京大式・聖書ギリシャ語入門(2)ギリシャ文字のアルファベット(前半) 宮川創・福田耕佑

2018年9月3日16時40分 印刷
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三大ギリシャ語写本の一つである「バチカン写本」。写真の写本には、テサロニケの信徒への手紙二3章11~18節(左)、ヘブライ人への手紙1章1節~2章2節(中、右)が書かれている。
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皆さん、こんにちは。前回に引き続き京大式・聖書ギリシャ語入門を担当します、宮川創、福田耕佑です。前回の講座はいかがだったでしょうか。私たち自身の研究や欧州での経験を反映させながら、他の参考書では見ることのできない京大らしい(?)観点や分かりやすい解説を心掛けていきます。私たちの講座を通して、一人でも多くの方にたとえ一部であっても、聖書のギリシャ語原典を味わっていただければ幸いです。今回も何卒よろしくお願い致します。今回は第1回の練習問題の解答から始めます。それからギリシャ文字のアルファベット(前半)について解説し、例題2(ヨハネ1:1)を取り上げます。

■ 第1回の練習問題の解答

1)次の新約聖書の一節を日本語に訳しなさい。

ギリシャ語:Ἐγώ εἰμι ἡ ὁδὸς καὶ ἡ ἀλήθεια καὶ ἡ ζωή.
音写:egō eimi hē hodos kai hē alētheia kai hē zōē.

(カタカナ音訳:エゴー・エイミ・へー・ホドス・カイ・へー・アレーテイア・カイ・へー・ゾーエー)

解答例:
「私こそがその道と真理と命である」
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです」(ヨハネ14:6、新改訳)
「わたしは道であり、真理であり、命である」(同、新共同訳)

2)上のギリシャ語文は、誰による誰への発言か。また、聖書のうちのどの書物の何章何節に記されているものか答えなさい。

解答例:
イエス・キリストトマスへの発言。ヨハネによる福音書14章6節に記されている。

おさらいですが、前回は eimi エイミ「私が〜である」という動詞を学びました。これは英語の “I am …” に相当する表現でしたね。ギリシャ語では、主語が「私」なのか、「彼・彼女・それ」なのかによって動詞の形が変化します。これは、活用といいます。英語にも「3単現の s」という活用が存在します。前回では、英語の “John reads a book.” の動詞 reads の s は、時制は現在で、かつ、主語が3人称単数、すなわち「私」や「あなた」ではなく「彼・彼女・それ」の時に付されるという話をしました。そしてギリシャ語では、動詞そのものに主語の人称の情報、ここでは「私が」という意味が含まれています。なので、eimi だけで「私が〜である」という意味になり、強調する時以外は主語の egō エゴーは必要ありません。

前回の練習問題の解答とおさらいは以上です。解説は前回の「例題1」も参考にしてください。

■ ギリシャ文字のアルファベットの解説(前半)

皆さんお待ちかね(?)のギリシャ文字について解説致します。何といっても文字が分からないと聖書が読めないですからね。新約聖書の中で使用されている文字は全部で24文字です(シグマは文章中の位置で異なった形を持ちますが、1字として扱います)。何だか難しそうだなぁ、ちっとも分からない、“It’s Greek to me”(「ちんぷんかんぷんだ」という意味の英語の慣用句)だと思われるかもしれませんが、ご安心ください。例えば、ギリシャ文字の α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)や Σ(シグマ)、θ(シータ)は、中学や高校の数学の授業で目にしたことがあると思いますし、日本の顔文字の (´・ω・`) にもギリシャ文字の ω(オメガ)が使われています。このように、ギリシャ文字は私たちの日常の中でもこれまでに幾度となく目にしている、案外馴染みの深い文字なのです。

■ ギリシャ語発音の心構え

本講座では、初めてギリシャ文字を学ぶ人のために、正確さを多少犠牲にしてでも、まずはとにかく聖書を音読できるようになることを最優先に解説しています。皆さんにも、実際に使徒パウロが話したギリシャ語と同じ発音で発音することに、どれほどの意味があるのか考えていただきたいと思います(実際に寸分違うことなく聖書の時代のギリシャ語の発音が分かったとすればの話ですが)。例えば、現在のギリシャ人たちが新約聖書原典や七十人訳聖書、またビザンツ時代から歌い継がれている聖歌を朗読したり讃美したりする際には、現代のギリシャ語の発音を用いています。それだけではなく、ギリシャ悲劇やサッポーなどの古典詩、プラトンやアリストテレスなどの哲学、果てはホメロスの叙事詩に至るまで、例外なくすべて現代ギリシャ語の発音で音読しています。

日本でも皆さん、中学生や高校生の時に古典を音読しましたよね。この時に、平安貴族の発音で音読した方は誰もいなかったのではないでしょうか。教室で読んだ『源氏物語』も現代の日本語の発音で音読しましたよね。現代の中国人も漢文を現代中国語の発音で音読しているのです。またイギリス人やフランス人がギリシャ・ローマ古典の作品を朗読するときも、それぞれ自国語の訛(なま)りを持ったままそれぞれの発音をすることが多いです。このような次第ですから、古典でもある新約聖書のギリシャ語の正確な発音にこだわり過ぎる必要はないと考えています。

聖書に何度も現れる「霊」という単語は、ギリシャ語で Πνεύμα ですが、この単語を「プネウマ」「プネヴマ(現代ギリシャ語式)」「プニューマ(英語式)」「プヌーマ(フランス語式)」「プノイマ(ドイツ式)」と発音したとして、どれが誤っているということはないでしょう。便宜上発音の仕方が統一さえしていれば、聖書が伝えるメッセージに何の影響もないのではないでしょうか。間違っても、説教者たちや一生懸命に御言葉を求め学ぼうとしている方のギリシャ語の発音をばかにすることのないようにしたいものです。このあたりの詳しい解説や学説は、織田昭著『新約聖書ギリシア語小辞典』(教文館、2002年)の「新約聖書ギリシャ語の発音について」にありますので、そちらを参考にしてください。

■ ギリシャ文字のアルファベット前半12文字

文字 名称 音価
Α, α ἄλφα(アルファ) a, a:  日本語の「ア」(長短両方存在)とほぼ同じ
Β, β βήτα(ベータ) b 日本語の「バ行」とほぼ同じ
Γ, γ γάμμα(ガンマ) g 主に日本語の「ガ行」とほぼ同じ
Δ, δ δέλτα(デルタ) d 日本語の「ダ行」とほぼ同じ
Ε, ε έψιλον(エプシロン) e 日本語の「エ」にほぼ同じ(常に短音)
Ζ, ζ ζήτα(ゼータ) z 日本語の「ザ行」にほぼ同じ
Η, η ήτα(エータ) ε: 日本語の「エ」にほぼ同じ(常に長音)
Θ, θ θήτα(テータ) th 息を吐きながら「タ行」だが、英語の th でも可
Ι, ι ιώτα(イオータ) i, i: 日本語の「イ」(長短両方存在)にほぼ同じ
Κ, κ κάππα(カッパ) k 日本語の「カ行」にほぼ同じ
Λ, λ λάμδα(ラムダ) l 英語の l のように舌を前歯に当てて発音
Μ, μ μῦ(ミュー) m 日本語の「マ行」にほぼ同じ

ここまでが、ギリシャ文字24文字の前半12文字になります。英語のアルファベットと同じで、大文字と小文字があり、その使い分けも英語と同じです。使い方は私たちが知っている英語のアルファベットの使い方と同じですが、発音は語と違って書かれている通りに発音すれば大丈夫です。例えば、「バ行」の発音の β と母音の α(ア)、ε(短いエ)、η(長いエ)、ι(イ)の4文字を組み合わせて書いてみましょう。

例:βα(バ) βε(ベ) βη(ベー) βι(ビ)のようになります。

次は「ガ行」の発音の γ と母音の α(ア)、ε(短いエ)、η(長いエ)、ι(イ)で書いてみましょう。

例:γα(ガ) γε(ゲ) γη(ゲー) γι(ギ)のようになります。

ローマ字と同じように使うことができます。そしてここまで学んだ文字で発音できる聖書の人名や言葉を紹介すると、

Ζεβεδαῖος
(Zebedaios / ゼベダイオス)
[名詞] ゼベダイ
εἰμι
(eimi / エイミ)
[動詞] 私が〜である
ἀλήθεια
(alētheia / アレーテイア)
[名詞] 真理
καὶ
(kai / カイ)
[接続詞] そして

となります。まだ半分の文字が残っていますので、多くの言葉を読むことはできませんが、少しずつ書いたり読んだりしながら練習して文字を覚えていっていただければ幸いです。

■ 例題2(ヨハネ1:1)

「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった」(新共同訳)
「初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった」(新改訳2017)

ギリシャ語:Ἐν ἀρχῇ ἦν ὁ λόγος, καὶ ὁ λόγος ἦν πρὸς τὸν θεόν, καὶ θεὸς ἦν ὁ λόγος.
音写:En arkhēi ēn ho logos, kai ho logos ēn pros ton theon, kai theos ēn ho logos.

<語釈>

en
エン
[前置詞] (与格の名詞と)〜において
arkhēi
アルケーィ
[名詞] 始まりに(女性・単数・与格)
ēn
エーン
[動詞] ①彼・彼女・それは〜であった、②彼・彼女・それがあった、存在した
ho
[定冠詞] 男性・単数・主格と
logos
ロゴス
[名詞] 言葉、理性、ロゴスが(男性・単数・主格)
kai
カイ
[接続詞] そして
pros
プロス
[前置詞] (対格の名詞と)〜と一緒に
ton
トン
[定冠詞] 中性・単数・主格または対格の名詞と共に用いられることもあるが、ここでは、男性・単数・対格の名詞と
theon
テオン
[名詞] 神を(男性・単数・対格)
theos
テオス
[名詞] 神が(男性・単数・主格)

■ 名詞の格(case)

ギリシャ語の名詞にも、他の多くの欧州の言語と同じように格と性があります。簡単に説明すると、格とは文章中で名詞がどのような働きを指名しているかを表す標識です。日本語では、「神が」「神の」「神に」「神を」のように「が、の、に、を」などのような助詞を名詞の後ろに付け足して表しますが、ギリシャ語ではこれから見ていくように、名詞の語尾を変化することで「が、の、に、を」のような格を表していきます。今回の本文に出てきた theos テオス「神」を取り上げると、

θεὸς theos テオス 「神
θεόν theon テオン 「神

のように、-os で日本語の「が」を、-on で日本語の「を」に相当する意味を表しています。このようにギリシャ語では、the- に当たる語幹は変化せず、-os や -on のような語尾を変化させることによって日本語の「が」や「を」に当たる意味を表しています。ギリシャ語の格には主に、①主格(文の主語になることが多い「〜が」)、②属格(所有などを表すことが多い「〜の」)、③与格(文の間接目的語になることが多い「〜に」)、④対格(文の直接目的語になることが多い「〜を」)、⑤呼格(呼び掛けの形「〜よ!」)の5つが存在します。そしてこれら語尾の形や変化の仕方には幾つかのパターンが存在し、これをもとに第一変化名詞や第二変化名詞といったグループが存在します。この名詞の語形変化は屈折と呼ばれます。このことに関してはまた次回以降のレッスンで紹介していきます。

■ 名詞の格と前置詞

ギリシャ語にも英語と同じように前置詞があります。英語では前置詞を用いる際、「私に」という時に “to me” のように前置詞を用いますが、基本的な使い方はギリシャ語も同じです。英語では「私に」と言う時に “to I” や “to my” とは書かず、必ず “to me” と決まった形で書きますが、この事情はギリシャ語でも同じで、前置詞の後ろにはその前置詞が要求する決まった格というものがあります。

en
エン
[前置詞] (与格の名詞と)〜において
arkhēi
アルケーィ
[名詞] 始まりに(女性・単数・与格)

例えば、本文の一番初めの単語、前置詞エンは後ろに与格の形に変化した名詞とセットになって、「〜において」という意味を表します。本文では前置詞エンの後ろに、「始まり」を意味する単語アルケーの与格が来て、「エン・アルケーィ」の形で「初めに」という意味になります。

pros
プロス
[前置詞] (対格の名詞と)〜と一緒に
ton
トン
[定冠詞] 中性・単数・主格または対格の名詞と共に用いられることもあるが、ここでは、男性・単数・対格の名詞と
theon
テオン
[名詞] 神を(男性・単数・対格)

本文の中にもう一つ前置詞のセットが登場しています。それがこの「プロス・トン・テオン」です。この前置詞プロスは後ろに名詞の対格形を要求し、「〜と一緒に」という意味を表します。トンは定冠詞で、男性名詞の対格形とセットになって使われ、「トン・テオン」で本来なら「神を」を表す塊を形成しています。そして、この対格を要求する前置詞プロスとセットになって、「プロス・トン・テオン」全体で「神と共に」という意味を表しています。

■ 繋辞動詞 ēn

ēn
エーン
[動詞] ①彼・彼女・それは〜であった、②彼・彼女・それがあった、存在した

繋辞動詞とは、文の主語に当たるものとその後ろに来る語を結ぶ動詞を指し、英語では「be 動詞」がこれに当たります。前回のレッスンや今回の練習問題の解答でも扱った、egō eimi hē hodos(私が道である)のエイミも繋辞動詞です。ここのへー・ホドスは、主格を表す代名詞エゴーと同じ主格です。主格は「〜が」という意味だとお伝えしましたが、このようにエイミが用いられて「Aが(は)Bである」という関係になるとき、Aが主格であれば、Bに入る語も主格が用いられます。つまり、格の一致が起こり「A=B」が成立しているということを前回にお話ししました。

本文のエーンは、繋辞動詞エイミ(1人称単数 “I am …” に相当)の3人称単数過去形になっています。英語で言うならば、“he/she/it was …” の “was” に相当する単語です。

ēn
エーン
[動詞] ①彼・彼女・それは〜であった、②彼・彼女・それがあった、存在した
ho
[定冠詞] 男性・単数・主格と
logos
ロゴス
[名詞] 言葉、理性、ロゴスが(男性・単数・主格)

ここで本文に戻りたいと思いますが、エン・アルケー(初めに)の後に続くエン・ホ・ロゴスに注目してください。ここでは繋辞動詞エーンがありますが、主語のホ・ロゴスと格の一致する主格の名詞がありません。この場合、「ホ・ロゴスがあった・存在していた」と訳すのがよいでしょう。このような用法は、フランスの哲学者デカルトの有名なラテン語の言葉である “Cogito, ergo sum”「我思う、故に我あり」でも見られます。この言葉の英語訳は、“I think, therefore I am.” になります。この英語の “I am.” も、“I” と格を等しくする主格の名詞が存在しておらず、“I am.” で「私がある・存在する」を意味しています。ですので、これと同じように、本文にあるエーン・ホ・ロゴスは「言葉があった」となり、先に説明しておいたエン・アルケーとセットで「初めに言葉があった」という意味になっています。

kai
カイ
[接続詞] そして
ho
[定冠詞] 男性・単数・主格と
logos
ロゴス
[名詞] 言葉、理性、ロゴスが(男性・単数・主格)
ēn
エーン
[動詞] ①彼・彼女・それは〜であった、②彼・彼女・それがあった、存在した
pros
プロス
[前置詞] (対格の名詞と)〜と一緒に
ton
トン
[定冠詞] 中性・単数・主格または対格の名詞と共に用いられることもあるが、ここでは、男性・単数・対格の名詞と
theon
テオン
[名詞] 神を(男性・単数・対格)

前回も接続詞カイを学びましたね。これは英語の and に相当するもので、対等な前の文と後ろの文を結んでいます。また繋辞動詞エーンが、主語となるホ・ロゴス(言葉が)と先ほど説明したプロス・トン・テオン(神と共に)を等しい関係にあるものとして結んでいます。つまり、

「ホ・ロゴス」 = 「プロス・トン・テオン」

「ホ・ロゴス」は「プロス・トン・テオン」という状態と等しい関係にあるということになり、エーンが過去形でしたので、全体で「そして言葉は神と共にあった(言葉は神と共にあるという状態であった)」となります。

kai
カイ
[接続詞] そして
theos
テオス
[名詞] 神が(男性・単数・主格)
ēn
エーン
[動詞] ①彼・彼女・それは〜であった、②彼・彼女・それがあった、存在した
ho
[定冠詞] 男性・単数・主格と
logos
ロゴス
[名詞] 言葉、理性、ロゴスが(男性・単数・主格)

そして最後の部分ですが、テオスとホ・ロゴスという2つの格の一致している主格の単語が2つあり、それらが繋辞動詞エーンで等しいものとして結ばれています。このように定冠詞なしの主格と定冠詞ありの主格が繋辞動詞で結ばれている場合、定冠詞ありの名詞が文の主語になります。よって、本文「カイ・テオス・エーン・ホ・ロゴス」は、「そして言葉が神であった」となります。

■ まとめ

最後に例文全体をもう一度見てみましょう。

「エン・アルケーィ・エーン・ホ・ロゴス、カイ・ホ・ロゴス・エーン・プロス・トンテオン、カイ・テオス・エーン・ホ・ロゴス」

の直訳は、

「初めに言葉があって、そして言葉は神と共にあって、そして言葉は神であった」

となります。

こなれた日本語にすると、「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」(新共同訳)のようになります。前回も申し上げましたが、翻訳の仕方は多様です。例えば、ホ・ロゴスを新共同訳は「言(ことば)」、新改訳2017は「ことば」と訳しています。このロゴスがどのような意味を持つのかに関しては、イエス・キリストの生きた時代のギリシャ哲学やその後のキリスト教神学を通して、何度となく議論されてきました。ですので、ここでのロゴスという単語そのものをどのような日本語に訳すのかということに関しては、本ギリシャ語講座で扱える範囲のものではなく、神学や哲学の領域に接続されていく話題になり、聖書ギリシャ語の学びとキリスト教神学の学びのいわば境目(もちろん切っても切り離すことはできませんが)のようなものといってもよいかもしれません。

 ■ 練習問題

1)次の新約聖書の一節を日本語に訳しなさい。

Ἐν ἀρχῇ ἦν ὁ λόγος, καὶ ὁ λόγος ἦν πρὸς τὸν θεόν, καὶ θεὸς ἦν ὁ λόγος.
音写:En arkhēi ēn ho logos, kai ho logos ēn pros ton theon, kai theos ēn ho logos.

(カタカナ音訳:エン・アルケーィ・エーン・ホ・ロゴス、カイ・ホ・ロゴス・エーン・プロス・トンテオン、カイ・テオス・エーン・ホ・ロゴス)

2)次のギリシャ語の単語の意味を答え、発音をカタカナで書きなさい。

εἰμι
ἀλήθεια
καὶ

練習問題のヒントはすべて上の文章中にあります。

今回のレッスンはいかがでしたでしょうか。次回は第2回の練習問題の解答をした後、残りのギリシャ文字12文字を紹介し、例題を一緒に解いていきます。次回の講座まで進めば、何とギリシャ文字で自分の名前を書くことができるようになります(笑)。お楽しみに!(続く)

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宮川創

宮川創(みやがわ・そう)

1989年神戸市生まれ。独ゲッティンゲン大学にドイツ学術振興会によって設立された共同研究センター1136「古代から中世および古典イスラム期にかけての地中海圏とその周辺の文化における教育と宗教」の研究員。コプト語を含むエジプト語、ギリシャ語など、古代の東地中海世界の言語と文献が専門領域。ゲッティンゲン大学エジプト学コプト学専修博士後期課程および京都大学文学研究科言語学専修在籍。元・日本学術振興会特別研究員(DC1)。京都大学文学研究科言語学専修博士前期課程卒業。北海道大学文学部言語・文学コース卒業。「コプト・エジプト語サイード方言における母音体系と母音字の重複の音価:白修道院長・アトリペのシェヌーテによる『第六カノン』の写本をもとに」『言語記述論集』第9号など、論文多数。

福田耕佑

福田耕佑(ふくだ・こうすけ)

1990年愛媛県生まれ。現在、京都大学大学院文学研究科現代文科学専攻博士後期課程、日本学術振興会特別研究員(DC1)。専門は後ビザンツから現代にかけての神学を含むギリシャ文学および思想史。特にニコス・カザンザキスの思想とギリシャ歴史記述とナショナリズムに関する研究が中心である。学部時代は京都大学文学部西洋近世哲学史科でスピノザの哲学とヘブライ語を学んだ。主な論文に「ニコス・カザンザキスの形而上学と正教神学試論―『禁欲』を中心に―」『東方キリスト教世界研究』第1号など。

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