Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
コプト正教会の信仰

コプト正教会の信仰(1)はじめに シェリー・メガリー

2016年12月7日20時12分 コラムニスト : シェリー・メガリー
  • ツイート
印刷
関連タグ:コプト正教会

皆さん、こんにちは。私は日本に住むコプト正教徒で、シェリー・メガリーと申します。父はエジプト人で、母は日本人です。エジプトで生まれ、オーストラリアで育ちました。

赤ん坊の時に洗礼を受け、以来ずっとコプト正教会に通っています。これから連載で、エジプトに伝わるキリスト教、コプト正教の歴史や信仰について書かせていただきたいと思います。

まず、コプト正教会では、日々の礼拝や聖体礼儀で、アラビア語・コプト語の2つの言語が使われています(オーストラリアでは英語も使用)。コプト語は、エジプトで1世紀から17世紀ごろまでは実際に使用されていた言語ですが、18世紀からはほとんどアラビア語のみが話されるようになり、現在、普段の生活ではコプト語は使われていません。

しかし、このコプト語はコプト正教会ではとても大切にされていて、教会の中で今もなお生き続けています。そして、コプト語で唱える祈りや聖歌も、私たちコプト正教徒の心の中に深く根を下ろしています。また、コプト語に由来する名前を持つ人も多く、私の名前「シェリー」も、「たたえる(hail)」を意味するコプト語です。

現在のコプト正教徒の人口は、エジプト総人口の約2割にすぎませんが、以前はもっと多く暮らしていました。しかし、1950年代から、迫害や政情不安、経済的苦難などの理由で、多くのコプト正教徒が海外に移民せざるを得なくなりました。

現在エジプト国外で最もコプト正教徒の多い国は米国で、45万人以上が暮らしています。その次は、オーストラリアとカナダです。海外に移民したコプト正教徒には、比較的高い教育を受けた方が多く、特に医学や工学の分野などで活躍しています。

ちなみに、移民ではありませんが、かつて国連の事務総長を務め、今年2月に死去されたブトロス・ガリ氏もコプト正教徒でした。オーストラリアには5万人以上のコプト正教徒がおり、50の教会、3つの修道院、2つの神学大学と4つの学校(小中高)が設立されています。

日本に住むコプト正教徒の数はとても少ないのですが、近年、留学や就職、あるいは国際結婚などがきっかけで日本に暮らすようになったコプト正教徒が増えてきており、今後も徐々にではありますが、増え続けていくことが予想されています。

日本におけるコプト正教会の活動は、オーストラリアの「シドニーおよび連携地域の司教区」の管轄となっており、既に2004年から司祭がシドニーから派遣されていましたが、まだ建物としての教会はありませんでした。

しかし、ようやくこの7月に、京都府木津川市に「日本コプト正教会」を設立し、日本で初めての、私たち自身の聖堂「聖母マリア・聖マルコ・コプト正教会」を持つことができました。

京都府木津川市のコプト正教会でクリスマスキャロル 交流会やクリスマス会も開催 12月17日
京都府木津川市の聖母マリア・聖マルコ・コプト正教会
京都府木津川市のコプト正教会でクリスマスキャロル 交流会やクリスマス会も開催 12月17日
7月の開堂式での集合写真

【関連記事】
■ コプト正教会が東京で礼拝、司教が日本の教会指導者にメッセージ 京都で日本初の会堂使用へ
■ 日本初のコプト正教会開堂式 京都府木津川市で教派超え100人が参列

現在の担当司祭はジョシュア・タドロス司祭で、担当司教はダニエル司教猊下(げいか)です。

残念ながら、日本ではクリスチャンの方々にさえ、エジプトのコプト正教会のことはあまり知られていません。日本の方々が私たちの教会、約2千年間途切れることなく続いている歴史や信仰、伝統について興味を持ってくださったらうれしいです。

■ 今年7月に日本で正式な会堂としては初めて拠点を構えた「聖母マリア・聖マルコ・コプト正教会」(京都府木津川市)のホームページ

次回へ>>

◇

シェリー・メガリー

シェリー・メガリー

(Shery Megaly)

日本在住のコプト正教徒。父はエジプト人、母は日本人。エジプト生まれ、オーストラリア育ち。幼児洗礼を受け、以来コプト正教会に通っている。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:コプト正教会
  • ツイート

関連記事

  • 京都府木津川市のコプト正教会でクリスマスキャロル 交流会やクリスマス会も開催 12月12日から

  • コプト正教会を知る(1)コプト正教会と日本のつながりを紡いだ金崎トーマス神父や先達たち 三代川寛子

  • 日本初のコプト正教会開堂式 京都府木津川市で教派超え100人が参列

  • コプト正教会が東京で礼拝、司教が日本の教会指導者にメッセージ 京都で日本初の会堂使用へ

  • 天理参考館、祈りテーマにキリスト教の企画展 エチオピア正教のイコンに感じる土着と素朴で力強い祈り

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.