全盲のクリスチャン歌手 北田康広さんが新アルバム「アメイジング・グレイス」

2018年5月12日23時50分 印刷
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北田康広「アメイジング・グレイス」(2018年6月18日発売)
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全盲のクリスチャン歌手である北田康広さんが来月、新アルバム「アメイジング・グレイス」を発売する。タイトル曲の「アメイジング・グレイス」(「驚くばかりの」、新聖歌233番)は日本語と英語で2曲収録されており、「瞬(まばた)きの詩人」として知られる水野源三さんの詩を歌った曲や、関根一夫牧師作詞、岩渕まことさん作曲の「GOD BLESS YOU」(同198番)など20曲が収められている。

未熟児網膜症と医療ミスが重なり5歳で失明した北田さんは、盲学校時代には厳しく管理された寮で12年間生活し、両親の離婚や継母のいじめなど、多くの苦しみを経験した。しかし、高校1年の時にクリスチャンの教師と出会ったことで神の愛を知り、人生が変わる。武蔵野音楽大学と東京バプテスト神学校で学び、現在は賛美伝道者として全国の教会やミッションスクールでコンサートを行っている。

アルバムのリリースは、2016年11月に同時発売した「見上げてごらん夜の星を」「旅立ちの日に―愛・祈り・平和・自由―」以来約1年半ぶり。『新聖歌』『讃美歌』『讃美歌第二編』に収録されている代表的な賛美歌に加え、水野さんの詩を歌にした6曲を収録している。

水野さんは、赤痢による高熱で脳性まひを起こし、9歳で目と耳以外の機能をすべて失った重度の障がい者。言葉も話すことができなかったが、母親の手助けにより五十音図を瞬きで指定する方法でコミュニケーションができるようになる。12歳で初めて聖書に触れ、13歳で受洗。キリスト教信仰に根ざした多くの詩を瞬きだけで作ってきた。

この他、収録曲「救い主イエスと」(新聖歌340番)と「罪咎(とが)を赦(ゆる)され」(同266)は、全盲の女性賛美歌作家、ファニー・J・クロスビー作詞の曲だ。1820年に米ニューヨークで生まれたクロスビーは、生後6週間で北田さんと同じく医療ミスにより失明する。1歳になる前に父を亡くし、信仰深い祖母と母によって育てられた。本格的に賛美歌を作詞するようになったのは44歳になってからだが、95歳で亡くなるまでに6千曲以上の賛美歌を書いた。特に「救い主イエスと」は、依頼されてからわずか30分余りで作ったといわれている。

北田さんの6枚目となるアルバムに、多くの推薦の言葉が寄せられている。

「アメイジング・グレイス、まさに驚くべき恵みに始まり、さらに豊かな驚くべき恵みに上り詰めていく、素晴らしい選曲で構成されたこの讃美歌集は、聴く者をぐんぐんと北田さんの描く信仰の世界へと引き込んでいきます。ここに選ばれた20編の詩は現代の詩編とも言えるでしょう」(阿佐光也=日本盲人キリスト教伝道協議会副議長、日本基督教団新泉教会牧師)

「壮年に達し、ますます深みを増した北田さんの歌声を聴きながら、パウロがエフェソの教会に書き送ったような(エフェソ3章19節)、主キリスト・イエスの愛の広さ・長さ・高さ・深さを知ります。苦しみ、悲しみを知るからこそ、そこで味わい尽くしたキリストの愛の中に立って歌っているからです。きっと多くの魂の慰めとなるでしょう」(加藤常昭=神学者、元東京神学大学教授)

「障がいある故に一歩先を歩んでいる北田康広が、路傍を歩むあなたにそっと手渡してくれた『福音』がここにある。まさにこのアルバムは“福音”そのものである」(紀貴之〔きの・たかゆき〕=元キングレコード・ディレクター)

「このCDの特徴として、歌詞が全面に出るような音作りがされているということです。賛美は祈りなので、歌詞が明確に聞き取れますと、いっそう祈りが深められます。私たちの心が沈んでいきそうになるとき、これらの讃美歌、聖歌が心に御言葉と共に迫ってきて、天来の風が心に流れ込み、新たな力といのちの水を注いでくれることでしょう」(吉村孝雄=徳島聖書キリスト集会代表)

「アメイジング・グレイス」は6月18日発売。現在、特典付きの先行予約(商品発送は5月20日以降)を、発売日までの限定で受け付けている。価格は3千円(税込み)。一部の曲は北田さんの公式サイトで試聴もできる。予約は公式サイトの注文フォームで。

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