Skip to main content
2022年6月26日22時38分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. インタビュー
この人に聞く

この人に聞く(37)全国のクリスチャンが「神の国」のようにつながり、元気になってほしい 「はこぶね便」代表 上原雄平さん

2017年6月25日17時53分
  • ツイート
印刷
この人に聞く( )  全国のクリスチャンが「神の国」のようにつながり、元気になってほしい はこぶね便代表 上原雄平さん+
笑顔でインタビューに応じる上原雄平さん=6月13日、東京都八王子市、はこぶね便事務所で

「はこぶね便」をご存じだろうか。キリスト教関係のチラシをまとめて全国の教会に送るサービスだ。その働きを4年前から始めた有限会社トップスペース代表の上原雄平(ゆうへい)さんに話を聞いた。

――上原さんのご出身は?

東京都八王子市です。両親がクリスチャン(日本長老教会杉並教会)で、日曜日に行われた小学校の運動会も、まず教会に行ってから参加させるほど信仰教育が徹底していました。

――お母さんはどういう人だったのですか。

何でもやってみる人でした。「まずは自分でできることは自分でやってみなさい」。これが母の教育方針でした。その影響がこの「はこぶね便」の働きのベースにあると思います。

――最初に就職されたのは?

JR系の広告代理店です。都内の主だった路線の広告物を扱いました。週3、4日は泊まりがあるほど仕事は大変でしたが、そのような中でいろいろなスキルを教えてもらいました。でも、ここは3年で辞めました。

――どうしてですか。

自分の会社を立ち上げたのです。2001年4月のことです。野立て看板(交通広告)の広告代理店をスタートしました。地主さんに看板を立てたいと交渉し、少しずつ売上を伸ばしていきました。

――大変だったのでは?

そうですね。関係作りはいわゆるお酒の飲みニケーションばかりでした。忙しくて、生活もひどくなっていきました。

そのうちに店舗経営に興味を持ちました。初めて1つのお店(ディスカウント理容室)を始めて、続けて飲食店と、とにかく若いのでイケイケで仕事をしました。26歳の時です。しかし、とにかくお酒の付き合いが多かった。そんな中、ある事件が起きてしまいました。

――それは何ですか。

飲酒運転をして車をぶつけてしまったのです。クリスチャンと言っていても、ズルズルとこの世の流れで仕事をし、最終的には罪を犯してしまった。悔い改めの時間が重くのしかかりながら、飲みニケーションをやめ、取引先の整理を迫られました。その結果、会社の業績は傾いてしまいます。いろいろと悩む中でうつ病にかかり、自宅から出られなくなってしまいました。その頃、結婚して長女が生まれたばかり。家族に(特に妻に)迷惑を掛けました。

――そこから立ち直れたのですか。

いえ。事業の業績を伸ばすため、借り入れをして、数千万円かけて3つ目のラーメン屋を、まさに起死回生の勝負をかけて出しました。しかしヒットせず、赤字が続いてしまいました。

――そうですか。

もうこの店は閉じようと思ったのですが、大家さんと原状回復についてトラブルとなってしまい、内装をすべて取り外した状態ではなく、居ぬきで入った時と同じ状態にして戻すようにと、原状回復費として法外な2千万円という要求をされたのです。まさに倒産の危機を迎えました。

――どうされたのですか。

まず取引先から紹介された弁護士に相談しましたが、「争うのは勧めない」と言って断られました。諦めようと思っていた時に、その後、妻の両親から若いクリスチャンの弁護士を紹介されました。キリストの栄光教会(東京都東久留米市、川端光生牧師)に義父母は通っていて、その教会員にその方がいたのです。彼の返事は「調べさせてください」と、とても誠実なものでした。

――弁護士の方はどうしてくれましたか。

大家さんから言われていた期限が近付いてきて、その方に電話をしました。「大家さんから『今この金額に応じないのであれば、請求額は増えることになる』と言われ、このままだと問題が膨らむだけなので、大家さんの条件に応じる」と伝えるつもりでした。しかし彼は、「不当な請求に応じるのは神の真理とは思えません」と言うのです。そして、あらゆる判例を調べてからこの裁判を引き受けてくれました。最終的に調停という形で示談をしていく中で、170万円の支払いで終えることができたのです。

――よかったですね。そのような方に助けてもらえて。

私と彼の違いはいったい何なのかと考えさせられました。そして彼には、「何のために仕事をしているのか」という理念があることに気付いたのです。僕より10歳も若い彼に衝撃を受けました。視点が違うんですね。神はどうされたいかが大切だったのです。

――大きな気付きですね。

自分のクリスチャンとしての幼さを強烈に感じ、今のままではいけないという思いに駆られ、自分はもっと霊的に成長しなければならないと、キリストの栄光教会に通って訓練を受けました。そして、これからは神様の喜ばれる仕事ができるといいなと思うようになったのです。

――それはどのような訓練だったのですか。

毎週の暗唱聖句テスト、聖書通読、礼拝の説教要約、生活宿題のレポート提出――例えば、赦(ゆる)せない人に「赦す」「愛している」と言ってくるなどの課題、毎週の教会の学びに参加、共通ディボーションのレポート提出という内容で、10カ月ほどの訓練を受けました。こうして神様から離れた生活を元に戻し、神の国の基準で生きたいと決意したのです。

――具体的な訓練ですね。

はい。そこで気付かされたことの1つは母との関係でした。母は「よそはよそ、うちはうち」といつも言って、御言葉を出してくるんです。何かにつけて「イエス様ならどうすると思う」と言われるので、私にとってそれまで煙たい存在でした。

しかし、この訓練を通して、母が言っていたことが本当だったんだと分かりました。「イエス様ならどうするのか」。まさにプログラムで学んだことでした。

――そのことはお母様に伝えたのですか。

直接、弟子訓練のことは伝えていませんが、ある日、茶道教室に通っていた母から突然電話が掛かってきました。「具合が悪くなったので迎えにきてほしい」と。人に頼ることが苦手な人だったので、「これはよほどのことだ」と思い、急いで車で向かいました。

到着した時には母は道にしゃがみこんでいて、人だかりができていました。すぐに病院に電話をして急いで病院に向かいましたが、話し掛けても意識がもうろうとし、途中で私のことも分からなくなりました。これは最期の会話になるかもしれないと思い、大きな声で「イエス様を教えてくれてありがとう」と初めて母親に言ったのです。

母は茶道中、一酸化炭素中毒になったようです。一命を取り留めた母は、今も元気にしています。今思うと、人生の最後に「イエス様を教えてくれてありがとう」と言ってもらえる人生はいいですよね。私も4児の父として、イエス様のために生きる人生を子どもたちに伝えていきたいです。

――その後、会社はどうなりましたか。

この間も会社はドン底のまま、1年間、給料が出ない状態が続きました。学資保険をすべて解約し、車を売って生活をつないでいました。でも、こういう試練が与えられるのは、私が神様から特別に愛されているからだと思っています。6年前の話です。

そこで、やはり経営理念が必要だと祈り求めました。すると、「クリスチャンを元気にする」というキーワードを神様が与えてくださったのです。クリスチャンの友人からいろいろな話を聞く機会がありますが、元気がない人が多い。だから、この仕事がクリスチャンを元気にする活動になったらいいなと思っています。

――そこで始めたのが「はこぶね便」の働きですか。

はい。牧師の机には郵送物がうずたかく積まれています。どれだけ多くの宣教団体などがそのお知らせを読んでほしくて、費用も手間もかけて準備したことでしょう。1つの団体が全国の教会に送ると、送料だけでかなり掛かります。しかし、「はこぶね便」はそれを他団体のものと一緒に送るので、1通10円で済み、コストダウンが可能です。そして、今まで送れなかった教会にまでお知らせが届くようになります。「今まで来たことのない案内が届いて嬉しい」と喜びの電話を何度もいただいています。これはGood Ideaではなく、God Ideaです。

「はこぶね便」のチラシなどの封入作業は、八王子福祉作業所(「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」の理念で運営されている障がい者のための作業施設)で働く人たちにしてもらっています。

「はこぶね便」は創設から4年目になり、軌道に乗りました。これからも、クリスチャンが共に神の国を実現していくということを大切にしていきたいと思っています。

■ はこぶね便

  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 全国の教会の「つなぎ手」になりたい はこぶね便、3周年を記念して第1回フォトコンテスト開催

  • この人に聞く(36)カフェスタイルの教会形成を目指して スウェンソン・グレッグさんと亜佐さん

  • この人に聞く(32)「一人一人を愛してキリストの香りを放とう」 埼玉YMCA代表理事・総主事 小谷全人さん

  • クリスチャンの「ものづくり」を応援 ギフトカタログ『たらんと』11月にも発売

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米連邦最高裁「ロー対ウェイド」判決覆す、中絶の是非は各州の判断へ

  • 世界宣教祈祷課題(6月26日):プエルトリコ

  • ルカ福音書を読む(11)「してほしいことを人にもしなさい」―新約聖書の黄金律― 臼田宣弘

  • 無料で日用品や散髪、ネイルアートなど提供 教会でウクライナ避難民支援イベント

  • 最高のポジティブ心理学者 安食弘幸

  • スマホが動くのも量子力学のおかげ? 東工大名誉教授を講師にサイエンスカフェ

  • すみれ時計(8)いざない

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(75)聖書と考えるバラエティー番組「バナナマンのせっかくグルメ!!」

  • 世界宣教祈祷課題(6月25日):ルワンダ

  • ハンガーゼロ、西南学院大が包括連携協定締結

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • 無料で日用品や散髪、ネイルアートなど提供 教会でウクライナ避難民支援イベント

  • ラムゼイ・ハント症候群告白のジャスティン・ビーバー「イエス様が僕と共にいてくれる」

  • ニューヨーク便り(6)米国の大学で学びながら考えた「日本でクリスチャンが少ない理由」

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(3)子ども8人のビッグダディ

  • バチカン、33年ぶりの組織再編 「福音宣教省」が筆頭省に

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(2)教会は地方創生の鍵

  • 最高のポジティブ心理学者 安食弘幸

  • 英政府、キリル総主教を制裁対象に 「軍事侵略を著しく支持した」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(149)葬儀の費用が払えない! 広田信也

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • 4K映像で再び劇場に!「ショーシャンクの空に」 キリスト教的世界観をベースに描き出された希望の寓話

  • 必要なのは「キリストの基礎知識」 国分寺の教会が無料のオンライン聖書講座

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(3)子ども8人のビッグダディ

  • 【ペンテコステメッセージ】衰退し続ける教会の起死回生の決定打としての聖霊 手束正昭

  • ロシア正教会モスクワ総主教庁、渉外局長のイラリオン府主教を解任

  • ラムゼイ・ハント症候群告白のジャスティン・ビーバー「イエス様が僕と共にいてくれる」

  • トルコで巨大な地下都市跡発見、最大7万人居住 迫害下の初期キリスト教徒らが建設か

  • ニューヨーク便り(6)米国の大学で学びながら考えた「日本でクリスチャンが少ない理由」

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(2)教会は地方創生の鍵

編集部のお勧め

  • 被害者が加害者になる連鎖を断ち切るには? 「記憶の癒やし」のラプスレー司祭が講演

  • 必要なのは「キリストの基礎知識」 国分寺の教会が無料のオンライン聖書講座

  • 教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.