Skip to main content
2025年10月14日13時43分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
新型コロナウイルス

地域に仕えた人格者だが「人工呼吸器譲って死亡」は間違い 友人神父らが真相語る

2020年3月26日17時17分 記者 : 井手北斗
  • ツイート
印刷
関連タグ:新型コロナウイルスイタリアカトリック教会
地域に仕えた人格者だが「呼吸器譲って死亡」は間違い 友人神父ら真相語る+
ジュゼッペ・ベラルデッリ神父(写真:カズニーゴ礼拝堂のフェイスブックより)

新型コロナウイルスの感染被害が深刻なイタリア北部ロンバルディア州で、カトリック司祭のジュゼッペ・ベラルデッリ神父(72)が15日、感染により死亡した。信徒や地域から広く愛された神父で、その最期については、信徒たちが購入した人工呼吸器を若い人に譲って亡くなったなどと伝えられた。この話は、英公共放送BBCも報道し、日本でもツイッターでトレンド入りするなど大きな反響を呼んだ。しかし、長年親交のあった神父や信徒によると、確かにベラルデッリ神父は地域に仕え、人々から愛された人格者ではあったが、最期に関する話は事実ではないという。

ベラルデッリ神父が担任した教会で聖具管理係を務め、16年来の友人であるジュゼッペ・フォレスティさんが、カトリックメディア「クラックス」(英語)に語ったところによると、ベラルデッリ神父は人工呼吸器を装着されたときにはすでに容態が悪化しており、人工呼吸器に耐えることができず、使用を拒否したのだという。

クラックスは、ベラルデッリ神父が亡くなった病院に問い合わせたが、プライバシーの関係から死の詳細について情報は得ることができなかった。また報道では、人工呼吸器を譲って亡くなったという話は、同州カズニーゴの聖ヨセフ老人ホームの医療従事者の話による、として伝えられていたが、クラックスが老人ホームで働く2人に確認しても、共に詳細は知らず、知っていたのは報道された内容だけだったという。

一方、フォレスティさんは、この報道について「フェイクニュース」ではなく、「半分フェイクニュース」だと言い、ベラルデッリ神父が地域から尊敬された人格者であったことを語った。「ベラルデッリ神父は特別な人だと言えます。彼はこの地域全体のために自分を犠牲にした人です」「ベラルデッリ神父は賜物の人であり、偉大な信仰の人でした」。フォレスティさんはそう言い、ベラルデッリ神父の人徳をたたえた。

ベラルデッリ神父と20年来の友人であるジュリオ・デッラビーテ神父は、カトリック系の「CNA通信」(英語)の取材に対し、ベラルデッリ神父は機会があれば集中治療室の自分の場所を若い人に譲っただろうと話しつつ、「しかし、実際何があったかははっきり言えないのです。幾人かのジャーナリストは、彼のために購入された人工呼吸器があり、それを他の人に譲ったと書きましたが、そういうわけではないのです」と語った。

CNA通信によると、ベラルデッリ神父の最期にまつわる話は、同州クルゾーネの地元紙「アラベララ」(イタリア語)が22日に伝え、翌23日に拡散した。CNA通信も、聖ヨセフ老人ホームで働く女性に取材しているが、ベラルデッリ神父は老人ホームではなく病院で亡くなっていることから、女性は、他のスタッフも神父の最期については知らないのではないかと語った。またこの女性は、ベラルデッリ神父の教会の信徒でもあるが、信徒たちはこの数週間、新型コロナウイルスのため隔離状態にあり、人工呼吸器のための募金呼び掛けも聞いたことがないと語った。

アラベララ紙によると、ベラルデッリ神父は1947年8月21日、同州フォンテーノで生まれた。1973年に司祭に叙階され、幾つかの任地を経て、2006年から同州カズニーゴで主席司祭を務めていた。新しい任地に移った後も、神父を探して前の教会の信徒たちが訪ねてきて助けを求めるほど愛されていたという。

ベラルデッリ神父が長年司祭を務めた同州フィオラーノ・アル・セーリオのクララ・ポリ元市長は、「彼はどんな人の話でも聞いてくれる司祭でした。彼はどのように傾聴するか分かっている人でした。誰であったとしても彼なら助けてくれると頼ることができたのです」と、アラベララ紙の取材に語っている。

健康上の問題を抱えつつも、笑顔で地域の人々のために最期まで職務を果たしたベラルッデリ神父。感染拡大を防止するため、葬儀は行われなかったが、亡くなった翌16日正午には、地域の人々が家のベランダからベラルデッリ神父に拍手を送って追悼したという。

クラックスによると、イタリアではベラルデッリ神父を含め、これまで約60人の司祭が新型コロナウイルスの感染により死亡している。

関連タグ:新型コロナウイルスイタリアカトリック教会
  • ツイート

関連記事

  • サマリタンズ・パース、イタリアに医療チーム派遣 救急野外医療施設開設

  • イタリアでカトリック司祭28人死亡、新型コロナ感染で

  • 25日に全世界で「主の祈り」を 教皇、新型コロナ対応で呼び掛け

  • 「命を守ることを最優先に」 WCC、新型コロナ受け加盟教会に牧会書簡

  • 神戸改革派神学校の吉田隆校長が「ウイルス禍についての神学的考察」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • 聖霊の働きを妨げるもの 万代栄嗣

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • 愛と赦し 佐々木満男

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • グラハム氏の伝道集会に1万4千人が参加、言語的分断超え620教会が協力 ベルギー

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(248)聖書と考える「終末ツーリング」

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • マルコの証言を通してイエスと出会う90分 「マルコドラマ」日本で初上演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 愛と赦し 佐々木満男

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • グラハム氏の伝道集会に1万4千人が参加、言語的分断超え620教会が協力 ベルギー

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(14)哲学と聖書(前半) 三谷和司

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 『奇跡の人生』 20世紀の英国を代表する新約聖書学者が遺した「信仰の置き土産」

編集部のおすすめ

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.