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1月7日 正教会で降誕祭 コプト正教会の教皇からクリスマスメッセージ

2017年1月9日23時31分
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関連タグ:コプト正教会

東方正教会ではグレゴリオ暦に従い、1月7日にクリスマス(降誕祭)が祝われる。コプト正教会でもコプト暦に従い、同日に世界各地で降誕祭が行われた。これに合わせてコプト正教会の第118代教皇(アレクサンドリア教皇ならびに聖マルコ大主教管区総主教)タワドロス2世がクリスマスメッセージを表明した。全文は次の通り。(本文は英語・アラビア語、日本語訳は聖母マリア・聖マルコ・コプト正教会より提供)

*

唯一の神、父と子と聖霊の御名によってアーメン。主の恵みと祝福が私たちの上に代々にありますように。アーメン。この2017年もこれから先も、健やかでありますように。コプトカレンダーのケアーク年の第29日目が西暦の1月7日の主イエス・キリストのご降誕祭になります。

今、主なるキリストの誕生を私たちが祝いながら、先日聖ペテロ教会(セント・ピーター教会)の事件で命を亡くされ(ささげられ)殉教された兄弟姉妹を心に留めています。主イエス・キリストは、今日のクリスマスとこの一年を天国で亡くなられた方々と共に祝ってくださっています。

私たちは、今回殉教者になられた方々を善意でもって深く心に留めています。また、負傷された方々がイエス様に完全に癒やされて回復され、早く教会に戻って来られるようにとお祈りをいたします。

主のご降誕祭は、たくさんの深い意味があります。神が人を造られ、アダムとイブに代表されるように人を世界の王にしました。人は地上に住み、人類の数は増えていきました。そして、得られた美徳とますます成長した美徳により生活しました。

協調の美徳と愛と誠実がありましたが、少なからず人間の弱さも目立ちました。人類は地上に存在するけれども、罪の浸透と拡大とともに罪の体現、弱さ、争い、暴力により、天国を見上げるという最も大切な美徳を忘れてしまいました。

全ての人々が空を見ることができるということは、素晴らしいことです。空を見なかった人類は誰もいません。しかし、驚くことは、空を見る人の反応はそれぞれ違うということです。ある人は天国を何とも思わない。ある人は天国に助けを求める。また、ある人は保護を求める。天国を無視する人たちはたくさんいる。また、常に天国を見つめている人たちもたくさんいる。

主イエス・キリストの誕生のお話の中で、さまざまな人たちの人生においてこの美徳が明示されています。

聖母マリアの人生では、マリアが神殿にささげられたとき、彼女は常に天国を見上げていました。聖母マリアは、賛美と祈りの生活を過ごしていました。天使が良き知らせを携えて出現したとき、その受胎告知に対して、マリアは、「私は主のはしためです。お言葉の通り、この身になりますように」と言って言葉を終えました。この美徳は、彼女の謙虚な従順さの表れです。

また、羊の群れの番をしていた質素な羊飼いたちは、真夜中に天国を見上げていたことでしょう。羊飼いたちは彼らや全世界の人々に素晴らしい良い知らせをもたらした天使を見ました。羊飼いたちは、飼い葉おけの中で産着に包まれている主なる赤ん坊を見るために、出掛けていきました。

天体観察の仕事に従事していた(東方の3人の)博士たちもまた、常に星を見ていました。より明るい星(の出現)を本や教えで知っていたため、確かめようとしていました。その星を見つけたとき、真実の王がこの世に来られたことを悟りました。彼らは、この星を通して天国を見ました。そして、東方のベツレヘムの町まで、長い旅をしました。星が彼らを導きました。そして、(星は)留まり、新しく生まれたユダヤの王の場所を明らかにしました。

300歳以上であった高齢者シメオンも同様でした。律法の習わしに従い、聖母マリアと聖ヨセフは、イエスを宮にささげるために来ました。シメオンは、赤ん坊のイエスを腕に抱きました。彼は、旧約聖書をヘブライ語からギリシャ語に翻訳した人たちの1人でした。彼の有名な言葉で、「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり この僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです」(ルカ2章29、30節)。

また、他にも例があります。預言者アナです。彼女は未亡人でした。7年間夫と暮らしてはいましたが、84年間ほど未亡人でした。彼女は神殿にいて、朝晩、天を見つめて神を賛美していました。

キリストの降誕のお話には、例が幾つかありますが、それらは、どれも天国を見つめている例です。

おそらく、ここで質問があるでしょう。「天国を見上げることで、何が大切ですか」と。人生において、天国を見上げることに大きな益があることは疑う余地がありません。

1)天国を見上げる人は、天地の全てを創造された全能の造り主を見上げます。人は、自分の(命の)源を見上げる。その(命の)源は、天国にあります。人は、自分の目的地を見上げる。その目的地も、また天国にあります。

2)人が天国を見つめることは、光を見つめることです。太陽や星のような物質的な光の意味ではありません。人は内なる霊的な光を見上げます。それは心の光です。人が啓発した心を持つと、光の中に住み、日々を悔いなく生きることができます。

3)天国を見上げることは、永続的な平和な暮らしを見つめることです。聖書には、「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイ5章9節)と書かれています。天国を見上げる人は誰でも、平和な王から平和を獲得します。この平和はその人の心の中に住みます。もし、人がこのことを心掛ければ、この品性が与えられ、どこでも平和をつくる人になれるでしょう。この世(地上)のことばかりに目を留める人は、戦争、争い、暗闇を追い求めます。

4)天国を見上げる人はまた、永続的な喜びを見上げます。天国の喜びは素晴らしく、継続的で、永遠です。苦痛を伴いません。この世の喜びは浮き浮きしていても、ほんの少しの間だけで、短期間です。この世の喜びは、苦痛が伴うことがしばしばです。そのため、忘れてしまいやすい。天国から喜びを受け、天国を見上げる人は誰でも、このような喜びの中で暮らします。

5)人が天国を見上げるとき、最も重要な益となるものの1つは、聖者たちとのつながりでしょう。天国は神聖に住んでいる聖者や正しい人や潔白な人たちのすみかです。私たちは、神聖の安価に住んでいる人たちを慕います。そして、私たちのために、とりなしをしてくださる聖者たちを心に留めます。このとりなしは、天国への願望を増す刺激と気力になります。天国を見上げることは、私たちの生活を常に変えることができる、生きている美徳です。

2017年の新年の始まりで美しいことの1つに、アラビア語の7の数字の形は、天国に向かって両腕を開いているように表されています。それは、天国を求めて天国に向かって両腕を上げているかのようです。

もし天国が人の人生に存在するなら、その人は成功するでしょう。私たちは「御心が天に行われるように、地にも行われますように」といつも日々何度も祈っています。

皆さんにお祝いの言葉を述べます。神父、大司教、司教、司祭、助祭、聖職者、信徒の皆さん、役員の皆さんにお祝いの言葉を述べます。そして、神の僕の皆さんたちに。このクリスマスの時を祝っておられる全世界のコプト教会の青年の皆さんやご家族の皆さんと共にお祝いいたします。子どもたちや若者たちを祝福いたします。今年、恵みと必要なものが与えられますように神に祈ります。

私たちの国からキリストの信仰を宣教した福音書記の使徒マルコの国、エジプトの国からごあいさつと愛をお送りします。今年もこれからも、健やかでありますように。飼い葉おけの主なる赤ん坊からの祝福が皆さんにあり、喜び、平和、希望がいつもありますように。神の栄光と名誉がいつも永遠にありますように。アーメン。

関連タグ:コプト正教会
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