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米教会で牧師の高齢化進む、平均年齢は54歳 25年で10歳上昇

2017年2月8日10時23分 翻訳者 : 小又香織
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関連タグ:バーナグループ米国
イーグルブルック教会+
米ミネソタ州リノレイクスにあるメガチャーチ「イーグルブルック教会」(写真:同教会)

米キリスト教調査会社「バーナグループ」の最近の調査によると、米国のプロテスタント教会の牧師の平均年齢は54歳で、過去25年間で10歳も上昇したことが分かった。さらに、40歳以下の牧師は7人に1人の割合しかいなく、高齢化が進んでいる。

バーナグループは、ペパーダイン大学(カリフォルニア州)と共同で調査を行い、結果を「牧師の状況2017(The State of Pastors 2017)」として発表。調査は3年に及び、1万4千人を超える牧師にアンケートやインタビューを行った。

バーナグループのデイビッド・キナマン会長は、「教会のリーダーシップに関していえば、これは今日における重要な発見の1つです。今日のプロテスタント教会のリーダーの平均年齢は過去25年間で10歳上がりました。ジョージ・バーナ氏は自身の著書『今日の牧師たち(Today's Pastors)』の中で、1991年における典型的な牧師は44歳だと述べていますが、それから25年余りたった今、典型的な牧師は54歳なのです」と語った。「今日の霊的リーダーシップの若返りを考えているのであれば、これは危機的な問題です」と言う。

牧師の高齢化に関する別の調査の中で、米キリスト教出版社「ライフウェイ・クリスチャン・リソーシーズ」のトム・レイナー会長兼CEOは、現職の牧師たちが説教台から下りようとしない主な理由を2つ挙げている。

1つ目の理由としてレイナー氏は、「正直に言えば、牧師やスタッフが現在の職に就いている最も一般的な理由は金銭的なものなのです。世間の人たちと同様に、近年の不況は牧師たちの退職金口座に大きな影響を与えました。さらに悪いことには、多くの牧師たちが、全くと言っていいほど、引退後の金銭的な準備をしていませんでした」と語った。

また2つ目の理由として、「ベビーブーマーと呼ばれる団塊世代の人たちの老年に対する捉え方があります。ほとんどの人が、高齢者は65歳以上というより、70代前半くらいからの人たちのことだと捉えているのです」と説明した。

バーナグループは調査で、牧師自身、教会、また文化的領域においてもデータを収集した。牧師たちは、どのようにして自身の霊的成長に取り組んでいるか、長老たちと共に働くことが好きか、危機的状況にどのように対応しているか、そして今日の社会における牧会上の厳しさをどう考えているか、などについて尋ねられた。

調査結果のうち、一般人との顕著な違いが見られたものの1つに、家族に対する満足度がある。牧師の約70パーセントが、自身の家族関係が素晴らしいと感じていることが分かった。これは、一般人を対象にした場合よりもはるかに良い結果である。結婚して子どもがいる牧師の約60パーセントもまた、極めて良い家族関係であると回答している。

「多くの牧師たちがとても良い状態にあるということが分かります。牧師全員が完璧にうまくやっていると言っているのではありませんが、これらのデータを踏まえた上で、私たちには、牧師たちをどのように支援できるかを示す大きな責任があります」とキナマン氏は言う。

また、牧師であった自身の父親について触れ、「牧会は喜びに満ちたものです。しかし同時に、非常に、非常に大変なものでもあります。私の父、グレイ・キナマンは生涯にわたって牧師でしたが、私は父のために、(牧会で経験する)挑戦、痛み、機会、人を導くということのスリル、といったものの一部を直接的に知っています」と語った。

霊的状況に関していえば、88パーセントの牧師が「非常に良い」か「良い」と回答。また身体的な健康についても、67パーセントの牧師が「非常に良い」か「良い」と答えている。さらに、半数近くは経済的にも安定しているとしている。

こうした顕著に肯定的な傾向がある一方で、調査結果は牧師たちの苦悩も示している。

長く牧会しているほど、疑念を抱く傾向があり、約20パーセントの牧師が何らかの中毒に苦しんだことがあると回答。半数近くがうつ病に直面した経験があるという。また、76パーセントがストレスによって教会のリーダーを辞めたという仲間を1人は知っており、約4人に1人が結婚や子育てに関する問題を報告している。

この調査が注目した主要なテーマの1つに、キリスト教に対する不信や娯楽にあふれるこの時代に、説教をし、教えることがより困難になってきているということがある。聖書に対する姿勢の変化も牧会をより複雑にしている。新しい世代の教会やメディアに対する見方はこれまでとは異なり、1カ月当たりの教会への出席頻度も少なくなっている。

「今日の信仰指導者たちが、人々からの大きな懐疑心や無関心に直面していることは、驚くことではないかもしれません。多くの人々が牧師たちについて無関心であるという『堅固な壁』が存在すると考えてもいいかもしれません」とキナマン氏は言い、「レジリエンス(精神的回復力)が、この複雑な文化の中で生き、(人々を)導く上くための解決策なのです」と語った。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:バーナグループ米国
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