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聖書翻訳

ウィクリフ聖書翻訳協会、タブレット版聖書翻訳アプリ導入で翻訳加速

2019年3月2日09時48分
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関連タグ:ウィクリフ聖書翻訳協会パラテキスト聖書協会世界連盟(UBS)国際SIL
ウィクリフ聖書翻訳協会、タブレット版聖書翻訳アプリ導入で翻訳加速+
(写真:Pexels)

福音派の聖書翻訳団体であるウィクリフ聖書翻訳協会は、「パラテキスト」(英語)と呼ばれる聖書翻訳ソフトのタブレット版アプリ「パラテキスト・ライト」を導入したことで、さまざまな面で劇的な変化を経験しているという。

パラテキストは、世界各国の聖書協会が加盟する聖書協会世界連盟(UBS)と、少数言語の識字率向上を支援するキリスト教団体「国際SIL」が、共同プロジェクトとして開発したパソコン用ソフト。ウィクリフ聖書翻訳協会は、パラテキスト・ライトの開発も含め、こうした取り組みのために資金面でも協力してきた。

パラテキスト・ライトは、ノートパソコンや録音機材などの使用が困難な国々においても、アンドロイドのタブレット端末さえあれば使用できる。また、インターネットに接続することで、ほぼ全世界のどこからでも中央データベースにアクセスでき、複数人による共同翻訳を可能にしてくれる。すでに時代遅れとなった旧式のパソコンに保存されているデータも、アップロードすることで利用できる。USBメモリやSDカードを利用可能なタブレットであれば、それらを使ってデータのやり取りができるため、インターネットの制限があっても問題にならない。

クリスチャンポストの取材に応じた、ウィクリフの最高イノベーション責任者兼最高情報責任者(CIO)のダグ・ヘンナム氏は、この新技術により、聖書翻訳のために欧米から各国に派遣されている宣教師たちの役割が根本的に変わると話す。宣教師たちの代わりに現地人が翻訳をし、宣教師たちは現地人の翻訳作業を手助けするコーチやメンター、またトレーナー的な存在になりつつあるという。

「ここ7年から10年の間に、現地の人々が自ら聖書の翻訳をしたいと望むようになり、興奮させられています。彼らは、欧米の白人宣教師の翻訳作業を助けるだけではなく、自分たちが翻訳したいとして、その仕方を教えてほしいと言い始めているのです」

ヘンナム氏は、アフリカの一部やパプアニューギニアなどを訪れたことがあるが、現地ではすでにこの働きがある程度進んでいる。先ごろ、タンザニアのセレンゲティ西部を訪れたヘンナム氏は、伝統衣装を着て革の腰巻きをしたマサイ族の戦士が、片手にやりを持ち、もう片方にはスマートフォンを持っていたという。

「私たちは行く先々で驚かされました。コンゴの中央部でも同じことがありました。現地の人々は、皆スマートフォンを持っていたのです。彼らはスマートフォンの使い方を知っています。しかし目の前にパソコンを出されたら、彼らは戸惑ってしまうでしょう」

「そこで私たちがこのタブレット版パラテキストを紹介したところ、彼らはすぐにその使い方を習得しました。パラテキストは彼らに大きなインパクトを与えました。翻訳において、最先端の作業ができるようになったからです」

自分たちと同じように考え、同じように話す人たちが翻訳した母語の聖書を受け取る人々が増えるにつれ、聖霊の働きは前進するとヘンナム氏は考えている。

「それはまるで、彼ら全員が同じ原稿を読んでいるかのようです」。ヘンナム氏は、母語の聖書を手にした現地の人々が、どの地でも同じようにその感動を口々に語る光景を説明した。

「彼らは皆、口をそろえて同じことを言っています。それを見れば、世界中の人々の心の中で神様が働いていることが、皆さんにもお分かりになるはずです」

世界的な普及により、デジタル機器に対する社会全体の依存度が高まる中で、ヘンナム氏とウィクリフの働き人たちは、テクノロジーが善の道具にもなれば悪の道具にもなると考えている。

「私は、神の御国のためにテクノロジーを活用できる方法に目を向けることが好きなのです。米国人はテクノロジーやアプリ、携帯電話、パソコン、タブレットなどが氾濫した状態に慣れっこになっています。しかし、中央アフリカではそうではありません。人々はテクノロジーを使い始めたばかりで、それが外の世界への窓口になっています。彼らは外の世界とつながれることに価値を見いだし始めているのです」

ヘンナム氏によると、母語を理解する現地人たちが、下地となる最初の翻訳原稿を仕上げることで、翻訳作業全体のほぼ8割が完成する。その後、言語学の専門家らと協力し、より正確で、可能な限り質の高い翻訳へと引き上げていく。こうして出来上がる翻訳は、翻訳言語を母語としない外部者による翻訳よりも、現地のコミュニティーに広く受け入れられるという。

ウィクリフは昨年秋、千番目となる新約聖書の翻訳を終えたばかりだ(関連記事:ウィクリフ聖書翻訳協会、千番目となる新約聖書の翻訳を完成)。最初の500言語で新約聖書を完成させるのに67年かかったのに対し、次の500言語で翻訳を完成させるのには17年しかかからなかった。翻訳速度は現在も成長し続けており、ウィクリフは、聖書翻訳がまだ手付かずの約1600言語すべてにおいて翻訳に着手するという「ビジョン2025」を掲げている。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ウィクリフ聖書翻訳協会パラテキスト聖書協会世界連盟(UBS)国際SIL
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