Skip to main content
2025年11月9日23時51分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
  3. 教団・教会

日本のカトリック教会が「性虐待被害者のための祈りと償いの日」

2021年3月5日20時13分
  • ツイート
印刷
関連タグ:カトリック教会性暴力・性虐待菊地功髙見三明
教会+
※ 写真はイメージです。(写真:pixel2013)

日本のカトリック教会は5日、「性虐待被害者のための祈りと償いの日」を迎えた。カトリック教会の聖職者による性虐待が世界各地で報告される中、ローマ教皇フランシスコが5年前に全世界の司教団に設置を指示。日本では四旬節第2金曜日とされ、今年は3月5日が該当する。

日本のカトリック中央協議会に設置された「子どもと女性の権利擁護のためのデスク」は、この日のために約5分半の動画「祈りのひと時をともに」を作成。動画では「ミサや行事に参加し、被害者の痛み・苦しみに寄り添い、祈りと償いのうちに過ごしましょう」と呼び掛けている。

また、動画の中で示される「私たちにできること」では、四旬節の期間に合わせ、祈りや断食などの犠牲の行いのひと時を持つよう推奨。その上で、トラウマなど性虐待が被害者の心身に及ぼすさまざまな影響について調べたり、教会生活における力関係・支配関係に目を向けたりすることを勧め、「弱い立場に追いやられている人はいませんか。その人の痛み、苦しみ、傷つきに心を寄せ、自分のふるまいについても見直す時を持ちましょう」と呼び掛けている。

東京大司教区の菊地功大司教は、教区のホームページに掲載した文章で、聖職者による性虐待またその隠蔽は「日本の教会も例外ではありません」と指摘。「無関心や隠蔽という教会の罪を認めるとともに、被害を受けられた方々に心からお詫び申し上げます。同じようなことが繰り返されないように、信仰における決意を新たにし、愛のうちに祈り、行動したいと思います」とつづっている。

日本カトリック司教協議会は昨年4月、国内で発生した聖職者による性虐待の調査結果を発表。それによると、被害の訴えは確認できただけでも16件あった。被害の発生は1950年代から2010年代までと幅広く、被害者の当時の年齢は、6歳未満が1件、6〜12歳が5件、13〜17歳が6件、不明が4件だった。加害聖職者は、教区司祭が7件(日本人)、修道会・宣教会司祭が8件(外国籍7件、日本人1件)、不明1件(外国籍)。このうち加害を認めているのは4件のみで、否認は5件、7件は認否不明だった。また、否認の場合でも、第三者委員会による調査が行われたのは1件、教会裁判が行われたのは1件のみだったとされる(関連記事:日本のカトリック聖職者による児童性的虐待、訴えは16件 司教協議会が調査結果を発表)。

こうした中、昨年7月には国内の被害者らによる「神父による性虐待を許さない会」が発足。発足時に行われた集会では、被害者の男女3人がそれぞれの体験を語るなどした。集会は2年前に国内で初めて被害を実名告発した竹中勝美さんらが中心となって開かれ、竹中さんは被害者であるにもかかわらず、調査結果が直接報告されることなど一切なかったとし、カトリック教会側の不誠実さを訴えていた(関連記事:カトリック神父の性虐待被害者3人が体験語る 「悲しみと怒りで全身が震えた」)。

さらに昨年9月には、約40年前に仙台司教区の男性司祭から性被害を受けたとして、仙台市在住の鈴木ハルミさんが司祭と教区などを相手取り、国内初となる訴訟を提起。同年12月には、長崎大司教区の男性司祭から性被害を受けたと訴えている女性信者が、日本カトリック司教協議会の会長でもある同教区の髙見三明大司教の発言により2次被害を受けたとして、損害賠償を求める訴訟を起こすなどしている。

東京大司教区のホームページには、「子どもと女性の権利擁護のためのデスク」が作成した「性虐待被害者のための祈りと償いの日」の共同祈願例文と、教皇庁児童を守るための委員会が作成した「性的虐待被害者のための祈り」(新潟教区訳)も掲載されている。共同祈願例文では、▽被害者の痛みに寄り添い共に癒やしの道を歩めるよう、▽加害者が過ちを認め謝罪できるよう、▽聖職者が本来の使命を全うできるよう、▽弱者を守り福音を告げる使命を全うできるよう求める祈りが示されている。

関連タグ:カトリック教会性暴力・性虐待菊地功髙見三明
  • ツイート

関連記事

  • 「真実をねじ曲げられていると感じた」 神父から性暴力、被害者女性が訴訟の経緯語る

  • 「聖職者による性被害の法的責任を正面から提起」 聖路加チャプレン訴訟第1回口頭弁論

  • 国内キリスト教界の性暴力・性虐待被害者のための裁判応援基金設立

  • 宗教者による性虐待・性暴力被害のトラウマの深刻さ 精神科医の白川美也子さんが講演

  • バチカン、マカリック元枢機卿の性虐待報告書発表 歴代教皇の対応も詳述

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • ローマ教皇レオ14世に聖書協会共同訳のミニチュアバイブルなど献呈

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • ワールドミッションレポート(11月9日):ブラジル 世界最大のカトリック国で起きている劇的な地殻変動(2)

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 都合の悪いお言葉(その2) マルコ福音書10章1~12節

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • ひと足ひと足、主にすがりて 菅野直基

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(251)聖書と考える「良いこと悪いこと」

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.