Skip to main content
2025年7月3日23時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

相手の益を考えよう 菅野直基

2022年7月29日11時41分 コラムニスト : 菅野直基
  • ツイート
印刷
関連タグ:菅野直基

相手の益を考える。これが、私の仕事に対する基本的な考え方です。結果として自分にも返ってきますし、仕事にやりがいを感じることができます。牧師の仕事の一つは、人からいろいろな問題に関する相談を受けることです。その時、「相手にとって一番いいことは何だろう」「どうしたら元気になってもらえるだろう」と考えます。ここで「どうしたらこの人をうまく利用して自分の利益につながるだろうか」と考えていたら、相手にとってありがたくない答えを出すことになると思いますし、相手は「この人に相談をしても役に立たない」と思い、離れていくものです。

相手にとって一番いいことを一緒に考えてあげたら、その人はとても助かりますし、うれしくなります。その時、私は損をするでしょうか。そうではありません。

  1. 相手に役に立てたという充実感を得られます。
  2. 相手の問題解決を考える中で、その解決法が自分にも適用できるため、気が付いたら自分の問題も解決してしまいます。
  3. 相手は喜んでくれて、感謝してくれるので、良いお友達を得ることになり、自分を慕ってくれる仲間を得たことになります。
  4. ある場合は、帰りがけに感謝の献金をしてくれたり、お土産を持ってきてくれることもあります。
  5. 相手が教会の信者となり、教会を支えてくれることもあります。
  6. 私は妻帯者ですが、独身で結婚相手を探している人なら、その相手が将来のパートナーになることもあります。

相手の得を考えて生きることは、いいことずくめです。相手の得だけを考えたならば、何より相手がうれしくなり、同時に相手の喜んでいる姿を見て自分もうれしくなります。これだけで、人生は幸せになるものです。

しかし多くの人は、自分のことにしか興味がありません。相手の得は考えないで自分の得ばかりを考えていると、相手も一緒なのでよく伝わります。こちらも「こんなに時間を割いてやってるのに、何だあいつは!」となり、そのいら立ちがさらなるいら立ちを呼び、悪循環のサークルに入ってしまいます。

相手の得になることだけを考えるということは、どんな仕事にも適用・応用ができ、即役に立ちます。サラリーマンなら、上司・同僚・部下の利益だけを考えて仕事をしてみてください。きっと最短で出世していくか、そうでなくてもかけがえのない存在として愛され、かわいがられるでしょう。必ず良いものが返ってきます。上司から信頼され、同僚に好かれ、部下から慕われたら、その職場は天国のように感じられるのではないでしょうか。

セールスマンならどうでしょうか。相手のニーズを知り、相手がいかに得をするかを考えてセールスしたら、相手はとてもうれしい気持ちになると思います。そして、あなたを信頼するようになり、好意を持ち、感謝をして、最後にはあなたが売っている商品を買ってくれることも、まれなことではなくなるでしょう。

政治家はどうでしょうか。区議・市議・町議・村議のような身近な議員の働きはよく見えますが、都議・県議・府議・道議になると、どんな仕事をしているのか、あまり見えてきません。知事、区長、市長、町長、村長などの首長はそれなりに分かりますが、国会議員も、激務のはずですが、閣僚や与党議員でないとなかなかテレビにも映りませんので、あまり見えません。そんな仕事ですから、自分の実績を自分で語らないと分かってもらえない部分もあるかもしれません。しかしもし政治家が、人々の生活に益となることだけを考えて体を張って働いているとしたら、その思いは人々に必ず伝わり、その政治家を応援し、支援する人がだんだん増えていくことでしょう。逆に、そういう思いを持たない人がある日総理大臣になったら、その人の真の姿が国民の前にさらされてしまうことになります。

私はネットで文章を投稿するとき、相手にとって何が有益で、助けになり、どんなことを書いたら相手の気持ちが軽くなり、救われるかを考えながら準備します。牧師の仕事全般も同じです。もちろんその思いは完璧ではありません。自己中心的な思いに傾いてしまうこともあります。しかし方向は、相手の益をいつも考えています。その時、私は何ともいえない幸福感を感じます。

相手への肯定的な思いは、まず私の心を通過していきますので、通過している段階から幸せです。そして、その思いが相手に流れていったとき、その人が幸せな顔をしていたら、その顔を見た私は、さらに幸せになります。幸せな人は何をしても、何をしなくても、周りを幸せにしてしまうものです。

最後に、どうしたら人の得、人の益ばかりを考える生き方ができるのでしょうか。あなた自身の得や益だけを考えてくれる人との出会いが鍵です。その人に出会ってもらうために、私は毎日生きています。その方はイエス・キリストです。こんな方は世界中どこを探してもいません。

そんな愛と善意と優しさに満ちた方が、十字架にかけられて殺されました。その方は、私やあなたの罪、全世界の罪を十字架上で背負って、身代りに死なれたのです。あなたの傷、怨念、怒り、悲しみ、どうすることもできない悶々(もんもん)とした感情は、全てキリストが引き受けてくださいます。

「重荷を負って苦労している人は私のところに来なさい。私があなたがたを休ませてあげよう」と、キリストはあなたを招いています。今日、あなたの心の重荷、孤独、傷の全てをキリストに引き受けていただきませんか。愛された経験を持った人は、別に無理をしなくても、気が付いたら愛の人になっているものです。人は、いつも一緒にいる人に影響され、似ていきます。目には見えませんが、イエス・キリストを信じ、イエス・キリストと共に歩むなら、きっと気が付いたら、あなたは人の得や益だけを考える人になり、その生き方はあなたに幸せと祝福の好循環をもたらします。毎日の生活が天国のようになり、豊かな人生を送る人になります。

「自分がしてもらってうれしいことを、他の人にもしてあげなさい」という聖書の黄金律を実践しようとする前に、まずは、あなたを愛してくださるイエス・キリストと出会い、その方との交わりを深め、いつも共に歩んでもらいたいと思います。そうしたら生き方は、気が付いたら変わっているものです。幸せな毎日を生き、周りの人々にも幸せを届けながら、幸せな家庭、町、日本、地球をつくっていきたいですね。いつも皆さんに心から感謝をしています。ありがとうございます。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:菅野直基
  • ツイート

関連記事

  • 弱さと向き合う 菅野直基

  • 「見ないで信じなさい」 菅野直基

  • 言葉に力がある 菅野直基

  • 人は愛するため生まれた 菅野直基

  • 壊れやすい土の器に宝が! 菅野直基

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • ワールドミッションレポート(7月3日):コンゴ民主共和国 戦火の中、詩篇91篇にすがるキリスト者たち

  • シリア語の世界(27)シリア語旧約聖書の各書名と1章1節の和訳 川口一彦

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • シリア語の世界(27)シリア語旧約聖書の各書名と1章1節の和訳 川口一彦

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.