臼田宣弘
-
ルカ福音書を読む(17)「信じなさい、そうすれば救われる」―2人の女性に起こった出来事― 臼田宣弘
今回は、8章40~56節を読みます。ここには、ヤイロという会堂長(礼拝を行なう施設の責任者)とその娘のお話に挟まれるようにして、出血の病を患っていた女性のお話も伝えられています。
-
ルカ福音書を読む(16)「あなたの罪は赦された」―ファリサイ派の人シモンと罪深い女― 臼田宣弘
今回は7章36~50節を読みます。イエス様がファリサイ派の人シモンの家に招かれました。まず、ファリサイ派といわれる人たちが、ルカ福音書でどのような位置付けにあるかについてお伝えします。
-
ルカ福音書を読む(15)「洗礼者ヨハネに対する受け答え」―「やり直せます」という切り口で読む― 臼田宣弘
今回は、ヨハネが牢(ろう)の中から、イエス様のもとに弟子を送ったことと、ヨハネの弟子たちが帰った後のイエス様の語りが記されている7章18~31節を、これまで同様に「やり直せます」というテーマを切り口に読んでみたいと思います。
-
ルカ福音書を読む(14)「やもめの一人息子の復活」―死に打ち勝たれた方が起こされたこと― 臼田宣弘
前回お伝えしました、カファルナウムで百人隊長の部下を癒やされた出来事の後、イエス様の一行はナインという町に向かいます。ナインは、ナザレの南南東10キロ、カファルナウムからですと南西に30キロほどの所にある町です。
-
ルカ福音書を読む(13)「百人隊長と癒やされた部下」―とりなしの祈りがなされての再出発― 臼田宣弘
今回は7章1~10節を読みます。イエス様は6章で伝えられている説教をされた後、シモンの実家があるカファルナウムに戻られました。カファルナウムには、小隊が駐屯していました。その小隊を指揮していたのが、今回のお話に登場する百人隊長です。
-
ルカ福音書を読む(12)「例えで語られるイエス様」―そしてそれを行いなさい― 臼田宣弘
今回は、6章37~49節を読みます。37~38節では4つのことが教えられていますが、最初の2つは「人を裁くな」「人を罪人だと決めるな」という禁止命令であり、後の2つは「赦しなさい」「与えなさい」という行動命令です。
-
ルカ福音書を読む(11)「してほしいことを人にもしなさい」―新約聖書の黄金律― 臼田宣弘
今回は6章27~36節を読みます。今回の箇所もマタイ福音書の「山上の説教」、特に5章38~48節に対応しています。27~30節は愛敵の教えです。イエス様は、続けて4つのことを語られます。
-
ルカ福音書を読む(10)「幸いと不幸」―イエス様の説教から― 臼田宣弘
今回は6章20~26節を読みます。この箇所を含めたイエス様の説教群の一つであるルカ福音書6章17~49節は、マタイ福音書5~7章の「山上の説教」に対応しています。ルカ福音書では「幸い章句」だけでなく、後半に「不幸章句」があることが特徴です。
-
ルカ福音書を読む(9)「シモンたちの召命」―人間をとる漁師に― 臼田宣弘
今回は4章38~40節と5章1~11節を読みます。前回、イエス様がナザレの会堂で話されたことをお伝えしました。その日の夕方、イエス様は漁師シモンの家に行きます。これは、ラビを安息日の祝いの食事に招く習慣によるものと考えられているようです。
-
ルカ福音書を読む(8)「ナザレでの宣教」―イザヤ書の朗読を通して― 臼田宣弘
このコラムは、2022年度いっぱいの連載予定です。ルカ福音書は24章ありますから、1カ月に2章のペースで進めていくことになります。週1回の掲載であることを鑑み、適宜お話を取り上げていきたいと思います。
-
ルカ福音書を読む(7)「荒れ野での悪魔の誘惑」―神の子ならやってみろ― 臼田宣弘
ルカ福音書はイエス様が神の子であることを明示して、その直後で今度はその神の子が、神の子であることを理由に、悪魔の誘惑に3度遭ったお話を伝えています。今回はその箇所である4章1~13節を読みます。
-
ルカ福音書を読む(6)「わたしの父の家」―神殿の少年イエス様― 臼田宣弘
前回、イエス様の両親がみどりごイエス様と、律法に定められた行事のためにエルサレムの神殿に行ったことをお伝えしましたが、それらのことをすべて終えた3人は、100キロ以上離れた自分たち町ナザレに戻りました。イエス様はそこで成長していったのです。
-
ルカ福音書を読む(5)「シメオンとアンナ」―老預言者たちに差した希望の光― 臼田宣弘
今回は2章22~38節の神殿奉献と2人の老預言者の話を取り上げます。第2回でお伝えしたことですが、ルカ福音書において、男女がペアで登場するものの一つが、今回のシメオンとアンナの話です。
-
ルカ福音書を読む(4)「アブラハムの子孫」―その新約的意義― 臼田宣弘
本コラムの第1回で、ルカ福音書1章47~55節の「マリアの賛歌」のうちの52~53節は、この福音書の主題部分であるとお伝えしました。今回はその後の54~55節を掲載します。
-
ルカ福音書を読む(3)「マリアへの受胎告知」―ダビデ王朝の復興― 臼田宣弘
今回は、1章26~38節に記されたマリアへの受胎告知の場面を読みます。イスラエルのナザレに行きますと、「受胎告知教会」という教会があります。会堂内の壁には、世界各国から送られてきたマリアと幼子イエスのモザイク画が飾られています。
-
ルカ福音書を読む(2)「洗礼者ヨハネの誕生」―老夫妻の新たな出発― 臼田宣弘
それでは、今回からルカ福音書を順次読んでいきましょう。最初は、洗礼者ヨハネの誕生に関する出来事です。このお話は、1章5~25節と同57~66節に分散されていますが、一部を省いて両方を一緒に掲載します。
-
ルカ福音書を読む(1)「やり直せます」―私の考えるルカ福音書のテーマ― 臼田宣弘
約4年間にわたって、「コヘレト書を読む」「パウロとフィレモンとオネシモ」「コヘレトと新約聖書」という3つのコラムを連載してきました。新年度からは新たに、「ルカ福音書を読む」(毎週水曜日掲載)というコラムの連載を始めたいと思います。
-
コヘレトと新約聖書(最終回)「善人にも悪人にも」―愛敵の教えの根拠― 臼田宣弘
コヘレトが説くテーマの一つに「神の御業の絶対肯定」があります。この世の出来事がどんなに空(むな)しいと思えるときであっても、「今この時に神のなさってくださることに感謝して生きていこう」と、コヘレトは説いているのです。
-
コヘレトと新約聖書(8)「神に依り頼む歩み」―勧善懲悪とイエスの教え― 臼田宣弘
今回は、コヘレト書7章15~22節を扱った「コヘレト書を読む」の第19回でお伝えしたことを基に執筆します。この箇所では、古代ギリシャ宗教に見られた「勧善懲悪」の教えに、コヘレトが抗しているのではないかとお伝えしました。
-
コヘレトと新約聖書(7)「人生の価値」―神の前では皆が平等― 臼田宣弘
今回は、「コヘレト書を読む」の第15回と第16回でお伝えしたことを基に執筆します。「短かった人生であっても価値は長寿の人と同じ」ということから連想する新約聖書の話は、マタイ福音書20章1~16節の「ぶどう園の労働者」の例え話です。
人気記事ランキング
-
トランプ前米大統領「公認」の聖書発売、1冊約9千円
-
ジーザスと私(10)ベイビー牧者の大失敗 桜井知主夫
-
超自然的現象と科学(5)アダム(エバの夫)以前の「人類」についての考察2 愛多妥直喜
-
全国20〜30代バイブルトーク、オンラインで4月3日午後8時から
-
ルーテル学院大学、2025年度から学生募集停止 日本ルーテル神学校は継続
-
安保理のガザ停戦決議、ワールド・ビジョンが歓迎 「子ども保護の原則再確立の第一歩」
-
ヨハネ福音書を読む(50)「弟子たちの足を洗うイエス様」―洗足木曜日に当たって― 臼田宣弘
-
JEA社会委、関東大震災の朝鮮人・中国人虐殺犠牲者を覚える祈りを公表
-
ロシア占領下のウクライナでキリスト教指導者らが拷問死 迫害の中に希望の兆しも
-
花嫁(3)衰えはイエス様の招き ところざきりょうこ
-
ルーテル学院大学、2025年度から学生募集停止 日本ルーテル神学校は継続
-
NCCに日本キリスト教会が加盟、新総幹事は大嶋果織氏に
-
仙台白百合女子大学、次期学長に加藤美紀教授 棋士・加藤一二三氏の次女
-
神父が男性に不同意性交か、22年に緊急帰国し調査中 カトリック札幌教区が公表
-
聖書の引用が犯罪に? カナダ議会で審議中の法案に懸念の声
-
岩井基雄牧師死去、「世の光」「ライフ・ライン」メッセンジャー
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(194)「過ぎ越しの祭り」とイースター 広田信也
-
認定こども園運営する江別キリスト教学園理事長がセクハラか 職員らが記者会見
-
ガザのキリスト教徒、苦難の中で信仰を堅持 「十字架の救い主にかつてないほど近い」
-
ロシア占領下のウクライナでキリスト教指導者らが拷問死 迫害の中に希望の兆しも
-
認定こども園運営する江別キリスト教学園理事長がセクハラか 職員らが記者会見
-
仙台白百合女子大学、次期学長に加藤美紀教授 棋士・加藤一二三氏の次女
-
「抱樸」理事長の奥田知志牧師に「未来のいしずえ賞」
-
岩井基雄牧師死去、「世の光」「ライフ・ライン」メッセンジャー
-
「進化論では細胞の起源を説明できない」 東工大名誉教授が解説
-
ドイツのタクシー運転手、聖書の一節が書かれたステッカーを車に貼り罰金
-
ルーテル学院大学、2025年度から学生募集停止 日本ルーテル神学校は継続
-
インドネシア、イエス・キリストをイスラム教の呼称で呼ぶ政策を廃止
-
米教会で1日に93人が受洗 「神はただ語られ、彼らは従ったのです」
-
トランプ氏の私邸で保守派LGBT団体幹部の同性婚、男性カップルとの写真も