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天に思いをはせて

天に思いをはせて(8)教会生活 星野ひかり

2026年6月11日18時37分 コラムニスト : 星野ひかり
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天に思いをはせて(8)教会生活 星野ひかり+

聖書の神聖さに引かれて教会に通い出した人の中には、教会という組織の中で聖書の神性を忘れていってしまう人も多いのではないでしょうか。

聖書はあまりにも麗しいものであります。神様の言葉の威厳に、世界観に圧倒されます。しかし、人間の作る教会はその神性を表し切れず、まるでがらんどうのように感じてしまうのは、私だけではないのではないでしょうか。

教会に行って聖書を読めなくなることもあります。しかし、だからこそ立ち返って、聖書を開く必要があるのではないでしょうか。そこには神様の力ある言葉、御思いにあふれた世界が開かれています。

教会組織は、人が人の力で組織の維持と成長のために働いているようで、この世の会社に似ていると思えてしまうこともあります。だからこそ、一人静まって御言葉に向き合う時間はとても大切です。

ここにこそ、神様の息吹があります。

分厚い聖書。神様の言葉の海におぼれ、一人静まって祈る時。それは、どんなにぜいたくな時間でしょう。

私はそのような葛藤の中、1カ月ほど教会生活を休んでいました。そして今週、久しぶりに礼拝に参加しました。今まで奉仕をし過ぎていたこともありましたし、責任を負い過ぎていたところもありました。

それらの重荷を全て下ろし、ただの群れの一人として参加した礼拝は、この世とは聖別されたとても素晴らしい時間でした。

教会に加わると、どうしても積極的に奉仕したくなってしまいます。人の役にも立ちたいし、イエス様の働き人として働きたいと意気込んでしまいます。

しかし、何もできない無力な小さな者にこそ、一番素晴らしい席が用意されているのかもしれないとも思った先日の礼拝でした。

雨が降ったり、嵐が来たり、暑い日が続いたり、毎日天候は移り変わります。今特にしなければならないことのない私は、天候によって一日の予定を立てます。

空の具合を見て、庭の水やりの時間を決め、買い物に出る時間を決めます。家事を済ませたら、その他の時間は、もっぱら趣味の一つになってしまったお菓子作りや編み物をして過ごしています。

昨日はオレンジの果肉と果汁のたっぷり入ったレアチーズケーキを作りました。その前に、ビスケットで台座を作ったレアチーズケーキを作り、とてもおいしかったために、余ったオレンジの救済を兼ねて台座のないオレンジのレアチーズを作ったのです。義父母にも分けるために、1日半でホールケーキもなくなってしまいます。

今日は余った2つのりんごの救済を兼ねたアップルケーキを焼こうと思っています。編み物をしながらオーブンの中を時折のぞき込んで、良い香りの中で楽しい時間を過ごします。お菓子作りと編み物。この2つの趣味は、私の生活をとても満ち足りたものにしてくれました。それをイエス様は喜んでくださることを信じます。

何千年も前から、神様がこの星に与えてくれた啓示である聖書をめくる時間もまた、より大切な時間になってゆきます。神様が私たち人間と共に歩んだ道のりの記録は、荘厳な景色を引き連れて、眼前に広がるようですから。

(絵・文 星野ひかり)

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◇

星野ひかり

星野ひかり

(ほしの・ひかり)

千葉県在住。2013年、友人の導きで信仰を持つ。18年4月1日イースターにバプテスマを受け、バプテスト教会に通っている。同年より、クリスチャントゥデイで連載を始める。これまでの掲載作品は、「のりぼと神様」(18年)、「はっつぁんとかおる姫」(同年)、「背徳の街のマリヤ」(19年)、「み使いダニエル」(20〜21年)、「さくら時計」(21〜22年)、「すみれ時計」(22年)、「小菊時計」(同年)、「夜明け前」(22〜23年)、「花嫁」(24〜25年)。

■ 星野ひかりフェイスブックページ
■「花嫁(9)白百合の願い」で取り上げた星野ひかりの石鹸はこちら

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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