臼田宣弘
-
ヨハネ福音書を読む(5)「新しい神殿」―宮清めが指し示すもの― 臼田宣弘
今回は、2章13~22節を読みます。13節に、過越祭が近づいたのでイエス様がエルサレムに上ったと伝えられていますが、ヨハネ福音書は他の2箇所でも過越祭が近づいたと伝えています。つまりイエス様は、公生涯に3度過越祭に行かれています。
-
ヨハネ福音書を読む(4)「カナの婚礼」―イエス様の母マリアのメシア告白―臼田宣弘
今回は、2章1~12節を読みます。ヨハネ福音書の特徴の一つは、さまざまな解釈ができることです。いろいろな著者によるこの福音書の注解書を読んでみますと、それは一様ではありません。しかし、その一つ一つの注解に納得がいきます。
-
ヨハネ福音書を読む(3)「最初の弟子となった人たち」―メシア告白と共に― 臼田宣弘
今回は、1章35~51節を読みます。洗礼者ヨハネが2人の弟子と共に立っている場面から、この日の出来事は始まります。2人のうちの1人は、イエス様の12弟子となったアンデレであることが、40節で明らかになります。
-
ヨハネ福音書を読む(2)「洗礼者ヨハネの証言」―この方こそ神の子である― 臼田宣弘
前回、ヨハネ福音書は、①「イエスは神の子メシアであると信ずるため」、②「信じて、イエスの名によって命を得るため」という2つの執筆目的を持っている、とお伝えしました。本コラムでは、この点に着目して連載を進めていきたいと思います。
-
ヨハネ福音書を読む(1)「プロローグ」―連載を始めるにあたって― 臼田宣弘
約1年間にわたって、「ルカ福音書を読む」というコラムを連載してきましたが、今回から「ヨハネ福音書を読む」の連載を開始します。これまでと同じく、毎週水曜日の掲載で、期間も約1年間を予定しています。
-
ルカ福音書を読む(最終回)「よみがえったイエス様」―世界で初めのイースターの出来事― 臼田宣弘
イースター、おめでとうございます。最終回となる今回は、24章1~35節を読みます。この箇所は、朝から恐らく日没までの、丸一日の出来事として伝えられています。世界で初めのイースターの出来事です。
-
ルカ福音書を読む(51)「ピラトとヘロデの前でのイエス様」―ローマ帝国の為政者の下で― 臼田宣弘
イエス様は最高法院で裁判を受けることになります。そこで死刑にするべきだという結論になったのですが、最高法院には死刑判決を下す権限がありませんでした。それができるのは、ローマ帝国のユダヤ属州の総督ピラトだけであったようです。
-
ルカ福音書を読む(50)「ペトロの否認」―イエス様のまなざし― 臼田宣弘
ペトロは、確かにイエス様を愛していました。ですから、他の弟子たちが逃げ出してしまったにもかかわらず、イエス様に従っていきます。しかし、イスカリオテのユダ同様にサタンにふるいにかけられ(ルカ22:31)、3度の否認をしてしまったのです。
-
ルカ福音書を読む(49)「ユダによる引き渡しとイエス様の捕縛」―否定された暴力― 臼田宣弘
イスカリオテのユダの出来事は、キリスト教を信仰する者たちにとって最大のポイントであると思います。それは、「歴史としてのキリスト教」としてもそうでありましょうし、「信仰としての私自身のキリスト教」にとってもそうなのだと思います。
-
ルカ福音書を読む(48)「弟子たちとの最後」―捕らえられる前に― 臼田宣弘
今回は、22章35~46節を読みます。これは、イエス様から弟子たちに向けた最後の説教です。舞台は前々回と前回に引き続き、イスカリオテのユダにサタンが入った後の、最後の晩餐での席であると思われます。またこのお話は、ルカ福音書だけが伝えています。
-
ルカ福音書を読む(47)「サタンによる試練」―祈ってくださるイエス様― 臼田宣弘
今回は、22章24~34節を読みます。前回、「荒野の誘惑以後、イエス様や弟子たちを離れていたサタンが、イスカリオテのユダに入ったことで、守られていた時間が過ぎ、現実の時間が戻ってきた」とお伝えしました。
-
ルカ福音書を読む(45)「復活についての問答」―サドカイ派の人々と― 臼田宣弘
今回は、20章27~40節を読みます。ここでは、エルサレム神殿でのイエス様の様子が引き続き伝えられています。
-
ルカ福音書を読む(44)「エルサレム神殿において」―反対者たちとの対論― 臼田宣弘
今回は、20章9~26節を読みます。エルサレムに入られたイエス様は、その後(マルコ福音書11章12節によれば翌日)エルサレム神殿に行かれ、そこで商売をしていた人たちを追い出す、いわゆる「宮きよめ」をされた後、境内で教えを説かれました。
-
ルカ福音書を読む(43)「エルサレム入場」―平和の王であるイエス様― 臼田宣弘
いよいよイエス様の生涯の最後になる、エルサレム滞在記になります。その最初になるエルサレム入場のお話は、4つの福音書全てに並行記事があり、ヨハネ福音書によるならば、その日はイエス様が十字架にかけられた金曜日の前の日曜日です。
-
ルカ福音書を読む(42)「ムナの例え」―王の位を受けた主人とは誰か― 臼田宣弘
今回は、19章11~27節を読みます。この箇所は、マタイ福音書の並行箇所と比較した方がよいので、その箇所と併記します。ルカ福音書の太字の部分は、王の位を受けた主人に関する記述ですが、これはマタイ福音書には全く見られないものです。
-
ルカ福音書を読む(41)「2人の徴税人の招き」―レビとザアカイ― 臼田宣弘
今回は、5章27~32節と19章1~10節を読みます。ここでは、徴税人のレビとザアカイをイエス様が招いたお話が伝えられています。徴税人とは住民から税を徴収する人のことですが、当時は不正な取り立てが横行していたようです。
-
ルカ福音書を読む(40)「イエス様に従った見えるようになった人」―エルサレムへの途上で― 臼田宣弘
今回は、18節31~43節を読みます。イエス様は12弟子に対して、「今、わたしたちはエルサレムへ上って行く」と言われました。エルサレムが近づいてきたのです。そして、3度目の死と復活の予告をされます。
-
ルカ福音書を読む(39)「富める議員」―永遠の命を受けるためには― 臼田宣弘
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今回は、18章18~30節を読みます。今回のお話は、マタイ福音書とマルコ福音書にほぼ同じ内容の並行記事があります。
-
ルカ福音書を読む(38)「祈りについての2つの例え」―低みからの祈り― 臼田宣弘
今回は、18章1~14節を読みます。ルカ福音書は、男女がペアになったお話が多くあることを、今までお伝えしてきました。今回のお話は、根気強く祈りなさいというものです。これは、友達のところにパンを借りにいった人の例え話とペアであると思います。
-
ルカ福音書を読む(37)「クリスマスの出来事」―全ての人たちへの知らせ― 臼田宣弘
御子イエス・キリストの御降誕を心からお祝いいたします。今日、クリスマスは世界的な行事です。日本もそうですが、キリスト教徒の人口が少ない国々でもクリスマスは祝われます。
人気記事ランキング
-
福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進
-
N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025
-
世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出
-
ワールドミッションレポート(8月20日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(3)
-
篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(240)聖書と考える「レプリカ 元妻の復讐」
-
ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)
-
ワールドミッションレポート(8月18日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(2)
-
米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念
-
いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣
-
嫌いと無関心 菅野直基
-
福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進
-
N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025
-
世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出
-
米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念
-
新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版
-
いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣
-
嫌いと無関心 菅野直基
-
シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦
-
主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子
-
ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に
-
根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令
-
新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版
-
キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所
-
「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展
-
N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025
-
「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司
-
日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及
-
日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも
-
コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に
-
ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に