『世界一ゆるい聖書教室』 フォロワー10万人超の人気ツイッターから生まれたシリーズ第2弾

2020年1月7日06時04分 印刷
+『世界一ゆるい聖書教室』 フォロワー10万人超の人気ツイッターから生まれた「せかゆる」シリーズ第2弾
MARO、LEON著『上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室』(講談社、2019年11月)

フォロワー(読者)10万人超えの人気ツイッター「上馬キリスト教会」(@kamiumach)の「中の人」2人(MARO・LEON)による『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』に次ぐ、シリーズ第2弾『上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室』がこのほど出版された。

聖書の世界を面白おかしく紹介する『聖書入門』は、昨年11月に出版されて以来、この1年で累計発行部数が2万部を超える人気書籍。『聖書教室』も、その「ゆるさ」は変わることなく、聖書の世界を楽しく、一方で『聖書入門』とは少し違った角度から紹介する。

「世界一ゆるい(せかゆる)」シリーズの目的は、何よりも「キリスト教に親しんでもらう」こと。著者の2人は、神父や牧師、神学者でもなく、上馬キリスト教会(東京都世田谷区)に通う普通の信徒だ。「はじめに」でも、本書は「『人々を信仰に導く』なんて大それた本ではありません」とし、「本当に気軽に読んじゃってください」とつづっている。

一方、『聖書教室』が『聖書入門』と大きく違うのは、人物に焦点を当てた構成になっていること。第2部「聖書いろいろナンバーワン」では、聖書の中で最も「ズルイ人」や「マッチョな人」「美人」を紹介。第4部「預言者列伝」では、「耳の痛い預言者」(アモス)、「浮気された預言者」(ホセア)などのように、旧約聖書に登場する預言者をそれぞれの特徴を押さえながら分かりやすく紹介している。また第5部「ある日の『聖人日記』」では、アダムやモーセ、ダビデ、マリアなど、よく知られた聖書の登場人物が、当時の様子を自ら日記に記したような体裁で紹介している。

この他、第3部「名画に描かれた聖書」では、ミケランジェロの「アダムの創造」や、ダビンチの「受胎告知」など、誰もが一度は見たことのある名画を基に聖書の登場人物を解説。第6部「聖書の意外な真実」では、バベルの塔をスカイツリーと比較したり、イエスの弟子ヤコブを、三国志に登場する将軍・張飛(ちょうひ)と比較したりしながら、聖書の内容や登場人物の意外な側面を伝える。

本書はあくまでも読者に「キリスト教に親しんでもらう」ことが目的だが、「おわりに」には、著者がクリスチャンとして読者に願う思いもつづられている。

神様にとって人間ほど愛(いと)おしい存在って他にないんです。神様は人間が好きで好きでたまらないんです。僕はこの本で皆さんに「信じてください」とは言いません。ですが一つだけお願いできるのなら「神様は人間が好きで好きでたまらない。一人残らず、もちろんあなたのことも」と、このことだけ、覚えていただけたら本当に嬉(うれ)しいです。

どちらから先に読んでも、また片方だけ読んでも楽しめるという『聖書入門』と『聖書教室』。聖書も旧約と新約どちらから先に読んでもいいように、どちらも「世界一ゆるい」というのだから、まずは気兼ねせずいずれか一冊を手に取って、くすくすと笑いながら聖書の世界をのぞき込んでみてはいかがだろうか。

■ MARO、LEON著『上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室』(講談社、2019年11月) 

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