聖書をメガネに 目に見えない創造者の目に見える御業(その2)

2015年6月20日17時47分 執筆者 : 宮村武夫 印刷
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前回は、美術、さらに芸術一般を聖書をメガネに考える上で、思索を続けたい興味深い聖句として、「主よ。あなたは、あなたのなさったことで、私を喜ばせてくださいましたから、私は、あなたの御手のわざを、喜び歌います」(詩篇92:4、新改訳)を、新共同訳やフランシスコ会訳(両訳では詩編92章5節)と共に紹介しました。

さらにその根源として、「神はお造りになったすべてのものを見られた。見よ。それは非常に良かった」(創世記1:31)とあるように、目に見えない創造者が目に見える御業を、良いものとして喜んでおられる事実を確認。ここにこそ、クリスチャントゥデイに多様な展開を期待する全ての芸術活動、文化活動の記事の基盤を見出しました。

この根源、本来の姿に固く立ちつつ、人間の罪(原罪)の結果陥っている現実の被造物世界全体の実態を、パウロがローマ8章18〜25節で描いているように、聖書をメガネに直視する必要があります。

例えば、「私たちは、被造物全体が今に至るまで、ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています」(ローマ8:22)とあります。さらに、「御霊の初穂をいただいている私たち自身も、心の中でうめき」(同8:23)と、被造物全体のうめきと、人間・私たちのうめきの不可分の関係が見抜かれています。

この現実のうめきを深く自覚することも、クリスチャントゥデイに多様な展開を期待する全ての芸術活動、文化活動の記事の基盤です。そうです、芸術活動、文化活動の記事の基盤においても、喜びとうめき・苦悩の両立なのです。(続く

(文・宮村武夫)

■ 目に見えない創造者の目に見える御業:(1)(2)(3)

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