コロサイの信徒への手紙
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キリストによる新しいいのちの祝福 万代栄嗣
2月は逃げるといわれますが、逃げる2月ではなく、神様から与えられた一日一日を感謝と賛美と喜びをもって、自分らしく丁寧に生きていきたいと思います。生活が豊かになり長生きできる時代になっても、どれだけ幸せで充実して恵まれたいのちであるかは…
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パウロとフィレモンとオネシモ(57)「エフェソ書のあとがき」―コラムの最後に― 臼田宣弘
57回にわたって連載してきました本コラムも、今回で最終回となります。今回はエフェソ書6章21~24節を読みます。エフェソ書の「あとがき」の部分です。最初に21~22節を記載します。
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パウロとフィレモンとオネシモ(56)「パウロの投獄体験」―3書全体の背景にあるもの― 臼田宣弘
2019年9月から始まった本コラムも、今回を含めてあと2回で終了します。今回はエフェソ書6章10~20節を読みます。「神の武具を身に着けなさい」が2度繰り返され、勇壮な趣のするこの箇所は、さまざまな「武具」が並べられています。
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パウロとフィレモンとオネシモ(55)「子と親・奴隷と主人」―コロサイ書に加筆されたもの― 臼田宣弘
今回は、私がその著者をオネシモと考えているエフェソ書の6章1~9節を読みます。この箇所は、前回お伝えしました5章21~33節と共に「家庭訓」といわれています。エフェソ書の家庭訓は、コロサイ書3章18節~4章1節のそれに倣っているとされます。
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パウロとフィレモンとオネシモ(51)「キリストを学ぶ」―心の底から新たにされる― 臼田宣弘
今回はエフェソ書4章17~24節を読みます。17節の「異邦人」は、神を信じていない人々を意味しています。17~19節を読みますと、神を信じていない人々を愚弄しているようにも感じてしまいます。
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パウロとフィレモンとオネシモ(45)「エフェソ書の以前と今」(1)―キリストにおいて一つにされること― 臼田宣弘
今回からエフェソ書の本文に入ります。ここでは「教会とキリストの奥義」ということが論じられ(2:11~3:13)、祈りと頌栄によって文が結ばれています(3:14~21)。今回は「教会」について記されている2章11~18節を読みます。
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パウロとフィレモンとオネシモ(41)「エフェソ書とコロサイ書のつながり」―他の書簡との関連も見つつ― 臼田宣弘
今回はエフェソ書1章7~10節を読みます。ここは日本語訳では幾つかの文に分かれていますが、原文ではひとつながりの文になっています。7節に「わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました」とあります。
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パウロとフィレモンとオネシモ(36)「コロサイ書を読み終えて」―フィレモン書から受け継いでいること― 臼田宣弘
前回でコロサイ書の本文は読了しました。ここで、論点として大切な「コロサイ書の著者はフィレモンである」ということについて、本コラム執筆のためにコロサイ書を詳読して気が付いたことをまとめておきたいと思います。
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パウロとフィレモンとオネシモ(35)「コロサイ書の結び」―宣教者たちの働き― 臼田宣弘
コロサイ書の本文をお伝えするのは、今回が最後になります。4章10節から14節は、パウロの同労者からのあいさつで、ここでの人名はフィレモン書23~24節に登場する人物と重なっています。
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パウロとフィレモンとオネシモ(34)「むかしむかしパウロさん」―童謡「浦島太郎」の替え歌― 臼田宣弘
前回、「私は、初代教会の中に壮大なノンフィクションの『オネシモ物語』が存在していたと捉えています」と申し上げ、日本のおとぎ話「浦島太郎」と重ねると分かりやすいとお伝えしました。
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パウロとフィレモンとオネシモ(33)「オネシモ物語・第2幕」―おとぎ話「浦島太郎」と読み比べ― 臼田宣弘
コロサイ書の本論は4章6節で終わり、4章7節から手紙の最後までは「結びの言葉」(新共同訳聖書の表題)となります。この「結びの言葉」においては、フィレモン書と多くの人名が共有されています。
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パウロとフィレモンとオネシモ(32)「家庭訓」―神のもとでは奴隷も自由人もすべて平等― 臼田宣弘
今回はコロサイ書3章18節~4章1節を読みます。この部分は「家庭訓」または「家庭道徳訓」といわれ、挿入と考えられます。3章18~19節は「妻と夫」、20~21節は「子と親」、22節~4章1節は「奴隷と主人」の間においての訓戒です。
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パウロとフィレモンとオネシモ(31)「信仰者の円環的な歩み」―善い業・神礼拝・社会生活― 臼田宣弘
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。また、本年皆様の上に神様の祝福が豊かにありますように、そして新型コロナウイルス感染症の終息をお祈り申し上げます。
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パウロとフィレモンとオネシモ(30)「赦し合いなさい」―神の側の赦しを前提として― 臼田宣弘
今回は、コロサイ書3章13~15節aを再度読むことにいたします。13節は、コロサイ書の「子の手紙」であるエフェソ書の4章32節と並んで、「神の側が赦してくださったのだから、赦し合いなさい」と記されている箇所です。
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パウロとフィレモンとオネシモ(29)「上にあるものを求めなさい」―善い業を行う― 臼田宣弘
アドベントクランツにともしびがともり、今年もイエス・キリストのご降誕を待ち望む季節となりました。嬰児(みどりご)イエスが、馬小屋にお生まれになったことは、私たちの現実の心の中に救い主が来られたことを意味するとされています。
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パウロとフィレモンとオネシモ(28)「証書」―フィレモン書に残されたパウロの実例― 臼田宣弘
今回から3章に入る予定でしたが、前回の補足と、2章全体について考えていることを書き記しておきたいと思います。まず前回の補足ですが、2章14節に以下のように記されています。
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パウロとフィレモンとオネシモ(27)「神に育てられて成長し実を結ぶ」―十字架と復活と被挙によってなされたこと― 臼田宣弘
今回は、コロサイ書2章13節b~23節を読みます。なお、20節と21節については、ギリシャ語原典に則して、新共同訳では21節に入れられている「戒律に縛られているのですか」の部分を20節に移動した表現にしています。
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パウロとフィレモンとオネシモ(26)「洗礼による以前と今」―キリストと共なる復活― 臼田宣弘
今回は、コロサイ書2章11~13節aを読みます。今回の箇所では「洗礼」が取り上げられていますが、コロサイ書が伝える「洗礼」は、真性書簡と少し違いがあると言われています。
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パウロとフィレモンとオネシモ(25)「キリストに満たされる」―シンクレティズムとの戦い― 臼田宣弘
今回は、コロサイ書2章8~10節を読むことにいたします。さて今回からは、シンクレティズム(宗教混淆〔こんこう〕)が問題になります。この事例を、旧約聖書の列王記下17章に見てみましょう。
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パウロとフィレモンとオネシモ(24)「キリストに根を下ろす」―植物の成長を用いたもう一つの表現― 臼田宣弘
今回は、コロサイ書2章6~7節を読むことにいたします。6節に「根を下ろした」とあり、これはベバイオオーなのですが、8節の「しっかり支えて」もベバイオオーです。「神も、あなた方に最後まで根を下ろさせることによって」と翻訳してもよいでしょう。
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