Skip to main content
2021年2月26日22時00分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
イスラム国(IS)

カンタベリー大主教とアズハル大学大イマムが会見 「宗教者が連帯し、政治的手段でIS打倒を」

2015年6月15日20時49分 執筆者 : 木下優紀
  • ツイート
印刷
関連タグ:カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーアズハル大学イスラム国(IS)イギリスエジプトランベス宮殿アングリカン・コミュニオン(全世界聖公会)
カンタベリー大主教とアズハル大学大イマムが会見 「宗教者が連帯し、政治的手段でIS打倒を」+
会見に臨むカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー(左)と、エジプトのアズハル大学大イマムで同大教授のアフマド・タイイブ博士=10日、 英ロンドンのランベス宮殿で(写真:同宮殿)

英国国教会の霊的最高指導者であるカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーと、エジプトで最も権威ある学者でイスラム教の聖職者である、アズハル大学大イマム(最高指導者)のアフマド・タイイブ博士が10日、英ロンドンにあるカンタベリー大主教公邸のランベス宮殿で会談し、「平和の橋を築くための決断」を含む共同宣言を発表した。同日開いた記者会見では、過激派組織「イスラム国」(IS)についても触れ、宗教指導者が連帯し、政治的手段でISを打倒する必要があると訴えた。

両者は声明で、▼相互理解を深めるため、それぞれの信仰が愛や憐(あわ)れみ、正義、平和の重要性を教える宗教であることを伝える、▼過激主義やテロリズムの主張へ反論する相互努力をする、▼貧困、無知、疾病を根絶するため、社会正義と開発を進めることへのコミットメントを共有する、▼物質主義や人々の傷へ対する関心を削ぐ潮流に対して取り組むため、共通の価値を広げることに協働する、の4点を表明した。

ウェルビー大主教はこれまで、「過激主義とテロリズムの脅威に深く巻き込まれてしまっている」中東地域のキリスト教徒について公に懸念を表し、支援をしてきた。また、革命により、エジプトのホスニ・ムバラク元大統領が失脚した後、さらにムハンマド・モルシ前大統領が軍部のクーデターにより解任された時期から続いている、同国のコプト教徒への迫害に懸念を示してきた。ウェルビー大主教は会見で、「私は、この人道的な災害に苦しんでいる人々を擁護するため、英国の上院でそのことを話し続けます」と述べた。

エジプトではコプト教徒が人口の約10%を占めており、コプト正教会は中東地域では最も大きいキリスト教の教派となっている。ウェルビー大主教は、エジプトのイスラム指導者であるタイイブ博士を「ランベス宮殿にお迎えする、最も影響力あるイスラム教の指導者」として歓迎。タイイブ博士は、キリスト教徒を襲撃する者について「こういう人々はエジプトのイスラム教徒を代表しません。こういう人々はテロリストです」と述べ、強く非難した。

2人は、「この地域、また世界中で起こっていることについて優先的に対話すること」の必要のため、今回の会談に至ったと説明。タイイブ博士は、「イスラム教徒は憐(あわ)れみについて教え、キリスト教徒は愛と平和を教えます」と話した。

エジプトの首都カイロにあるアズハル大学は、1000年以上の歴史があり、イスラム教スンニ派の最高学府として知られている。大学だけではなく、モスクや他の教育施設も備えており、タイイブ博士は同大の元学長で、現在は大イマムとして、エジプト国内で大きな影響力を持っている。

これまでイスラム過激派への批判を繰り返してきたタイイブ博士は、この日の会見でもISについて触れ、強い口調で非難。「私たちは、中東地域で平和が実現するために、世界中からの助力を必要としています。私はダーイシュ(ISの別称)の背後に誰がいるのか知りませんし、どこから彼らが支援を得ているのか想像もつきません。アラブ諸国が犠牲となっている、大きなテロ組織があります。アラブ諸国と世界が、この組織を打倒するために一丸となって働かなければなりません。もしこの組織が長く存在するのであれば、近い将来そこら中に、ひいては全世界にはびこることになるかもしれません」と危機感を示した。ウェルビー大主教も、「明白なことは、宗教指導者が連帯し、政治的手段によってこの組織を打倒する必要があるということです」と付け加えた。

世界の聖公会の共同体である「アングリカン・コミュニオン」の中東地域での最高指導者である、ムニール・アニス主教もこの会見に同席した。タイイブ博士は、「もし宗教指導者である私たちの間に平和がないならば、この地が平和になることはないでしょう。イスラム教徒とキリスト教徒が1400年にわたり共に生きてきたように、40年間にわたり、私たちはアングリカン・コミュニオンの教会と共に平和のために働いてきました」と述べた。

アニス主教は、タイイブ博士がキリスト教徒を保護し過ぎているとして、エジプト国内の過激派から強い批判にさらされ続けていると説明。「私は問題を抱えると、大イマム(タイイブ博士)に話します。そして大イマムは介入してくれます」と言い、タイイブ博士のこれまでのキリスト教に対する手助けについて語った。

カンタベリー大主教とアズハル大学大イマムとの公式的な交流は、2001年に発生した米同時多発テロ(9・11)の翌年02年から始まった。タイイブ博士は今回、2日間の日程で訪英し、チャールズ皇太子とも面会した。両者は今後も継続した対話を続けていくとしており、今年12月にはアングリカン・コミュニオンの代表団がカイロを訪問する。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーアズハル大学イスラム国(IS)イギリスエジプトランベス宮殿アングリカン・コミュニオン(全世界聖公会)
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • イスラム教スンニ派最高学府、「イスラム国」を糾弾

  • カンタベリー大主教、ルーテル世界連盟、世界メソジスト協議会もパリ新聞社襲撃を非難

  • カンタベリー大主教、パキスタンのキリスト教徒を守る要求に参加 「石打ちの刑はゾッとするようなリンチだ」

  • コプト正教会、「イスラム国」に殺害された殉教者21人を列聖、教会も建立へ

  • 「イスラム国」戦闘員「ジハーディ・ジョン」の身元特定 小学校は英国国教会系

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏、裁判所で聖書を引用

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(6)イエス様は今、何をしているの(自分のために)?

  • 無神論からキリスト教信仰へ C・S・ルイスの回心描く映画、年内にも公開へ

  • 12歳のキリスト教徒の少女、誘拐後に性的暴行受け強制改宗・結婚 裁判所が解放を命令

  • 「聖書は神の言葉ではない」 進歩主義の米教会がSNSの投稿で炎上

  • 光は闇に勝利する 穂森幸一(177)

  • 主は生きておられる(173)もう春ですよ 平林けい子

  • 願ったらかなうのか? 菅野直基

  • 「山上の説教」に基づいた回復の働き「セレブレイト・リカバリー」 創始者のジョン・ベーカー氏死去

  • キリストを見る人 岡田昌弘

  • 「聖書は神の言葉ではない」 進歩主義の米教会がSNSの投稿で炎上

  • 2021年の「レント(四旬節)」始まる、きょう「灰の水曜日」 その意味と由来

  • 無神論からキリスト教信仰へ C・S・ルイスの回心描く映画、年内にも公開へ

  • ラビ・ザカリアス氏性的不品行問題、独立調査の最終結果発表 団体が謝罪

  • 12歳のキリスト教徒の少女、誘拐後に性的暴行受け強制改宗・結婚 裁判所が解放を命令

  • 「クリスチャンだからこそ、もっと知って祈って関わってほしい」 人身取引に取り組む「ゾエ・ジャパン」

  • 「山上の説教」に基づいた回復の働き「セレブレイト・リカバリー」 創始者のジョン・ベーカー氏死去

  • 委ねる 佐々木満男

  • ビジネスと聖書(10)「すごさ」の認め方 中林義朗

  • IS斬首のコプト教徒21人、殉教から6年 記念式典に教皇やカンタベリー大主教ら

  • 2021年の「レント(四旬節)」始まる、きょう「灰の水曜日」 その意味と由来

  • 日本脱カルト協会理事、準強制わいせつ容疑で逮捕

  • コロナ禍で増える自殺、奥田知志牧師「宗教にできること、いっぱいあるのでは?」

  • 「聖職者による性被害の法的責任を正面から提起」 聖路加チャプレン訴訟第1回口頭弁論

  • 令和時代の「ヤクザ映画」考 「ヤクザと家族 The Family」と「すばらしき世界」

  • 「聖書は神の言葉ではない」 進歩主義の米教会がSNSの投稿で炎上

  • 2020年版『宗教年鑑』発表 キリスト教系は信者数・宗教団体数・教師数で微減

  • 中国のキリスト教人口、2030年に3億人か 共産党指導部に募る危機感

  • ラビ・ザカリアス氏性的不品行問題、独立調査の最終結果発表 団体が謝罪

  • 同志社の次期総長に現職の八田英二氏

編集部のお勧め

  • パンデミック時代の宗教の可能性探る IPCR国際セミナーで日中韓のキリスト者も発題

  • コロナ禍で増える自殺、奥田知志牧師「宗教にできること、いっぱいあるのでは?」

  • 日本から遠く離れた地の日本人伝道最前線 駐在員家族120人に福音伝える英語教室

  • 「開拓伝道は失われた人々への憐れみの心」 第23回断食祈祷聖会1日目

  • クリスチャン画家の山田桂子さんが姫路市美術展に入選 日米でアートミニストリー展開

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 論説委員・編集部
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 問い合わせ・アクセス
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2021 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.