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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(163)利権に絡む専門家のうそに惑わされるな 広田信也

2022年12月31日08時36分 コラムニスト : 広田信也
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関連タグ:広田信也

長年、何かの働きに深く関わると、その分野の専門家らしくなるものですが、私自身も前職において、狭い技術分野でしたが専門家らしくなっていたと思います。大企業に勤めていましたので、利権にもつながっていたことになります。

それではうそをついていたかというと、残念なことですが、振り返ると数多くのうそを発信したように思います。当時は自分なりに言い訳をしていたため、自覚はありませんでしたが、事実と異なる内容を伝え、混乱を招いたこともありました。

うその情報に覆われる社会

もっともなうそがつける専門家になると、同じ分野の他人のうそは比較的容易に判別がつきます。私の専門分野でも、メディアの情報の中にかなりのうそが含まれていました。ただ、うそが流れる背景も理解できましたので、気にすることはありませんでした。

おそらく全ての利権に絡む分野では同じような状況ですので、社会は専門家のうそで覆われていることになります。そうなると、専門家ではない一般の人は、正しい判断ができなくなり、大きな利権に絡む一部の人に操られる危険が生まれてきます。

なぜ専門家はうそをつくのか

それでは、なぜ専門家はうそをつくのかというと、本当のことを伝えても分かってもらえないというのが第一の理由です。例えば、ある分野でAとBの選択を迫られた場合、専門家は一言では答えられないのが普通です。さまざまな状況でAとBの優劣が変わること、あるいは、他にCやDの選択があること、説明できない不明なこと、背景には複雑な事情があるものです。

ところが一般の人は、そのような背景を聞かされても理解ができません。曖昧なことを伝えると、専門家としての信頼を失いかねませんので、明快に伝えようとしてある程度のうそが入ってしまいます。

第二の理由は、本当のことを伝えると自分の立場を守れない場合です。専門家がAの選択をしても、所属する会社などの都合でBを選ばなければならないことは頻繁に起こります。所属する共同体の立場を守ってこそ、自分の立場が保障されるのですから、社内外を問わず、自分を偽り、Bを選択することが多くなります。

うそを見破ることはできるか?

利権に絡むメディアは、専門家のコメントを巧みに利用しますので、メディアの情報に支配される日本社会では、専門家のうそを見破るのはさらに難しくなります。私は退職後、テレビや新聞を見なくなり、以前よりメディアを通して流れる専門家のうそから解放されました。これまでに気付いたうその一部をご紹介します。

最近の例としては、コロナウイルスの被害状況を示す情報が挙げられます。厚生労働省をはじめ、多くの専門家が、メディアを通し、命の危険が迫っているようなうその情報発信を続けたため、すっかり恐怖心がまん延してしまいました。最近、これらに気付いている人はかなり多くなったと思います。

コロナ禍で行われた2年前の米国大統領選挙では、多くの不正疑惑が生じ、さまざまな訴えが司法の場に挙げられ、ケンタッキー州が連邦政府を訴えるようなことまで起こりました。言論の自由が保障されるはずの国なので、司法の場で事実が明らかになると期待したのですが、全ての裁判所が訴えを棄却し、メディアも無視を続けました。

もちろん、日本のメディアも米国のメディアに追従していますから、米国の崩壊ともいえるこのような出来事にも、日本では全く気付いていない人が多いように思います。

ロシアとウクライナの紛争にしても、ロシアが一方的に攻め込んだような報道ばかりが続いていますが、そもそも日本は、欧米と足並みをそろえ、ロシアに経済制裁まで科している立場にありますから、ロシアを一方的に悪者にする歪んだ情報ばかりが流れてきます。日本の中でロシアの立場を理解するのは難しくなっています。

内燃機関はなくならない

環境に関わる分野では、多くの専門家がカーボンニュートラルを求める時代になりましたが、そもそも脱炭素社会の利権に絡んだ極端な情報が多く、最近になって内燃機関はなくならないといった本音が聞けるようになりました。

私はディーゼルエンジンの開発に携わってきましたが、その業務の目的は、CO2による地球温暖化を回避するため、燃費の良い(CO2排出量の少ない)ディーゼルエンジンを普及させるというのが大義名分でした。欧州メーカーの地球温暖化対策の急先鋒はディーゼルエンジンだったはずです。

ところが、本当に地球温暖化が進んでいるのか、CO2は影響しているのかといったそもそもの目的に関わることついては、ほとんど調査したことがなく、拡大するディーゼル車市場の利権につながっていただけというのが本当のところでした。

欧州メーカーは、ディーゼル車両を米国に普及させ、利権の拡大を狙っていたわけですが、最大の課題である排気ガス低減の技術開発がうまく進まず、不正ソフトを乱用しながら拡販してきた経緯があったようです。

当時の技術レベルでは、排気規制の厳しい米国への進出は困難でしたが、うそをついて強引に拡販を進めたため、引くに引けなくなり、VWの不正ソフト問題を意図的に発覚させ、ディーゼル車から電気自動車に一斉に舵を切る大胆な道を選び取ったのでしょう。もちろん、中国市場という大きな利権が拡大してきたことが引き金になったのは確かです。

このような経緯で選ばれた電気自動車ですから、脱炭素の目標は名目だけで、確かな裏付けがあるわけではありません。電池寿命に課題があり、インフラも少なく、充電に時間のかかる電気自動車が、次世代を担えるはずがないように思います。

信仰によって自由になろう

利権に絡むうその情報は社会に混乱を生み、私たちの生活を不自由にします。しかし、私たちの主イエス・キリストは、神の独り子でありながら、持っておられる全てを捨て、私たちのために十字架にかかり、命までもささげられました。

私たちは彼を信頼し、利権を奪い合う、うそに覆われた現代社会においても真の自由を得て、勝利の人生を送りたいものです。

あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。(ヨハネの福音書8章32節)

わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。(ヨハネの福音書14章6節)

2023年が良い年になることを心よりお祈り申し上げます。

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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