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妊娠中絶を思いとどまり、キリストに救われる人も 「小さないのちを守る会」総会

2014年4月26日17時23分 記者 : 佐藤憲一
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関連タグ:小さないのちを守る会養子縁組中絶デュオ・ウィスタリア
妊娠中絶を思いとどまり、キリスト教に救われる人も ~「小さないのちを守る会」総会で辻岡健象牧師+
幼い子らが駆け回る「小さないのちを守る会」懇親会での辻岡牧師夫妻=25日、お茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)で

中絶の防止と乳児の養子仲介を行う「小さないのちを守る会」の2014年度総会が25日、東京・千代田区のお茶の水クリスチャン・センターで開催された。

会員でない人にも開かれた総会として、会の活動や収支の報告がなされ、礼拝、コンサート、懇親会などが併せて行われた。

夜7時からの総会に先立ち、6時から礼拝とコンサートが開かれた。「守る会」運営委員長で中野島キリスト教会の國分広士牧師が、ルカによる福音書23章39節から十字架上のイエスの言葉を引用してメッセージを語った。

「見捨てられている命、だれも助けることのできない命の一人一人を、神様はしっかり見ておられる」。そのことを知ることで「私たちも小さないのちを守る働きをさらに強くさせていただく」と祈りの言葉を取り次いだ。

■ 二人の養子を育てる母の証し

妊娠中絶を思いとどまり、キリスト教に救われる人も ~「小さないのちを守る会」総会で辻岡健象牧師
デュオ・ウィスタリアの平田さん(左)と桐藤さん

続いて、クリスチャン姉妹デュオ「ウィスタリア」が、ピアノ(桐藤友妃子さん)とバイオリン(平田仁美さん)の美しい二重奏で来場者を歓迎。メンデルスゾーンやバッハの名曲、さらに賛美歌曲アメイジング・グレースなどが演奏された。

音楽の合間に、桐藤さんから二人の女の子を養子に迎えた経験が語られた。クリスチャンである桐藤夫妻は結婚前から「小さないのちを守る会」の会員で、養子縁組する家族の姿を間近で見てきた。

夫婦とも20代の時に養子を迎える申し込みをした際には「何年か待つことになるでしょう」と告げられたが、わずか1週間後に「すぐ迎えに来てください。生後3日の子です」と連絡が入った。

「二人目の子を迎えた時もそうでした。申し込んですぐの、びっくりするようなタイミングでした。神様の導きであるその時のことを思うと、感動がよみがえってきます」

夫妻がクリスチャンであることへの信頼感が、乳児を送り出す施設側にもあったようだと桐藤さんは言う。夫妻は養子の性別など条件を一切つけず、「障害があっても育てます」と申し入れていた。

「養子縁組後、二人とも私たちの教会で、親子を結ぶ祝福の式をしていただきました」。今では長女が14歳、次女は12歳、健康で素直に育っている。夏は家族で「小さないのちを守る会」主催のキャンプに参加しているという。

総会では活動報告として、長野県軽井沢で行われたサマーキャンプの写真がスクリーンに映し出され、豊かな自然の中で楽しく遊び、語り合う、子供たちと親たちの喜びあふれる様子が紹介された。

■ 胎児の命を助けるのは誰か?

「小さないのちを守る会」は、キリスト教精神に基づく非営利組織で、1984年に活動を始めた。予期しない妊娠をした女性を助け、小さな胎児の命を守り、命と性の大切さを講演活動などで訴え続けている。

創立者の辻岡健象(つじおかけんぞう)代表は、ビジネスマンを経て牧師となった。当時年間500万人の胎児が「中絶によって殺されている」事実を知り、「胎児の命を『サマリヤ人』となって助けるのはだれか?」という神の迫りから「守る会」を設立した。

辻岡牧師と菊田昇医師との出会いが、養子の法制度を変えるきっかけともなった。中絶医としての仕事を悔いた菊田医師は、中絶を求める女性を説得して出産させ、生まれた乳児を子のいない夫婦に無報酬で斡旋したことで告発された(赤ちゃんあっせん事件・菊田医師事件)。

菊田医師は、辻岡牧師との出会いによって回心してクリスチャンとなり、「小さないのちを守る会」とともに活動。1988年に特別養子縁組制度(養子は戸籍上養親の実子となり、実親との親子関係がなくなる)が施行される流れを作った。

■「あなたは殺せない、あなたは殺すはずがない」

総会後に挨拶に立った辻岡敏子夫人は、さまざまな相談に対応し、新生児の養子仲介をしてきた祝福と喜びの30年を振り返った。「主人は80歳、私は79歳になりますが、神様のゆるしと守りがあって今も働かせていただいているのだと感謝しています」

活動の始めには多くの迷いと葛藤があったことにも触れ、「最初は何をしているのかわからないような小さな活動でしたが、今ではおよそ3000人の会員の方々がこの働きを熱い祈りと献金で支えてくださっています」

辻岡牧師は、命と性の大切さを説く講演活動で全国を回っている。「今でも年間300万件の中絶があると言われています。性の軽視が命の軽視につながり、命の軽視が性の軽視につながっている」と語る。

「聖書の『あなたは殺してはならない』という言葉は誰でも知っていますが、本来は『あなたは殺さない』『あなたは殺せない』『あなたは殺すはずがない』、それが神様が私たちにおっしゃっていることのようです。私たちを信頼してくださっている神様のこの言葉を、大切にしなければ」

予期しない妊娠をした女性が、大きな迷いのなかで「守る会」に連絡、相談して、中絶を思いとどまることが少なくない。「この活動を通して(キリストに)救われる人も多いのです」と辻岡牧師。

聖書の言葉「最も小さい者のひとりにしたのは、私にしたのです」(マタイ25章40節)を実践する。「信じるだけでは充分ではありません。信じていることを行いであらわすのが、私たちの理念です」

■ 小さないのちを守る会
http://www.chiisana.org

関連タグ:小さないのちを守る会養子縁組中絶デュオ・ウィスタリア
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