Skip to main content
2025年10月17日10時23分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会

海外でクリスチャンになった日本人とどう向き合うか 宇都宮で帰国者支援セミナー

2015年6月10日18時50分
  • ツイート
印刷
関連タグ:JCFN峰町キリスト教会OMFインターナショナル(国際福音宣教会)帰国者
海外でクリスチャンになった日本人とどう向き合うか 宇都宮で帰国者支援セミナー+
帰国者の気持ちを理解するため、英語での賛美に挑戦する「帰国者支援セミナー」の参加者=6日、日本キリスト宣教団峰町キリスト教会(宇都宮市)で

海外でクリスチャンになり帰国した日本人(帰国者)の多くは、日本の教会になじむことに困難を覚えているという。帰国者を受け入れる日本の教会、クリスチャンができることは何かを一緒に考えようと、「帰国者支援セミナー」が6日、 日本キリスト宣教団峰町キリスト教会(宇都宮市)で開かれた。主催は、同教会の「相馬裕美さんを支える会」。相馬さんは、昨年まで英国の留学生伝道団体フレンズインターナショナルで、特に日本人留学生に向けた伝道の働きに仕えていた。今回のセミナーには、相馬さんが昨年、英国で出会ったというOMFインターナショナルの英国人宣教師リズ・ジェゴさんがゲストスピーカーとして招かれ、帰国者を日本で支援する上での課題や帰国者との適切な関わり方について話した。

同会代表の松井名木(なぎ)さんが、セミナーの初めにあいさつ。「これまで、教会の中でも帰国者に関心を持ってきた人は少なかったと思う。帰国者支援への理解を深める機会としたい」と、今回のセミナー開催の意義について話した。

賛美をリードしたのは、米国在住歴20年の川田牧人さん。4年前に帰国して以来、海外で伝道された日本人のネットワークを作る、JCFN(Japanese Christian Fellowship Network)の働きを通じて、帰国者と積極的に関わってきた。川田さんは、「帰国者は日本語で賛美することに慣れていないので、新鮮に感じられたり、違和感を感じたりする」と話し、受け入れる側が「まず帰国者の気持ちを理解する」ために、「英語で賛美してみましょう」と呼び掛け、参加者は英語の賛美に挑戦した。

海外でクリスチャンになった日本人とどう向き合うか 宇都宮で帰国者支援セミナー
ゲストのリズ・ジェゴ宣教師を紹介する相馬裕美さん

2010年から14年にかけて、OMFインターナショナルの宣教師として日本で宣教していたリズさんは、今年3月に家族と共に2回目の来日を果たした。特に帰国者をサポートすることに力を入れている。最初に帰国者の現状を統計から明らかにしたリズさん。日本人が海外で救われる可能性は、日本にいるときよりも70パーセント高くなり、実際、1年間で救われる日本人の6分の1が海外で救われ、毎年1600人もの帰国者が救われて日本に戻ってきているという。クリスチャンになって帰国した人だけではなく、海外でキリスト教に興味を持ったという人も含めれば、さらにその数は多くなる。しかし、帰国後2年以内に、なんと帰国者の5人に4人が、教会から遠ざかってしまっているという。

帰国者が教会を離れる理由は、海外と日本の教会の在り方に「違い」を見出してしまうからだ。それぞれの国の文化が異なるのと同じように、教会の文化も国によってまったく異なる。同じ国であっても、教団や教派によって教会文化に違いはあるが、多くの帰国者と関わってきたリズさんが、「帰国者が感じた違い」の共通点として挙げたのは、全部で8つ。▼教会の規模が小さい、▼教会員の年齢層が高い、▼キリスト教用語が難しい、▼初来会者に個人情報を書かせる、▼初来会者を全員の前で紹介する、▼牧師と信徒との関係が堅い、▼洗礼を受けていないとクリスチャンと呼ばれない、▼スモールグループがない。

同じ聖書を読み、同じ福音を信じ、同じ神に賛美をささげているにもかかわらず、その表現の仕方の違いを好きになることができず、所属教会を見つけられない帰国者が数多くいる。教会に結び付くことがなければ、いつかは神からも離れてしまう。賛美のスタイルや聖餐式のやり方といった表面的な違いは、帰国者側が調節し、合わせていくべきだとリズさんは話す。それには、努力や忍耐が必要になることもあるかもしれないが、神の助けによって必ず順応できると励ましのメッセージを語った。

海外でクリスチャンになった日本人とどう向き合うか 宇都宮で帰国者支援セミナー
「帰国者を日本で支援する」と題して話をしたリズ・ジェゴ宣教師

一方で、帰国者を送り出す海外の教会、受け入れる日本の教会にも、この現状をよく知った上で、祈り、協力してほしいとリズさんは話す。日本人を伝道している海外のクリスチャンには、日本の文化の違い、それによる問題を知り、帰国する前から心の準備ができるように帰国者を支えてもらう必要がある。リズさんは母国の宣教師たちに、救われた日本人が帰国した後にも、「表面的な文化の違いは慣れればそれほどの問題ではないから、引き続き教会に通うように」と励ますよう伝えているという。

帰国者と関わる日本のクリスチャンには、帰国者が海外の教会に慣れ親しんでいることを理解し、日本の教会文化を押し付けるのではなく、帰国者の話に耳を傾けることが求められる。帰国者は、帰国して初めて、他宗教の葬式や仏壇、墓参りなど、聖書の教えに反する慣習というような、海外では考える必要のなかった問題にぶち当たる。クリスチャンとして日本でどう生きていけばよいのか、日本の教会には、帰国者を愛をもって正しく導く必要がある、とリズさんは話した。

リズさんの話を受けて、参加者は、スモールグループに分かれたディスカッションの時を持った。ある帰国者は、米国のクリスチャン同士は初めて会うと「いつクリスチャンになったのか?」と質問するが、日本のクリスチャンは「いつ洗礼を受けたのか? どこの教会か?」と聞いてくるという違いを感じたという。別の帰国者もそれに共感すると言い、「洗礼を受けていない自分は、ちゃんとしたクリスチャンじゃないというレッテルを貼られた気がして、部外者の感覚が長い間抜けなかった」と体験談を話した。

海外でクリスチャンになった日本人とどう向き合うか 宇都宮で帰国者支援セミナー
スモールグループでのディスカッションの様子

また、「帰国者の信仰の土台は、フェローシップになっていることがよくある」という指摘の声も上がった。限られた海外滞在の中で救われた人々は、聖書の学びもままならないまま帰国している場合が多い。規模の大きな教会の持つエネルギーに触れた勢いで、「日本を変えよう!」という高い志を抱いて帰ってくる人もいる。参加者は、「日本の教会にも敬意を払って心を開けば、関係が良くなるのだから、受け入れ合うことで一緒に日本の教会を良くしていくことができるのではいか」「お互いに聖書の言葉を実行することが大事」などと意見を交換した。

このセミナーに参加した同教会に通う年配の教会員からは、「これまで帰国者という言葉すら聞いたことがなかった」という声もあった。相馬さんは、「東京など人の多いところでは、帰国者のネットワークがあるが、都心部を少し離れた宇都宮になると、全く知られていない現実がある」と言い、「だからこそ、ここが帰国者支援の最前線だと思うと、これからへの期待がますます高まります」と明るい笑顔で話してくれた。

関連タグ:JCFN峰町キリスト教会OMFインターナショナル(国際福音宣教会)帰国者
  • ツイート

関連記事

  • クリスチャン都道府県人会、「海外の集い」設立 シンガポールJCF牧師「日本の教会と一緒に網を引き上げていきたい」

  • 海外宣教覚えて祈る「ミッション・イニシアチブ」、日本福音教会の各教会で開催

  • 日本人海外宣教に新しい流れ 伝道の秘訣を宮本俊一宣教師夫妻に聞く

  • アメリカでの日本人ミニストリー(1)ミヤ・スミスさん:日本人の救いのために

  • “世界15億人のティーンエイジャーに福音を” 米最大規模の青年宣教団体、海外宣教を重点化方針

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(5)妥協せず、信仰を働かせる 加治太郎

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • 花嫁(35)古い人を脱ぎ捨てて 星野ひかり

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • 焦りは禁物 菅野直基

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • 栄光への脱出の道 穂森幸一

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.