Skip to main content
2025年8月18日22時13分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

愛するとはどういうこと? 菅野直基

2017年7月5日07時44分 コラムニスト : 菅野直基
  • ツイート
印刷
関連タグ:菅野直基

愛と恋は混同しやすいことがあります。愛と恋の違いは何でしょう? まず、恋は、相手のいい部分だけを見て、相手を過大評価することです。恋愛結婚をした後に、理想と現実のギャップに気付き、性格の不一致などを理由に離婚に至ることがあります。

では、愛とは何でしょうか? 愛は、相手のすべてを知った上で、なお変わらずに愛し続けることです。恋は、「あばたもえくぼ」から始まります。やがて、「あばたはあばた」であったと気付きます。そのままでいると、「えくぼまでがあばた」に見えて、恋は終わりを告げます。しかし、愛は、恋が終わったところからスタートします。恋は、2種類の終わり方をします。

1. 別れる
2. 愛に変わる

多くの場合、別れることで終わります。しかし、恋が終わり、恋を愛に変えることができたら幸いです。通常、生まれも育ちも違う男女が、一生夫婦として寄り添って生きていくことは奇跡に近いと思います。何度も何度も、恋が愛に変わる経験をしているはずです。すなわち、相手を許し、あるがままで受け入れる痛みを経験しているはずです。

夫婦関係は、愛を学ぶ道場です。夫婦関係で鍛えられた人は、鍛えられていない人に比べると、通常の人間関係を円満に持つことができるはずです。許すこと、愛すること、受け入れること、相手に譲ること、自分に死ぬことなどの大技をすでにマスターしているからです。

しかし、それらの大技が効かないようなモンスターはどこにでもいます。どんなに夫婦関係の中で愛の訓練を通されていても、これでゴールということにはなりません。おそらく、愛は一生学び続けなければならないと思います。

私たちは案外、人の欠点はよく見えるし、分かるものです。しかし、自分の欠点や罪はなかなか見えないし、認めたくありません。私たちの欠点や罪は何でしょうか? 愛がないことです。

愛と恋を混同している人は、自分には案外寛容で、愛がある人間だと思うかもしれません。恋をすることは難しくありません。相性のいい人や好きなタイプの人と仲良くすることはできます。しかし、愛せないタイプ、許せないタイプの人は、どこにでも存在します。

聖書は、「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。目に見える兄弟を愛していない者に、目に見えない神を愛することはできません」と語ります。愛とは、気に入らないタイプの人を心から愛し、祝福を祈ることです。それができるかどうかで、愛があるかどうかがはっきりと分かります。

愛がないのが私たちの本当の姿です。愛がないことは、人をねたむことでも分かります。ねたみは、天皇陛下や総理大臣、大スターなどに感じることはまずありません。自分と立場が変わらず、年齢が近く、能力的に近い人が脚光を浴び、称賛され、成功し、豊かな暮らしをしていることを知ったときに、ねたみを感じるのです。

ねたみを乗り越えている人は、自分の興味のあるジャンルで、しかも、自分が「こうしたい!」「こうなれたらいい!」と思っていることをしている人がいたときに、心から祝福して「よかったね!」と言ってあげられる人です。非常に難しいはずです。しかし、愛は、身近な人の幸福や成功を心から喜ぶことです。

そして愛は、相手のあるがままを受け入れることです。消極的には、気に入らない人の誹謗(ひぼう)中傷をしたり、うわさ話をしたり、拒絶したり、無視したり、嫌がったり、否定しないことです。愛は、そんなところから始まるのです。少しでも愛に生き始めるなら、その分だけ幸せになります。

聖書をひと言で要約するならば、「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」という言葉になります。隣人愛に生きるなら、聖書を生きていることになります。しかし、愛を追求し、愛に生きようと努力すればするほど、「不可能!」というところに行き着くものだと思います。だから、敵を愛し、十字架の上で赦(ゆる)しを祈ったイエス様が必要なのです。

イエス様に愛を祈り求め、与えられた愛に生き始めたら、奇跡が起こります。天国の幸せを味わえるようになります。天国の幸せを味わい、その幸せを自分だけではなく、周りの人にも分け与え、ひいては、世界に愛と平和をもたらしていくことにつながります。

現在世界では、血で血を洗うような争い、紛争、戦争が各地で繰り広げられています。やがて日本も巻き込まれる可能性があります。一体どうしたら、憎しみの連鎖を止めることができるでしょうか。

それは、1人の人の愛から始まります。十字架につけられてもなお、「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです」と赦しを叫ばれたイエス・キリストの愛こそが、憎しみの連鎖を止め、世界を救うと信じます。

その愛を頂いて、自分が幸せになり、その幸せを分かち合い、幸せな国、幸せな世界を作っていきたいものです。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:菅野直基
  • ツイート

関連記事

  • 比較とプラスに変える力 菅野直基

  • 最強のストレス解消法~笑う~ 菅野直基

  • 「自己中と神中」~あなたの主人は誰?~ 菅野直基

  • 喜ぶ人と一緒に喜ぶ 菅野直基

  • 自分を許すことから、より良い人生が始まる 菅野直基

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • ワールドミッションレポート(8月18日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(2)

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • 立ち向かう勇気 佐々木満男

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.