Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(164)弱さのただ中にある神様の恵み 広田信也

2023年1月14日10時42分 コラムニスト : 広田信也
  • ツイート
印刷
関連タグ:広田信也

継続的な傾聴を行う「善き隣人バンク」の働きが拡大し、多くの方から、さまざまなお話を聴かせていただけるようになりました。お話の内容はさまざまですが、私と同じ世代の男性たちの中には、リタイア後に生きがいを見いだせず、苦しんでいる方がおられます。

リタイア後の人生を楽しめない

長年、企業などで忙しく働き、リタイア後には、自由で快適なセカンドライフを送ろうと楽しみにしていた方が、退職後、思ったように人生を楽しめず、うつ状態に陥ることがあるようです。

健康に問題はなく、趣味もそれなりにあり、人間関係が壊れているわけではないのですが、何をしても充実感がなく、楽しい毎日を送れないらしく、本人にも原因が分からないのが一層大きなストレスになるようです。

課題解決型の人生

私たちが経験する働きのほとんどは、モノやサービスを通し、この世の課題を解決することを目的にしますので、その中で働く人は、常に課題に向き合い、対策を検討し続ける人生を送ることになります。いわゆる課題解決型の人生です。

対策が功を奏し、実際に優れたモノやサービスを提供できると、達成感が得られ、経済的にも恵まれますが、新たな課題は常に生まれてきますので、ずっと課題に向き合い続けることになります。

このような課題に向き合う習慣が身に付くと、リタイア後の人生においても、社会、家族、友人関係の中に新たな課題を見いだすようになると思います。

もちろん、それらの課題を解決するために新たな活動を起こし、活発なセカンドライフを送る人もいるでしょう。しかし多くの場合、現役時代とは土俵が違いますので、以前のような働きは難しく、課題ばかりを見つめて滅入ってしまうような気がします。

課題の渦中で充実感を得る

課題を見いだして向き合うとは、ある面、現実を否定することにもなりますので、課題をうまく処理できないと、自分の置かれた現実を受け入れられないつらい状況も起こり得ます。課題に立ち向かい、新たな活動を始めることを勧める声をよく耳にしますが、年齢とともに体力は衰え、活動的な働きは難しくなるものです。

最も大切なことは、置かれた環境や活動の有無とは関係なく、弱さを抱え、課題の山積する渦中にあっても、充実した人生が送れる秘訣を得ることだと思います。

弱さの中に完全な解決がある

この世界で、社会に最も良い影響を与えた方は、イエス・キリストだといわれています。彼は、わずか33年ほどの人生を通し、それ以降2千年にわたり、世界中の人々にあふれるばかりの祝福を届けてきました。

彼の人生における最も大きな成果は、混乱した世界の課題を一身に受け、彼自身が十字架にかかって死ぬことを通し、神様の愛を示したことでした。彼はその目的を達成し、十字架の上で息を引き取るとき、「完了した」と言われました。彼が「死」の弱さを担われた故に、神様の愛は世界中に届けられることになったのです。

イエスは酸いぶどう酒を受けると、「完了した」と言われた。そして、頭を垂れて霊をお渡しになった。(ヨハネの福音書19章30節)

また、パウロは生涯の最後をローマの監獄で過ごしましたが、不自由な捕らわれの身でありながら書いた獄中書簡(ピリピ人への手紙、コロサイ人への手紙、ピレモンへの手紙、エペソ人への手紙)は、多くの人を励ましてきました。

何より、獄中のパウロを監視していたローマ兵たちが、パウロの弱さを通し、偉大な神様を信じていったとも伝えられています。

私たちが、この世の課題の渦中で弱さを覚えるとき、現実を否定したり、活動のできない自分を憂えたりするのではなく、そんな時こそ、私たちの内におられる神様(聖霊)に心を向け、神様の御業を期待したいものです。神様は、私たちの弱さを通し、人の思いをはるかに超えた完全な解決を、恵みによって備えてくださるでしょう。

しかし主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」と言われました。ですから私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。(コリント人への手紙第二12章9節)

<<前回へ     次回へ>>

◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:広田信也
  • ツイート

関連記事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(163)利権に絡む専門家のうそに惑わされるな 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(162)拡大する効果的な宣教の仕組み 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(161)ザアカイのスピリチュアルペイン 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(160)コロナ禍をデータで読み解く 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(159)進化論と創造論は比較検討できるのか 広田信也

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.