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講演「死の恐れを乗り越えていきいき90歳」 尾山令仁牧師

2017年5月10日06時51分
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関連タグ:尾山令仁聖書キリスト教会
講演「死の恐れを乗り越えていきいき90歳」 尾山令仁牧師+
尾山令仁牧師=5月3日、聖書キリスト教会(東京都練馬区)で

「死への恐れを乗り越えていきいき90歳」と題して、尾山令仁牧師による講演会が聖書キリスト教会(東京都練馬区)で3日、行われた。1927(昭和2)年生まれの尾山氏は、今も現役の牧師として活躍し、最近も5、6冊の本を執筆している。会場は満席で、小さな子ども連れの夫婦から、80代後半という人まで幅広く参加した。

「皆さんのお役に立てるようなお話、良かったなあと思ってもらえるようなお話をします。ただ、私は皆さんの前で話すこと、ものを書くことが苦手です(笑い)。しかし、苦手、駄目だと思っていることがあっても、心配はいりません」と、ユーモアを交えながら語り始めた。

「宗教とは何だろうか。多くの人は、『怖いものではないか』と考えています。しかし宗教は、損得の世界とは実は全く関係ありません。宗教とは実存的な問題を取り扱うものなのです。他人が代わることができない苦しみ、痛み、死という実存的な問題です。また、一般にエゴイズム、聖書ではそれを『死』と言います。一番厳しいのは自分自身の死。これを扱うのが本来の宗教です」

続いて、キリスト教を分かりやすく伝えることについて話した。

「私は現在までに160冊の本を書いてきました。私の特技は、分かりやすく人に伝えることです。人は伝えたいものを持っていないといけません。どう伝えるかは、言葉、文章の問題になってきます」

聞き手にとって話が分からない人には4タイプあるという。

① 話している人自身、何を言っているのか分からない人
② あえて難しい言葉を使って話す人
③ 表現力が乏しい人
④ 理解が足らない人

「自分のように話下手な人間でも、ラジオ放送を通じて語る機会をいただけました」

当時のキリスト教放送は「神」「罪」「救い」が主題だったが、尾山氏は、もっと分かりやすい言葉で伝えることで、キリスト教は怖い、難しいというイメージではなく、深夜にラジオを聴いているドライバーや夜勤の人の心にも響く内容を心掛けたという。

もともと尾山氏は子どもの頃は病気がちで、20歳まで生きられるか分からないほど体が弱かったという。そこで、健康について本格的に学んだ。

健康であるための4つの条件は、①心の平安、②十分な休息(睡眠)、③適度な運動、④正しい食事。特に、いつもイライラしていると健康は維持できないと語る。

「現代はイライラしている人が本当に多すぎますね。人はストレスを全く受けなければ、120歳まで生きることができます。身体的な痛みは一時的でも、ストレス=感情はなかなか収まりません。何日もため込んでいきます。聖書にはストレスの解消法が書かれています。これは精神的なストレスに対する神からの解決方法です」

そう言って聖書を引用した。「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(マタイ11:28)

尾山氏は大学の最終学年時に大病をわずらい、死の恐れがつのったという。ある日、聖書を開き、「荷を降ろしなさい」という聖句で楽になれたと語った。

講演「死の恐れを乗り越えていきいき90歳」 尾山令仁牧師
背中はぴんと伸び、とても90歳には見えない。90分間一度も座ることなく語り続けた尾山氏。

「私は1946年11月30日、19歳で神を信じました。私はイエス様を信じてから、死に対する恐れがなくなりました。人間が恐れるものは、アダムが罪を犯して神に呪(のろ)われたことで起きる死です。『死んだらすべて終わり、むなしい』という考えが、イエス様を信じれば解決できることを知りました。

聖書は、キリストを信じて救われることを『新しく生まれる』『新生』と言っています。私は90歳ですが、20歳になる時に神を信じたので、新生してから数えると70歳になります。新生すると、死後の裁きから人は解放され、その結果、解放された人間は善いことのために何でもできるようになるのです」

例えば尾山氏は、アジアにおける日本の戦争責任について謝罪し、和解を行う運動に長年取り組んできた。「日本の戦後教育は、犠牲者としての歴史観に立っています。どんな国でも、自分たちの責任や加害部分ではなく、自分に都合のいいことを教えるものです」と言ってマタイ5章23~24節を開いた。「あなたが祭壇に供え物を献げようとし、兄弟が自分に反感を持っているのをそこで思い出したなら、その供え物を祭壇の前に置き、まず行って兄弟と仲直りをし、それから帰って来て、供え物を献げなさい」

そして、「日本のアジアへの侵略は本当にひどいものでした。神様から和解のための赤紙が来れば、行かなくてはいけない。和解をしない中で神様に礼拝をささげても駄目なのです。神様は喜ばれません」と言って目に涙を浮かべた。

最後に尾山氏はⅠコリント10章13節を読んだ。「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます」

「人生の試練は神様からの良い評価だと感謝して、御言葉によって変えられてほしい」。そう言って講演を締めくくった。

その後、質疑応答の時間が持たれた。まず、看護師をしている女性から次のような質問が出た。「在宅看護で認知症の患者と接する日々の中、恐れや不安と向き合わなければなりません。これ以上、無理だなと感じることがあります。このような中で、神様は私をどのように用いてくださるのでしょうか」

それに対し尾山氏はこう答えた。「私の妻は認知症をわずらい、今も私が面倒を見ながら一切の家事をこなしています。介護は、患者側に問題があるのではなく、世話をする人の心の持ちようです」

続いて男性から、「私はクリスチャンですが、常に死に対する恐れがあります。先生はなぜ恐れがないのか。もう少し具体的に教えてください」と問われ、尾山氏は丁寧に説明した。

「もちろん死への恐れを抱くクリスチャンはいます。聖書の死とは、神の呪いとしての死です。キリストは復活してその死に打ち勝ちました。死の恐怖は悪魔が与えるものです。『死をつかさどる者、つまり悪魔を(イエスは)御自分の死によって滅ぼし・・・』(へブル2:14)。このことを頭では分かっているものの、魂が理解できないのです。繰り返し繰り返し聖書から、死の恐怖からの解放を体験してほしいですね」

講演「死の恐れを乗り越えていきいき90歳」 尾山令仁牧師
参加者のために祈りをささげる尾山氏。閉会後、大勢の人が集まっていた。

講演を聞いた80代前半のクリスチャン男性は、「尾山先生と共に路傍伝道をした思い出があります」と話した。「元気をもらいました」と笑顔で語る女性もいた。

最後に、信じて間もない人や若いクリスチャンが信仰生活を忠実に続けるための基本を教えてもらった。

「大事なことは、信仰の基本をやることです。つまり、毎朝のディボーション、聖書を読むことです。この基本をきちんとやらないと、健全な成長はできません。ディボーションは、ただ聖書を読んで祈ることではありません。やり方があります。まずノートを用意します。初めは聖書を読んで観察をします。2番目は、何を教えられたかを書いてください。3つ目は適用と実践です。そして、優先順位を考えます。2つ目、3つ目も大切なことです。これだけではありません。翌日のディボーションで、昨日これらのことができたかどうかをチェックします。これができていない人が多いんですね。ただ読んで祈るのではありません。こうすることで健全な成長ができると思います。とても重要なことです」

関連タグ:尾山令仁聖書キリスト教会
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