Skip to main content
2022年5月28日12時08分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

中東ヨルダンで短期宣教、千葉の教会から11人 確かに芽生えた福音の種

2020年3月6日23時56分 記者 : 井手北斗
  • ツイート
印刷
関連タグ:ヨルダンインターコープ
中東ヨルダンで短期宣教、千葉の教会から11人 確かに芽生えた福音の種+
ヨルダン現地の子どもたちと。右が豊田幹夫さん、左が村上則貴さん。「現地の子どもは明るく人なつっこい」という。

千葉栄光教会(千葉市中央区院内)の信徒ら11人が今年初め、中東のヨルダンを短期宣教で訪れた。まだ福音が伝えられていない地域の宣教に力を入れる超教派の宣教団体「インターコープ」が行っている活動の一貫で、日本人と韓国人によるチームが7日間にわたって宣教した。現地の言葉も分からず、何をするにも手探りの宣教旅行だったが、出会った現地人の中には、すでに信仰に導かれ救われた人も出ているという。

◇

「海外宣教に行ったことで、何もできない自分を知った」 豊田幹夫さん

「最初は、海外に行くつもりはありませんでした。お金と時間がかかりますし、私には両方ありませんでした」。そう話すのは、宣教旅行の参加者の一人である豊田幹夫さん。50代後半でクリスチャンになった豊田さんは、建設現場の監督をしており、宣教旅行の日程はちょうど千葉県庁の改修工事の期間とかぶっていた。しかし第1期の工事が早く終わったことで、第2期の工事開始まで思わぬ時間ができた。経済的な必要も道が開かれ、障壁となっていた「お金と時間」の両方が解決されたことで、「神様に行きなさいと言われているように感じました」と言う。

「大きな恵みでした。純粋に宣教旅行に行きたいと願っただけで、神様は時に合わせて行かせてくださったのです」

ヨルダン現地では、千葉栄光教会に通う村上則貴さん夫妻と共に3人のグループになって活動した。滞在した7日間のうち、最初の2日間はホテル近辺で、次の3日間は比較的遠方にまで行き、福音を伝える機会を探した。6日目は、それまでに出会った人々の中で反応が良かった人を再度訪問。そして最終日は、イスラエルの民がエジプト脱出後に40年間さまよったとされるヨルダンの荒野を訪問した。

到着してすぐに、まずはインターコープのスタッフからアラビア語や地理に関する説明を受けた。そして、まるでイエスが12弟子を杖1本だけ持たせて宣教に派遣したように、必要最低限の所持金で町に出た。ホテルから出て向かった道路は、片道3車線の幅のある道路だったが、各車線を分ける白線や横断歩道はなく、信号もほとんど見当たらなかった。バス停があると言われていたが、どこにあるのか分からない。するとバスが一台走ってきて、運転手が、乗るのか乗らないのか尋ねるようなジェスチャーをしているのが見えた。手を上げてバスに乗り、ある場所で降りようと運賃を尋ねると、いらないと言われた。豊田さんたちが乗ったのはスクールバスだったのだ。

中東ヨルダンで短期宣教、千葉の教会から11人 確かに芽生えた福音の種
難民学校も訪問しギターを教えた。

到着した場所は小さな市場。「商店街で宣教するといっても難しいのです。3人で誰かに会わせてくださいと祈りました」。大通りを通り過ぎて住宅街まで歩くと、日本に来たことがあるという老人に出会うことができた。老人はコーヒーを勧めてくれ、豊田さんたちは一緒にコーヒーを飲みながら、いろいろな話をすることができた。

別の日には、アッラーさんという若い母親と子どもが住む家を訪れた。水を飲みたいと言うと、家に入れてくれ、トイレも貸してくれた。差し出されたコップはみんなバラバラで、貧しい家庭であることは一目瞭然だったが、それでも外国からの突然の客に、親切に水を差し出してくれた。英語ができる村上さんがアッラーさんと話し、英語ができない豊田さんは、アッラーさんの子どもに折り紙を教えた。それほど長い時間いたわけではなかったが、帰り際には、まだ幼いアッラーさんの子どもが名残惜しむように3人を引き止めようとしたという。その翌日には、子どものためにお菓子を買い、インターコープのスタッフと共にアッラーさんの家を再び訪れた。この時も、アッラーさんの子どもは帰り際に大粒の涙を流して別れを悲しんだという。

宣教旅行の期間中は毎晩、各グループが経験したことを分かち合ったが、7日間の短い期間でありながら、こうした現地の人たちとの心触れ合う出会いを、他のグループもたくさん経験したという。

帰国後、豊田さんたちは奇跡のような話を耳にした。アッラーさんが、友達と教会に行く夢を見たことで実際に教会に行くようになり、イエスを信じるようになったのだ。さらに、アッラーさんを通して他にも人々が集まるようになってきているという。

中東ヨルダンで短期宣教、千葉の教会から11人 確かに芽生えた福音の種
難民学校では日本のうちわ作りも。

豊田さんは、別れ際に泣いたアッラーさんの子どものことを思い出しながら、7日間の宣教旅行を次のように振り返った。

「あの子は私に主の愛を感じさせてくれました。私に言えるのは、宣教旅行中、主が共におられたということです。海外宣教に行ったことで、自分が何もできないことを分からせていただきました。裸になるしかありません。準備していた期間にはいろいろな困難もありましたが、その中で神様は『私があなたをつくった』と言われました。私が生まれる前から、神様は私の創造を計画され、そして命を与えてくださったのです。そうであるなら、仕事も何も神様がひょいと取ったら全部なくなってしまいます。すべては神様の御手の中にあるのです」

「海外宣教とは、あえてポケットを空にして行く機会」 村上則貴さん

豊田さんと同じグループで活動した村上則貴さんは、5、6年前から妻と共に教会に通うようになった。千葉栄光教会は、韓国のメソジスト系教会が20年前に開拓して始まった教会で、今も海外から宣教師が多く来るという。「そういう人たちから海外宣教の話を聞いていると、自分の『網』を捨てて宣教し、神様に仕えなさいと言われているように思えました」。村上さんは、さまざまな仕事を経験してきたが、いずれの仕事にもやりがいを見いだせずにいたため、海外宣教への関心がますます高まっていったという。

しかし、海外宣教に行くにはまず経済的な問題がある。短期間ヨルダンに行くとしても、20万円は必要だった。またその間、会社も休まなければいけない。いろいろな壁が立ちはだかった。一人の宣教師からは「お金のことはとりあえず考えないでください。まずは宣教の働きに召されているという声を直接、神様から聞いてください」と言われた。そのような中、ある出来事がきっかけで、5、6年続けた仕事を辞めることになり、時間はできた。そして経済的な必要も、豊田さんと同じく何とか道が開かれ、用意することができた。

期待して向かったヨルダンではあったが、言葉も通じない異国の地であるため、思うようにいかないことも多かった。バス代や食事代などに使えるお金は予め決まっていたが、値段が分からないまま食べた昼食は想像以上に高く、タクシー代も割高で、3人で言い争いになってしまったという。そうしたとき、イエスの弟子たちが、誰が偉いかで論争していたことを思い出した。「私たちは食べ物のことで言い争い、まるで聖霊に満たされる前の使徒たちのようでした。しかし、そんな者でも神様は用いてくださるのです」

中東ヨルダンで短期宣教、千葉の教会から11人 確かに芽生えた福音の種
現在のヨルダン川の洗礼場所。撮影はヨルダン側からで、対岸はイスラエルになる。

他にも所々で大なり小なりのトラブルがあったり、弱気になったりする場面もあったが、祈る度に神様はすぐにその祈りに応えてくださった。海外宣教の経験者からは、「行くなら、現地でイエス様に出会ってください。5感でイエス様を感じ、味わってください」と言われていたが、まさにそんな体験があった。

「その辺に自動販売機がある日本で飲み物を飲むために祈りますか? 道が分からなければ、祈るのではなく、スマホを出して調べるでしょう? お金や道具が悪いわけではないですが、神様よりも自分の力を優先することにもなり得ます。海外宣教とは、日本の暮らしの中では難しいこと、あえてポケットを空にして行く機会だと思うのです。すべての『網』を下ろし自分が無力になったとき、初めて導いてくださっている神様の力強い恵みを感じられます」

最後に村上さんは、祈りの課題を分かち合った。「アラブの人々が救われれば、それがイスラエルの人々の救いのために用いられます。だからこそアラブで多くの人が救われ、そして多くの宣教者が生まれるようお祈りください」

関連タグ:ヨルダンインターコープ
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • インターコープ、第1回世界宣教セミナー開催 30人が一度に救われたイラン短期宣教の証しも

  • 世界自転車旅行記(11)レバノン、ヨルダン 木下滋雄

  • 妹尾光樹のイスラエル旅行記(9)園の墓からヨルダン川、クムラン、死海へ

  • 「イエスの夢を見て救われる人々」 親戚の殺害考えていたイスラム教徒、中国のシャーマン、IS戦闘員

  • 銃弾くい止めた聖書、命つないだ第1次世界大戦の兵士は宣教師に

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • アニメ制作は説教準備に相通じる?牧師必見の一作! 「ハケンアニメ!」

  • しっかりと韻を踏んだスカイアクション大作の続編にして贖罪の物語!「トップガン マーヴェリック」

  • リーダーシップを難しくさせるものは何か 加治太郎

  • 「イスラム国」系グループ、キリスト教徒20人の処刑映像を公開 ナイジェリア

  • 米合同メソジスト教会、保守派が新教団「グローバル・メソジスト教会」を発足

  • 菊地功・東京大司教が新型コロナウイルスに感染 教区が発表

  • カンタベリー大主教、カナダ寄宿学校の先住民虐待問題で謝罪

  • 通りよき管 菅野直基

  • サンフランシスコ大司教、ペロシ米下院議長の聖体拝領を禁止 中絶権の支持めぐり

  • 世界宣教祈祷課題(5月28日):キリバス

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • アルケゴス社のビル・ファン氏、逮捕・起訴される 無罪主張

  • 菊地功・東京大司教が新型コロナウイルスに感染 教区が発表

  • 「イスラム国」系グループ、キリスト教徒20人の処刑映像を公開 ナイジェリア

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • しっかりと韻を踏んだスカイアクション大作の続編にして贖罪の物語!「トップガン マーヴェリック」

  • 米合同メソジスト教会、保守派が新教団「グローバル・メソジスト教会」を発足

  • サンフランシスコ大司教、ペロシ米下院議長の聖体拝領を禁止 中絶権の支持めぐり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(147)献身的な信仰者を求める日本社会(3)広田信也

  • 燃えない症候群 佐々木満男

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • シンガー・ソングライター、牧師の小坂忠さん死去 73歳

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 16歳の高校生、洗礼受けた数時間後に銃弾受け死亡 米フロリダ州

  • 世界最高齢の田中カ子さん死去、119歳 戦後クリスチャンに 教会で幼稚園開設

  • 「悪」はいかに伝染するか 「心の闇」描くサイコサスペンス映画「死刑にいたる病」

  • 米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 第4回日本ゴスペル音楽祭、4年ぶりオンラインで念願の開催

編集部のお勧め

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 第4回日本ゴスペル音楽祭、4年ぶりオンラインで念願の開催

  • 「妥協しない」テーマに ジーザス・レインズ、終戦記念日の8月15日開催へ

  • 「必ず日本にリバイバルは起こる」 首都圏イースター、高木康俊牧師がメッセージ

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.