書の言葉のどこにも「いつかは・・・」とか「将来の目標は・・・」とは書かれていません。むしろ、完全な形で、今(直ちに)、神様の本質である「隣人愛」を実行するように勧めているように思います。

だから、あなたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい。(マタイの福音書5章48節)

聖書は、神様の完全性と同じレベルを、今(直ちに)求めています。だとすれば私たちは、全ての人間的な努力や頑張りを諦めなければなりません。神様は私たちに対し、イエス・キリストに倣うようにとは、決して勧めていないのです。

思いや主張を追いやり、「傾聴」に徹する

善き隣人バンクの活動の原則を示す基本綱領には、このように書かれています。

一、無条件の肯定的関心を持ち、真摯(しんし)に傾聴に徹すること
一、ありのままを受容し、否定や批判を慎むこと
一、相手の立場で話を聴き、現状に寄り添うこと
一、背後にある家族等に、十分な配慮を行うこと

「隣人愛」をもってこれらのことを実行に移すため、私たちが最初に行うべきことは、自らの思いや主張を完全に脇に追いやり、相手の話に心を集中させることです。

しかし、このことにおいても、私たちは失敗を重ねてしまいます。いつの間にか自分のことを語りだし、「傾聴」の姿勢は崩れてしまうものです。私たちは、「隣人愛」を示すための入り口で失敗してしまうのです。

自分を押し殺すことはできないが・・・

私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られたのです。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、いのちにあって新しい歩みをするためです。(ローマ人への手紙6章4節)

罪深い私たちには、自分の思いや主張を完全に追いやって「隣人愛」を表すことなど到底できません。しかし、私たちがイエス・キリストを信じたとき、私たちのうちでは大きな変化が起こっていると聖書は告げています。

聖霊が信じる人のうちに住み、その人はキリストと共に十字架で死にあずかり、共に葬られ、共によみがえり、復活のイエス・キリストのいのちにあずかる新しい歩みが始まっているというのです。

このことは、私たちが意識しなくても、また理解できなくても、実際に起こっているのです。私たちにとって、自分の自我を押し殺すことは、どんな手を尽くしても難しいのですが、信仰によって、聖霊は私たちのうちに住み、自我は磔殺(たくさつ)され、キリストが完全なからだでよみがえったように、復活のいのちにあずかる働きが始まるのです。

内住のイエス・キリストに全てを明け渡すとき

ですから私たちは、人間的な努力や頑張りでイエス・キリストに倣う歩みを一切放棄し、ただ、私たちのうちに住んでおられるイエス・キリスト(聖霊)に全てを明け渡すことを選びたいものです。

そのときこそ、それまで願っても得られなかった神様の奇跡が私たちのうちで実現します。私たちの思いや主張を完全に追いやって「傾聴」の姿勢が与えられ、「隣人愛」をもって寄り添う歩みが始まるのです。

私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が肉にあって生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。(ガラテヤ人への手紙2章20節)

これら全てのことを、神様が責任を持って実行してくださいます。神様ご自身が、弱さの中で孤独を抱える人々に「隣人愛」をもって寄り添い、「傾聴」に徹してくださるのです。

神様の祝福は、寄り添われる人だけでなく、寄り添う人々の中にも、あふれるばかりに注がれていくことでしょう。

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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