Skip to main content
2025年11月23日07時10分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 訃報

佐々木正美さん召天 子育てに悩む親の愛読書『子どもへのまなざし』著者で無教会のクリスチャン

2017年8月27日06時52分
  • ツイート
印刷
関連タグ:無教会
子育てに悩む母親の愛読書『子どもへのまなざし』著者で無教会クリスチャン 佐々木正美さん召天+
佐々木正美さんの著書『子どもへのまなざし』(福音館書店)

児童精神科医の佐々木正美(ささき・まさみ)さんが6月28日、骨髄線維症で召天した。81歳だった。

1935年、群馬県前橋市に生まれ、東京や滋賀で少年時代を過ごした。高校卒業後、上京し、信用金庫に6年間務めた後、武蔵大学に入学し、62年、新潟大学医学部に編入学。66年に卒業後、東京大学医学部精神科の研修医を務め、数年間、国立国府台病院精神科に勤務、68年、青山学院初等部音楽教師をしていた洋子さんと結婚した。

義父の岩島公(いわしま・とおる、1906~2002)は内村鑑三晩年の弟子の1人で、内村没後、金澤常雄や塚本虎二、矢内原忠雄に信仰を学んだ。戦時中は内村にならって非戦を主張したため、教師の職を失い、各地を転々としたという。その後、八王子の高校で国語教師をしながら『永遠の日本』誌を発行し、自宅で聖書研究会を開き、また八王子内村鑑三先生記念キリスト教講演会を行った。『岩島公著作選集』全3巻(キリスト教図書出版社)などの著作がある。佐々木さんもこの集会で義父に導かれて無教会のキリスト者となった。

70年、カナダのブリティッシュコロンビア大学医学部児童精神科に1年間留学し、臨床訓練を受けた。72~77年、国立秩父学園(重度知的障害児居住施設)厚生技官、そして77~95年、神奈川県児童医療福祉財団・小児療育相談センター(横浜市)の所長を務めた。この間、東京大学医学部精神神経科の助手や東京女子医大小児科の非常勤講師をしながら、全国各地の子育て中の母親や幼児保育に関わる人たちと勉強会、講演会を重ねてきた。97年から、川崎医療福祉大学(岡山市)医療福祉学部医療福祉学科学科長・教授(15年から客員教授)。

子育てに悩む親たちから絶大な支持を受け、累計80万部のロングセラーとなった『子どもへのまなざし』全3巻(福音館書店)など多くの著書があり、また自閉症の療育プログラムを米国から導入して、発達障害に対する理解を広める働きに尽力した。

著書『育てたように子は育つ』(小学館)では、相田みつをの言葉「そのままでいいがな」を取り上げ、「これこそ、子どもへの最高の愛情表現である。すなわち無条件の承認である。条件をつけない愛情である。こういう愛情が与えられれば、子どもは必ず生まれもったものを豊かに開花する」と述べている(51ページ)。

このように佐々木さんは、子どもの内に「根拠のない自信」をはぐくむことの大切さを繰り返し語った。能力など「根拠のある自信」は、その根拠が何かによって失われるとすぐに揺らいでしまうが、親から無条件に愛されることを通して培われた「根拠のない自信」は揺らぐことがない。それは、すべてを赦(ゆる)し、私たちのために死ぬほど愛してくださったキリストへの信頼から出てきた持論だったのではないだろうか。

私は問われない限り、自分がキリスト者であることを語ることはほとんどありませんが、多くの人から、キリスト教をもって生きていることを指摘されました。・・・義父(岩島公)からは、それだけ大きな贈り物を与えられてきたのだ、とその都度思ってきました。

父は本当に敬虔なキリスト者であるから、自分が利己的で罪深い人間だということを熟知している。だからこそ、イエス・キリストの十字架の罪の贖(あがな)いによって、自分の罪が許され、生かされていることを固く信じて、感謝して日々生きている。・・・神様を頼りにして生きているから、楽に、そして強く生きられるのだということを、私はずっと教えられた。人間は本当に頼ることのできる人やものに恵まれた時こそ、安心して強く生きることができるのだということを、私は父から教えられてきた。・・・だから私たち夫婦は・・・いつも神の愛に恵まれて、罪を許されて生かされているということを意識している。(『出会いでつむぐ私の半生』ぶどうの木、6、75~77ページ)

佐々木さんの講演には子育てに悩む母親や父親がたくさん参加していたが、そこで佐々木さんの言葉に勇気をもらったというクリスチャン女性はこう話す。

「佐々木先生に掛けていただいた言葉の中で一番心に残っているのは、『私が産んだ子だから、いい子に違いない。そうではないですか、お母さん』というものでした。夜泣きがひどいわが子に手を焼き、すっかり育児に自信を失いかけている時に、佐々木先生からこの言葉が書かれたカードをいただき、とても勇気をもらいました。先生がクリスチャンだと知り、ますます先生の本を読むようになりましたが、6月に召天の報を受け、大変残念に思っています」

関連タグ:無教会
  • ツイート

関連記事

  • 高橋三郎氏死去、無教会主義指導者 89歳

  • 元暴走族のリーダー「伝説のワル」だった野田詠氏牧師が語る子育て

  • 【インタビュー】賛美と手品と子育てと クリスチャンシンガーTAKEOさん

  • 刑務所伝道シリーズ(10)元ヤクザから、子育て中のお母さんに伝えたいこと

  • 東京都:第1回子育てセミナー「家族とは何か」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • ワールドミッションレポート(11月23日):ベトナム 静かな変革の中で確かな前進

  • 聖書のイエス(22)良い牧者 さとうまさこ

  • 主が導きと助け 菅野直基

  • 最高に良いものを実現するために 万代栄嗣

  • 武装集団がカトリック神父の住居を襲撃、神父ら数人拉致し1人殺害 ナイジェリア

  • シリア語の世界(37)辞書5・東方教会に関する用語 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(11月21日):バングラデシュ ローンプログラムを通して宣教拠点に変えられた家屋

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心

  • 武装集団がカトリック神父の住居を襲撃、神父ら数人拉致し1人殺害 ナイジェリア

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • AIは福音宣教の未来をどのように形づくるか ローザンヌ運動が福音主義の視点で考察

  • Gゼロ時代の津波石碑(7)Y染色体アダムと自己を措定した力 山崎純二

  • ヒンズー民族主義者による迫害続くインド 宣教師のバス襲撃、キリスト教住民を村八分

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.