Skip to main content
2025年10月2日13時33分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

すぐに判断しない 菅野直基

2017年2月22日08時06分 コラムニスト : 菅野直基
  • ツイート
印刷
関連タグ:菅野直基

「すぐに判断しない」と聞いて、優柔不断のススメのように聞こえるかもしれませんが、そういうことではありません。

目の前にある問題に対して、すぐに決断をしなければならないときがあります。しかし、無理に決断するよりは、とりあえず棚上げして、祈り、ニュートラルにしておいた方が良い時もあります。

目の前の出来事に対して、パッと黒か白かを判断するのではなく、ちょっと立ち止まってみませんか。

中国にこんなお話があります。

片田舎に1人の男性が住んでいました。ある日、彼は名馬を手にします。それを見た隣人は、「おめでとう、素晴らしく良い馬だね。君はラッキーな男だ」と祝ってくれました。

しかし彼は、「このことが良いって、どうして分かるんだい?」と答えました。目の前の出来事に対して、すぐに「良い?悪い?」の判断をしない人でした。お祝いに来た隣人は、彼のことを「変なヤツ!」と思いました。

しばらくして、王様が近くを通り、その名馬に目を留めます。あまりに素晴らしい馬なので「この馬を手に入れたい。お金はいくらでも払おう」と男に申し入れました。それを聞いた隣人は「良かったね、これで君も大金持ちだ」と言いました。

ところが彼は、「私にとってこの馬は家族同然、手放すわけにはいかない。王様、お金で交換できるものではありません」と、いとも簡単に断ってしまいました。

「バカだなあ、こんなにいい話を断っちゃって・・・、大金が入るはずだったのに台無しだ!」と隣人はまた「良い?悪い?」を判定しました。

すると彼は、「どうしてこれがバカなことだって分かるんだい、君?」って答えました。

翌日、その馬が逃げてしまって、いなくなりました。隣人は、「ほら見ろ。だから言ったじゃないか、売っていれば大金持ちになれたのに、馬もいなくなった。お金も手に入れ損なった。かわいそうなヤツだ!」と言いました。

彼は、「どうしてこれがかわいそうなことだって、君に分かるんだい?」って聞き返しました。

事実は、昨日までいた馬が、今日はいないということだけ。隣人は、それに対しても「良い?悪い?」を判断しました。

半年後、その逃げ出した馬が子馬を連れて戻って来ました。隣の人は「ツイてるね、君は!」と祝ってくれましたが、彼は、「1頭だった馬が2頭になった。これは事実だけど、それが良いかどうかは分からない。どうしてあなたはこのことがツイていると判断できるんだい?」と答えました。

しばらくして、息子が子馬に乗って遊んでいたら、振り落とされて足が不自由になってしまいました。隣の人が「気の毒に、息子さん、かわいそうにな」と同情しました。

彼は、「骨折して足が不自由になったことが、どうしてかわいそうだって、あなたに分かるんだい?」と聞き返しました。

突然、隣の国との戦争が起こりました。隣人の家の息子さんは徴兵されて、戦死して帰らぬ人になりました。隣人は、「君はラッキーだね、君の息子は落馬して足を折ったおかげで徴兵を免れて、今も元気に生きている。私の息子はいなくなってしまった。私はなんて不幸なんだ・・・」と言ったが、彼は、「どうして、それが不幸なことだって分かるんですか?」と聞きました。

ある出来事に対して、性急な判断は拙速かもしれません。しかし、いつも「良いか?悪いか?」「黒か?白か?」でだけ物事を判断する人がいます。本当の意味で「良いか?悪いか?」「黒か?白か?」を判断するのは神様です。

目を閉じて心の目を開き、限りあるこの地上から永遠に目を向け、あなたを造り、あなたを導いておられる全能の神に聞いてみてください。

聖書は、「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています」(ローマ8:28)と語ります。

神はマイナスをプラスに変えてくださるお方です。マイナスであっても、それが共に働いてプラスに変えてくださるのが神様です。神に信頼し、神に聞くならば、全てのことが共に働いてプラスになっていることが分かるので、全てを感謝するのが一番です。

プラスのことはプラスですが、マイナスもプラスに変わるからです。ピンチこそチャンスです。

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(Ⅰテサロニケ5:16~18)

心のスイッチを神に切り替えて、喜び、感謝し、祈りながら、良い1日をお過ごしください。今日もありがとうございます。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:菅野直基
  • ツイート

関連記事

  • 大丈夫だよ 菅野直基

  • 相手の立場に立って生きよう 菅野直基

  • 相手の得だけを考える 菅野直基

  • 幸せでいていいんだよ 菅野直基

  • 人は生きるために生まれてきた 菅野直基

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 花嫁(34)平和を実現する人々は幸い 星野ひかり

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • 豊かな実を結ぶ一粒の麦 穂森幸一

  • 英語の新約聖書出版から500年、最初の印刷地はドイツ、ゆかりの地はベルギー なぜ?

  • 『奇跡の人生』 20世紀の英国を代表する新約聖書学者が遺した「信仰の置き土産」

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(4)真実を語る 加治太郎

  • ハンガーゼロ、新理事長に沖胡一郎氏

  • シリア語の世界(33)東方教会史における迫害、殉教について 川口一彦

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(29)獄を照らす光

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 英語の新約聖書出版から500年、最初の印刷地はドイツ、ゆかりの地はベルギー なぜ?

  • ワールド・ビジョン・ジャパン、新事務局長を発表

  • 『奇跡の人生』 20世紀の英国を代表する新約聖書学者が遺した「信仰の置き土産」

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • ウクライナの福音派連合組織、欧州福音同盟に正式加盟

  • 救世軍の軍曹がヒロイン ミュージカル「GUYS AND DOLLS」宝塚歌劇で4度目の公演

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 『奇跡の人生』 20世紀の英国を代表する新約聖書学者が遺した「信仰の置き土産」

  • ハンガーゼロ、新理事長に沖胡一郎氏

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 花嫁(34)平和を実現する人々は幸い 星野ひかり

  • ワールド・ビジョン・ジャパン、新事務局長を発表

  • 英語の新約聖書出版から500年、最初の印刷地はドイツ、ゆかりの地はベルギー なぜ?

編集部のおすすめ

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.