Skip to main content
2025年10月16日11時28分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. アフリカ

ルワンダで教会やモスク8千カ所以上閉鎖、宗教施設に関する新規制で

2018年7月31日19時12分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ルワンダワールド・ウォッチ・モニター(WWM)
ルワンダで教会やモスク8千カ所以上閉鎖、宗教施設に関する新規制で+
ルワンダの首都キガリにある聖家族教会(カトリック)=2012年(写真:Adam Jones, Ph.D.)

ルワンダで教会やモスクなどの宗教施設が相次いで閉鎖されている。ルワンダ統治局(RGB)が今年初め、宗教施設に対する新しい設置要件を定め、要件を満たさない施設を取り締まっているためだ。地元の親政権メディア「KTプレス」(英語)によると、すでに8千余りの宗教施設が閉鎖されており、閉鎖される施設はさらに増えている。

キリスト教迫害監視団体「ワールド・ウォッチ・モニター」(WWM、英語)によると、教会などの宗教施設の閉鎖は、政府の世俗主義化を明確にする措置の一環だとみられている。

WWMによると、ある村では結婚式の会場となっていた教会が式の最中に閉鎖され、新郎新婦と参列者が式の途中で教会から追い出されることがあった。また別の地域では、教区内の教会すべてが閉鎖され、学校の体育館などで礼拝や家庭集会を行っていたが、これらについても中止を命じられた。別の教会では、自教会が閉鎖されため、信徒たちが約20キロも歩いて近隣の教会で礼拝を守っている。

匿名の現地アナリストがWWMに語ったところによると、閉鎖措置は現地で裕福とされる教会に対しても行われており、国内の諸教会が一様に圧力を受けているという。ある地域では当初、ある程度の裁量を認める担当当局者もいたが、それを理由に非難されたことで、より厳しく新要件が適用されるようになったという。

WWMによると、宗教施設に対する新要件は、▽トイレの場所は入り口から一定の距離を置く、▽布製の天井を取り付ける、▽施設へ出入りする道路と施設の敷地は舗装する、▽内壁と天井は塗装する、▽避雷針を取り付ける――など。

また、宗教団体の法人代表や主要な説教者は、宗教に関する学位の取得が必須になる。この要件はこれまでも求められていたが、今後は認定された機関からの学位しか認められなくなる。さらにWWMによると、認定機関は科学技術を教える必要があり、通常の神学校や聖書学校のほとんどが除外されてしまうという。

一方、RGBの責任者を務めるアナスタス・シャカ教授は、閉鎖された教会も実際は活動を続けており、あくまでも信教の自由は保障されていると主張している。しかし、教会指導者の間では恐れが高まっている。英BBC(英語)によると、新しい要件が実施され始めた直後、当局者は政府の命令を無視するよう民衆を先導したとして、牧師6人を逮捕した。6人はその後釈放されたが、逮捕は民衆が抵抗しないようにするための見せしめだった、と地元の牧師は話す。

ルワンダは国民の約9割がキリスト教徒の国だが、憲法の前文からキリスト教関連の文言が削除され、従来はごく当たり前だった政府機関内の祈祷会が現在では認められないなど、世俗主義化が著しく進んでいる。

ルワンダ大虐殺の記念行事ではこれまで、牧師や司祭が主要な役割を担っていたが、現在では虐殺の記念週間であっても、教会が記念行事を主催しない限り、牧師や司祭が大虐殺について話したり、説教したりすることができない。さらに、毎月の日曜日のうち2日は主要道路が閉鎖されるため、教会の出席率の減少を招いている。この他、現与党・ルワンダ愛国戦線(FRP)の会議や活動の多くが、日曜日に義務化される恐れもあるという。

今回の新要件については、文面上はキリスト教だけでなく、イスラム教や他の宗教にも適用される。しかしWWMは、実状は違うと指摘する。イスラム教の聖職者は、拡声器で礼拝者を祈りに招集することを禁ずる決定に抗議する意向を表明しており、今のところ、この慣習は継続して行われているという。

最近の国勢調査(2002年)の情報によると、ルワンダでは、国民の約57パーセントがカトリックで、約26パーセントがプロテスタント、約11パーセントがセブンスデー・アドベンチスト(プロテスタントの一派)と、キリスト教徒が94パーセントを占め、イスラム教(主にスンニ派)は5パーセント弱。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ルワンダワールド・ウォッチ・モニター(WWM)
  • ツイート

関連記事

  • ルワンダで全アフリカ教会会議第11回総会、WCC総幹事が「一致」語る

  • ルワンダ虐殺で教皇が赦し乞う風刺画掲載、ウガンダ国営紙が謝罪

  • 永遠瑠マリールイズさん ルワンダの内戦を生き抜いて(1)

  • クリスチャンの国でなぜ? 青年らが「ルワンダ大虐殺」を考える

  • ルワンダ虐殺20年、家族を殺害した者をゆるした生存者アレックス・センギマナさんの証し(1)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • 都合の悪いお言葉(その1) マルコ福音書10章1~12節

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • 花嫁(35)古い人を脱ぎ捨てて 星野ひかり

  • 栄光への脱出の道 穂森幸一

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(5)妥協せず、信仰を働かせる 加治太郎

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(10月16日):タイ 傷と裏切りからの癒やし アドゥルの証し

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • マルコの証言を通してイエスと出会う90分 「マルコドラマ」日本で初上演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(14)哲学と聖書(前半) 三谷和司

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • 『奇跡の人生』 20世紀の英国を代表する新約聖書学者が遺した「信仰の置き土産」

編集部のおすすめ

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.