家系に代々流れる祝福と呪いってあるの!? 菅野直基牧師

2014年6月26日10時36分 コラムニスト : 菅野直基 印刷
関連タグ:菅野直基
+菅野直基

聖書は、家系の中に「祝福」が連綿と流れることを教えます。

「主は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、恵みを千代も保ち、咎とそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」 (出エジプト記34章6~7節)

自分の子どもたちを見ていると、確かに「家系に流れる祝福」があるのだなあと痛感します。親バカですが、私のDNAだけを遺伝していたら、こんな優れた子は生まれて来なかったと思います。

私自身も、親からの遺伝だけではなく、「家系の中に流れる祝福」をたくさん受け継いで、今の私が存在させられているのだと感じ、感謝しています。私は、「宗教的な家系」に育ちました。父方は、千年以上続く「神社の神主の家系」、母方は、「三代、四代続くクリスチャンであり、牧師の家系」です。私が、今日、牧師をさせて頂いているのは、一方においては、「神の憐れみ」と「選び」ですが、もう一方においては、「家系に流れる祝福」を受け継いでいるからだと思います。

また、母親を含めて、音楽家が親類に何人もいます。この祝福も流れていると思います。「アガペ・キングダム・プレイズ」(略称 AKP153)の音楽活動をしています。まだまだ小さな働きですが、はじまりは小さく、後には、大きな活動に発展して行けたらと願っています。ぜひ、祈り、応援して下さい。

聖書は、「恵みは千代続き、咎は三代、四代続く」とあります。「家系の祝福が千代続く」のに対して、「家系の咎は三代、四代続く」というのは一体どういうことでしょうか。

上記の聖句には、3つの違う「罪」という言葉が使われています。

    ① 「罪」⇒的外れの罪
    ② 「そむきの罪」⇒知っていて意図的に犯す罪
    ③ 「咎」⇒神の言葉を微妙に歪め、「これくらいはいいだろう」という慢性的な悪習慣の罪

この3つのうち、「罪」と「そむきの罪」は、「家系に流れる」とは書かれていません。個人が罪の結果を負うことになります。しかし「咎」は家系に流れると教えます。

例えば、「嘘をついてはいけない」という教えに対して、大筋では同意しても、「本当のことだけを言っていたら、世の中では生きていけない。嘘も方便だ」と考えたとしたら、神の言葉を微妙に曲げていることになります。これが「咎」です。咎は、親が犯すのと同じようなシチュエーションになった時、子ども、孫、ひ孫、玄孫も同じように犯してしまいやすくなるのです。

連日、都議会本会議で発せられた「セクハラやじ」について大々的に報じられていますが、そんな中、鈴木章浩氏が名乗りをあげました。

それまでの鈴木氏は、TVの取材に対して、「私は言ってない!」ときっぱり疑惑を否定しましたが、「バレる訳ないだろう!?」と高をくくっていたのでしょう。しかし、ことが大きくなり、聞き取り調査がなされ、これから声門分析がなされたら、「バレるのも時間の問題!?」と感じて、観念し、白状したのでしょう。

最初から、素直に認めることもできました。しかし、こういう平気で嘘をつく性質は、代々続く「咎」の影響です。その他にも、「酒癖が悪い」「暴力」「浮気ぐせ」「盗み」「ケチ」「否定的」「怒りっぽい」なども「咎」として、三代、四代の子孫に受け継がれてしまいます。

「咎」が三代、四代に受け継がれるとしたら不公平です。家系によって、差があるからです。祝福された家系、そして、呪われたような家系と、違いがあるからです。親に恵まれた人もいれば、親に恵まれなかった人もいます。みなさんの両親はどういう方でしたか。

愛情豊かで、尊敬できる親に育てられた人は、聖書が教える「父と母を敬いなさい」という教えに素直に従えますが、暴力的で無責任な、とんでもない親に育てられた人は、とても父と母を敬う気にはなれないだろうと思います。

あなたは、自分の親を赦していますか。恨んでいませんか。「こんな親のようには絶対にならない!」「親のようなタイプの人とは絶対に結婚しない!」「この親を絶対に乗り越えてやるぞ!」「今に見てろ!」などの、反面教師的な思いを心の中に持っていないでしょうか。

親を「反面教師」としても、不思議なことは、自分が親の年代になった時に、親と同じように生きている自分に気づいたり、「親のような人とは結婚したくない」と考えていたのに、親と似ている人と結婚し、苦労したり、離婚と結婚を繰り返す人がいるものです。

家系に流れるマイナスの連鎖を断ち切り、そして、家系に流れる千代の祝福を流れさせることはできるのでしょうか。そのためにはどうしたらいいでしょうか。

    ① 親や先祖の「罪」「そむきの罪」「咎」を「神様、赦して下さい」と祈る。
    ② 「神様、親を赦します」と祈る。
    ③ 親を憎んだり、赦さなかったりした罪を「神様、赦して下さい」と祈る。
    ④ 自分自身の「罪」「そむきの罪」「咎」を「神様、赦して下さい」と祈る。
    ⑤ 親を通して受けた心の傷を「神様、いやして下さい」と祈る。

この祈りが終わった後、家系のマイナスの連鎖はストップし、家系に流れる千代の祝福が勢いよく流れて行くでしょう。

あなたの直近の家系には、あんまり尊敬できない人がいるかも知れません。しかし、何十代、何百代をさかのぼって行くならば、素晴らしい人が何人もいるはずです。その祝福が、今あなたの中にも流れています。その祝福に感謝し、それを発展させ、後世にも流して受け継いでいけたら素晴らしいですね。

「咎」や「マイナスの連鎖」を、あなたの代で終わりにしましょう。それは、親を憎み、親に対する反骨精神だけでは不十分です。「親のようになるまい!」とがんばればがんばるほど、ますます悪い影響があなたに流れてしまいます。しかし、神様が遣わした一人子である「イエス・キリスト」を救い主と信じ、神に祈る時に、確実に断ち切ることができます。

多くの宗教には、「因果応報」という教えがあります。自然界にも、「まいたものを刈り取る」法則があります。私たちの地球に「万有引力」の法則があるように、それらは確かな法則です。しかし、「因果応報」や「まいたものを刈り取る」法則を断ち切るのは、「人にはできないことも、神にはできる」のです。

あなたは、特別に神に祝福された人です。呪いはせき止められ、千代の祝福があなたに与えられています。

コラムを読んで、ためになった、良かったと思われたら、sgr_ch@ybb.ne.jpまで感想を送ってください。また、twitter、facebookなどでシェアしてください。

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、みなさんの近くの教会を紹介致します。)

菅野直基牧師のフェイスブック

関連タグ:菅野直基

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。記事の一つ一つは、記者や翻訳者、さらに編集者の手などを経て配信されているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、毎月定期的にサポートする「サポーター」として(1,000円/月〜)、また単発の「サポート」(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済で可能です。申し込みいただいた方には、毎週のニュースやコラムをまとめた申込者限定の週刊メールマガジンを送らせていただきます。サポーターやサポートの詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。


コラムの最新記事 コラムの記事一覧ページ

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

おすすめのコンテンツ【PR】

コラム

主要ニュース