Skip to main content
2025年11月3日23時28分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

思わぬ妊娠に悩む女性を助け、赤ちゃんの命を守りたい 「ベアホープ」の働き

2015年6月20日19時29分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ベアホープ中絶養子縁組
思わぬ妊娠に悩む女性を助け、赤ちゃんの命を守りたい 「ベアホープ」の働き+
全ての妊娠・出産が喜びに満ちたものであるならば、これほど素晴らしいことはない。しかし、望まない妊娠をした女性がいるのもこの国の現実。「ベアホープ」は、そうした女性たち、生まれくる赤ちゃんの命を守り、サポートする働きをしている。

神様のご意志によって授かった命。聖書は、「胎児であったわたしをあなたの目は見ておられた。わたしの日々はあなたの書にすべて記されている / まだその一日も造られないうちから」(詩篇139:16)と、女性の胎に宿った命について語っている。全ての妊娠・出産が喜びに満ちたものであるならば、これほど素晴らしいことはない。しかし、「学生のうちに妊娠してしまった」「不倫相手の子どもを身ごもってしまった」「レイプされて妊娠してしまった」など、望まない妊娠をする女性がいるのもこの国の現実だ。こうした女性の多くは、誰にも相談することすらできず、一人で悩みを抱えていることが多い。さらには、相手の男性から中絶を勧められ、ひどい場合は強要され、良心の呵責(かしゃく)や、宿った命への愛着と現実の狭間で人知れず苦しむ女性がいる。

そうした女性たち、生まれくる赤ちゃんの命を守り、赤ちゃんが健全に育つことができるようサポートする「ベアホープ」という団体がある。ベアホープが「第2種社会福祉事業」の一般社団法人として活動を始めたのは、昨年4月のこと。民間団体や医療機関、または個人が養子縁組を仲介する場合、事業者は都道府県や政令指定都市に、この「第2種社会福祉事業」の業務開始の届け出をしなければならない。

日本国内で養子縁組ができる民間団体、医療機関は約15団体。「ケースそれぞれに独自の課題があり、そのたびに法制度はどうなっているか、自分たちがしなければならない届け出はどれか、など手探りで調べることから始まりました」と話すのは、ベアホープ代表のロング松岡朋子さん。ロングさんは、クリスチャンの家庭で生まれ育ち、母方の家系をさかのぼると4代目のクリスチャンになる。米国から来日した宣教師の子どもとして日本で生まれ育ち、同じ教会で育ったという幼なじみのネイソンさんと結婚。2人の里子を含む4人の子育ての真っ最中だ。

ベアホープに入るメールや電話、LINE、また来所などによる相談は、1カ月間でゆうに100件を超える。10代、20代からの相談が圧倒的に多いが、中には30代からの相談もある。来所できない相談者のために、新幹線に乗って、遠方まで会いに行くこともしばしば。養子縁組した子どもたちが養親の元で元気にしているかを確認するなど、サポートも欠かさない。

乳児院にいる子どもの約3割、児童養護施設にいる子どもの約6割が、入所前、両親の元で虐待された経験があるという。児童相談所への通報、相談も年々増えているが、虐待によって子どもが死亡するといったニュースは後を絶たない。そうした事件の被害者のおよそ4割が0歳児であることから、「望まない妊娠」が虐待の原因の一つとされている。

相談者の中には自ら中絶を望む女性もいるが、赤ちゃんの命を守り、出産した後に、子どもを愛情をもって育てたいと熱望し、待っている夫婦の元に受け渡す「養子縁組」を勧めている。

思わぬ妊娠に悩む女性を助け、赤ちゃんの命を守りたい 「ベアホープ」の働き
虐待によって子どもが死亡するといったニュースが後を絶たない。そうした事件の被害者のおよそ4割が0歳児であることから、「望まない妊娠」が虐待の原因の一つとされている。

「弁護士の先生ですら、『妊娠継続困難』と思われる状況にある女性たちと出会うこともしばしばあります。しかし、私たちは諦めません。スタッフの全員がクリスチャンであり、経験豊富な助産師、社会福祉士など専門分野で働いてきた人もいます。一つ一つのケースを皆で共有しながら、赤ちゃんにとって、またその女性にとって良い方法を探していきます。みんなで祈れるのも心強いですね」とロングさん。

多くの人が「こんなケースは無理だ!」「赤ちゃんは諦めよう」と言う場合でも、粘り強く進めていくうちに、道が開かれることがある。「よくこんな難しいケースを引き受けましたね・・・。あなたがたは『クリスチャンだから』できるのですね」と声を掛けられるのがとても嬉しいと話す。「『クリスチャンだから』神様から授かった命を、無駄にできないのです。その小さな命さえ、神様は愛していてくださる。神様が愛してやまないその命を、どうして人間の意思で諦めることができるでしょう」とロングさんは力を込める。

赤ちゃんが母親のお腹の中にいる間に養子縁組をし、生まれてすぐに養親の元へ届けるのが理想なのだそうだ。「よく『生まれてみないと、性別や障がいの有無が分からない』という方もいらっしゃいます。『女の子がいい。もちろん障がいのない子がいいわ』というのは、大人本位の考え方だと思うのです。どんな子どもでも、ありのままに受け入れられることが必要だと思うのです。近い将来、児童養護施設のようなものもなくなり、全ての子どもたちが、たとえ『生みの母親』の元で育てられなくても、幸せな家族の元で健全に育つ社会ができれば良いと思っています」と話す。

「わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである」(ルカ9:48)の御言葉を胸に、必要とされる場所で、必要とされる人々に、神様の愛をもって仕えていきたい、とベアホープの歩みを一歩一歩着実に進めている。

■ 一般社団法人ベアホープの公式サイト

関連タグ:ベアホープ中絶養子縁組
  • ツイート

関連記事

  • 妊娠中絶を思いとどまり、キリストに救われる人も 「小さないのちを守る会」総会

  • 小さないのちと私たち~あなたに逢えてありがとう~(3)人工妊娠中絶の実態と現実 辻岡健象

  • 強姦の結果妊娠した場合、中絶は認められるか? ナイジェリア人牧師の発言で議論

  • 韓国で「赤ちゃんポスト」の利用急増

  • 小さないのちを守る会代表・辻岡氏講演会「光か闇か 人生の選択」 VIPクラブ船橋

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • 地球環境の守り人 穂森幸一

  • 主につながり主に求めよう 万代栄嗣

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(31)夢の中での再会

  • ワールドミッションレポート(11月3日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(3)

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

  • ワールドミッションレポート(11月2日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(2)

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • ワールドミッションレポート(11月2日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(2)

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • ワールドミッションレポート(11月2日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(2)

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.