Skip to main content
2025年8月18日22時13分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
聖書翻訳

ウィクリフ聖書翻訳協会、タブレット版聖書翻訳アプリ導入で翻訳加速

2019年3月2日09時48分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ウィクリフ聖書翻訳協会パラテキスト聖書協会世界連盟(UBS)国際SIL
聖書/Bible+
※ 写真はイメージです。(写真:Pexels)

福音派の聖書翻訳団体であるウィクリフ聖書翻訳協会は、「パラテキスト」(英語)と呼ばれる聖書翻訳ソフトのタブレット版アプリ「パラテキスト・ライト」を導入したことで、さまざまな面で劇的な変化を経験しているという。

パラテキストは、世界各国の聖書協会が加盟する聖書協会世界連盟(UBS)と、少数言語の識字率向上を支援するキリスト教団体「国際SIL」が、共同プロジェクトとして開発したパソコン用ソフト。ウィクリフ聖書翻訳協会は、パラテキスト・ライトの開発も含め、こうした取り組みのために資金面でも協力してきた。

パラテキスト・ライトは、ノートパソコンや録音機材などの使用が困難な国々においても、アンドロイドのタブレット端末さえあれば使用できる。また、インターネットに接続することで、ほぼ全世界のどこからでも中央データベースにアクセスでき、複数人による共同翻訳を可能にしてくれる。すでに時代遅れとなった旧式のパソコンに保存されているデータも、アップロードすることで利用できる。USBメモリやSDカードを利用可能なタブレットであれば、それらを使ってデータのやりとりができるため、インターネットの制限があっても問題にならない。

クリスチャンポストの取材に応じた、ウィクリフの最高イノベーション責任者兼最高情報責任者(CIO)のダグ・ヘンナム氏は、この新技術により、聖書翻訳のために欧米から各国に派遣されている宣教師たちの役割が根本的に変わると話す。宣教師たちの代わりに現地人が翻訳をし、宣教師たちは現地人の翻訳作業を手助けするコーチやメンター、またトレーナー的な存在になりつつあるという。

「ここ7年から10年の間に、現地の人々が自ら聖書の翻訳をしたいと望むようになり、興奮させられています。彼らは、欧米の白人宣教師の翻訳作業を助けるだけではなく、自分たちが翻訳したいとして、その仕方を教えてほしいと言い始めているのです」

ヘンナム氏は、アフリカの一部やパプアニューギニアなどを訪れたことがあるが、現地ではすでにこの働きがある程度進んでいる。先ごろ、タンザニアのセレンゲティ西部を訪れたヘンナム氏は、伝統衣装を着て革の腰巻きをしたマサイ族の戦士が、片手にやりを持ち、もう片方にはスマートフォンを持っていたという。

「私たちは行く先々で驚かされました。コンゴの中央部でも同じことがありました。現地の人々は、皆スマートフォンを持っていたのです。彼らはスマートフォンの使い方を知っています。しかし目の前にパソコンを出されたら、彼らは戸惑ってしまうでしょう」

「そこで私たちがこのタブレット版パラテキストを紹介したところ、彼らはすぐにその使い方を習得しました。パラテキストは彼らに大きなインパクトを与えました。翻訳において、最先端の作業ができるようになったからです」

自分たちと同じように考え、同じように話す人たちが翻訳した母語の聖書を受け取る人々が増えるにつれ、聖霊の働きは前進するとヘンナム氏は考えている。

「それはまるで、彼ら全員が同じ原稿を読んでいるかのようです」。ヘンナム氏は、母語の聖書を手にした現地の人々が、どの地でも同じようにその感動を口々に語る光景を説明した。

「彼らは皆、口をそろえて同じことを言っています。それを見れば、世界中の人々の心の中で神様が働いていることが、皆さんにもお分かりになるはずです」

世界的な普及により、デジタル機器に対する社会全体の依存度が高まる中で、ヘンナム氏とウィクリフの働き人たちは、テクノロジーが善の道具にもなれば悪の道具にもなると考えている。

「私は、神の御国のためにテクノロジーを活用できる方法に目を向けることが好きなのです。米国人はテクノロジーやアプリ、携帯電話、パソコン、タブレットなどが氾濫した状態に慣れっこになっています。しかし、中央アフリカではそうではありません。人々はテクノロジーを使い始めたばかりで、それが外の世界への窓口になっています。彼らは外の世界とつながれることに価値を見いだし始めているのです」

ヘンナム氏によると、母語を理解する現地人たちが、下地となる最初の翻訳原稿を仕上げることで、翻訳作業全体のほぼ8割が完成する。その後、言語学の専門家らと協力し、より正確で、可能な限り質の高い翻訳へと引き上げていく。こうして出来上がる翻訳は、翻訳言語を母語としない外部者による翻訳よりも、現地のコミュニティーに広く受け入れられるという。

ウィクリフは昨年秋、千番目となる新約聖書の翻訳を終えたばかりだ(関連記事:ウィクリフ聖書翻訳協会、千番目となる新約聖書の翻訳を完成)。最初の500言語で新約聖書を完成させるのに67年かかったのに対し、次の500言語で翻訳を完成させるのには17年しかかからなかった。翻訳速度は現在も成長し続けており、ウィクリフは、聖書翻訳がまだ手付かずの約1600言語すべてにおいて翻訳に着手するという「ビジョン2025」を掲げている。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ウィクリフ聖書翻訳協会パラテキスト聖書協会世界連盟(UBS)国際SIL
  • ツイート

関連記事

  • キリスト教はなぜ聖書を翻訳し続けるのか 「聖書協会共同訳」発行記念で特別講演

  • ウィクリフ聖書翻訳協会、千番目となる新約聖書の翻訳を完成

  • 宗教改革と聖書翻訳 村岡崇光・ライデン大学名誉教授

  • ウィクリフ聖書翻訳協会のスタッフ4人殺害 翻訳者1人は無事 中東

  • 20言語で初の翻訳聖書、デジタル化も進む 聖書協会世界連盟が年次報告

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • ワールドミッションレポート(8月18日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(2)

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • 立ち向かう勇気 佐々木満男

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.