欧州諸国は長い間「世俗化の最前線」と呼ばれてきた。オランダ国民の約6割はいかなる宗教にも属しておらず、かつての歴史的教会堂の多くは美術館やカフェに姿を変えている。信仰は過去の遺物となり、キリスト教の血脈は尽きかけているかのように見えた。
しかし今、世界で最も世俗化が進んだこの国で、力強く歴史的な地殻変動が起きている。それをけん引しているのは、他でもない「Z世代」と呼ばれる若者たちである。
その霊的覚醒を象徴する出来事が、アムステルダム近郊の広大な施設で起きている。ペンテコステ(聖霊降臨祭)を祝うために開催される「オプウェッキング(オランダ語で『リバイバル』の意)」と呼ばれるカンファレンスには、実に毎年6万人ものキリスト者が全国から集結する。
広大な会場に無数のテントが立ち並び、参加者たちは昼夜を問わず熱く賛美と祈りをささげた。驚くべきことに、昨今の参加者の約半数は30歳以下の若者たちである。徹底した世俗的価値観の中で生まれ育った彼らは、物質的な豊かさや相対主義では決して満たされることのない魂の渇きを覚え、純粋に「生けるイエス」を渇望してこの場所に集まってきたのだ。
先日、マドリッドのサッカースタジアムでの大規模な賛美集会(5月25日レポート)を伝えたばかりだが、この力強い聖霊の波は、決してオランダ一国にとどまるものではない。欧州全土で奉仕する伝道者ジャン・リュック・トラクセルは、「かつてないほど強くリバイバルの風が吹いているのを感じます」と、興奮気味に、欧州で起きている息をのむような新しい動きを語る。
隣国フランスでも最近、20以上の都市で何万人もの信者が街頭に繰り出し、福音を大胆に宣言しながら祈りの行進を行った。その日ばかりはと教派的なプライドや教理の違いを乗り越えて、ただ「イエス・キリスト」という比類なき御名だけを高く掲げて、賛美と礼拝がささげられたのだ。
聖書は言う。
あなたは人々に言え。「万軍の主はこう言われる。わたしに帰れ。──万軍の主のことば──そうすれば、わたしもあなたがたに帰る。──万軍の主は言われる。」(ゼカリヤ1:3)
近代主義の名の下に聖書やキリストを締め出し、長く霊的な冬の時代を耐え忍んできた欧州は今、確かな春の息吹とともに、第二幕となる新たな霊的収穫の季節を迎えようとしている。
世俗化の氷が溶け、霊的新風が吹き荒れる欧州のために祈ろう。オランダの広大な野原で天に向かって両手を掲げた数万の若者たちが、日常の学校や職場でキリストの純粋な愛を生き、歩み出すことができるように。
街角で福音を宣言し始めたフランスの兄弟姉妹たちの上に、守りと大胆さが注がれるように。人間の目にはキリスト教が衰退したように見えたこの大陸の土壌の奥底で、福音にある力強い命の種が芽吹き、その波が全土へ波及していくよう、祈っていただきたい。
■ オランダの宗教人口
プロテスタント 18・3%
カトリック 25・7%
ユダヤ教 0・2%
イスラム 5・5%
無神論 46・9%
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