Skip to main content
2026年2月1日19時45分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化

「建物が語りだす物語」芹野氏、ヴォーリズと一柳満喜子を語る 明治学院礼拝堂献堂100周年記念講演会で

2016年11月12日23時19分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:明治学院ウィリアム・メレル・ヴォーリズ一粒社ヴォーリズ建築事務所
「建物が語りだす物語」芹野氏、ヴォーリズと一柳満喜子を語る 明治学院礼拝堂献堂100周年記念講演会で+
スライドにW・M・ヴォーリズと一柳満喜子の結婚式記念写真(写真左上)を映し出して講演する芹野与幸氏(同中央奥)=5日、東京都港区の明治学院礼拝堂で(本紙記者が同学院の許可を得て撮影)

明治学院歴史資料館(東京都港区)は5日、同区白金台の白金キャンパスにある同学院礼拝堂が今年で献堂100周年を迎えたのを記念して、その設計者であり、またそこで結婚式を挙げた建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズに詳しい、(株)一粒社ヴォーリズ建築事務所史料・広報室長の芹野与幸(せりの・ともゆき)氏を講師に迎え、同礼拝堂で記念講演会を開催した。

講演に先立ち、同学院の小暮修也学院長があいさつ。「この礼拝堂は100年になるが、明治学院は150年。その前の53年について『明治学院と礼拝堂』という小冊子を作った」と、会場で参加者に配られた小冊子に言及。同礼拝堂を設計したヴォーリズの研究の第一人者である芹野氏を講師に迎えたと説明した。

続いて、明治学院歴史資料館の長谷川一(はじめ)館長は、「明治学院の礼拝堂は100年という人間の長寿に近づいてきている」と語り、「100年にわたって歴史的なポテンシャル(潜在力)を持つ建物を造ってくださったのがヴォーリズだ」と述べた。

講演者の芹野氏は、スライドで「建物が語りだす物語 明治学院チャペル献堂を覚えて」と題し、同礼拝堂にまつわる物語であるヴォーリズと一柳満喜子の結婚のエピソードを中心に、同学院の創立者の1人で米国長老派教会の宣教医であったJ・C・ヘボン博士らが日本宣教のために種まいた足跡を振り返った。

「ヴォーリズと一柳満喜子の結婚(1919年6月)は、広岡浅子の賛成がなければなし得なかった」と芹野氏は語り、昨年9月から今年の4月まで放送されたNHK連続テレビ小説の主人公のモデルとなった広岡浅子が、2人の結婚において果たした役割を指摘した。芹野氏によると、恋愛結婚が当たり前でなかった当時、2人の周囲ではその結婚に誰もが反対していたという。

広岡浅子は、ヴォーリズが一柳満喜子に紹介されたときに立ち会っていたと、芹野氏は述べた。2人は1918年に出会ったという。

「歴史には物語がある。自分の物語、自分との接点を考えていただくと、それがちょっと身近になるのではないか」と、芹野氏は130人を超える参加者に語り掛けた。

会場では、「一枚の結婚式記念写真が語りだす物語~1919年、明治学院チャペルにて~」と題した芹野氏の講演要旨が参加者に配られた。

「明治学院チャペルは100年の節目を迎える。学院の歴史を語るシンボルでもあるチャペルは多くの物語を私たちにもたらしてくれる。そこには、学院を学び舎として若き日を過ごした人々のそれぞれの物語があるだけでなく、チャペルが明治学院の顔として学院外の人々や社会に語り出す様々な物語がある」と、芹野氏はその要旨に記した。

「チャペルは、学校としての教育の器として建物であることを越え、学院創立の原点であるキリスト教をひろく学生や社会や地域に指し示す存在である」と芹野氏は続けて記した。そして、ヴォーリズとそのチャペルとの関わりとその時代背景について、次のように記した。

「建物が語りだす物語」芹野氏、ヴォーリズと一柳満喜子を語る 明治学院礼拝堂献堂100周年記念講演会で
明治学院礼拝堂(東京都港区、写真:明治学院大学提供)

「明治学院にチャペル建設を計画した時、この建設計画に関与した人物、W・M・ヴォーリズは滋賀県の近江に拠点を据えた『近江ミッション』という日本における宣教活動を展開するユニークな人物に白羽の矢が立ったという。彼はいわゆる『お雇い外国人建築家』でなく、日本でのキリスト教伝道に一石を投じた信徒伝道者であった。彼が1908年に立ち上げた建築設計事務所は、海外の伝道団体のためにすでに教会や学校の設計を全国に展開していた。時代は大正デモクラシーがもてはやされ、日本人が海外の模倣でなく自らの意思で新しい時代の生活改善を模索していた」

「1919年6月、チャペルで建築設計に関わったW・M・ヴォーリズと子爵令嬢であった一柳満喜子との結婚式が挙行された」と、芹野氏はその要旨に記した。「この結婚式のことは当時の新聞でも大きく取りあげられ、明治学院の歴史を飾るひとつのエポックとして今日でも語り継がれている」

「この2人の結婚式にまつわる物語は明治維新に始まる日本の新しい時代の幕開けに遡(さかのぼ)り、学院創立にかかわったヘボンにまで話がつながる壮大なストーリーである」と、芹野氏は続けて記した。

「明治学院だけでなく日本全国に点在するキリスト教主義(ミッション・スクール)の建築を手がけ、自ら琵琶湖のまわりに独自のキリスト教運動を展開したヴォーリズ。そして不思議な偶然の出会いから多くの障害を乗り越えて実現した日本女性一柳満喜子との結婚は、単に一組のカップルの誕生の記憶に終わらず、日本のプロテスタント宣教の歴史に深くかかわったヘボンたちの宣教の足跡をも覗(のぞ)かせるできごとであった」と、芹野氏はその要旨で述べた。

芹野氏は講演の中で、一柳満喜子の父が慶応義塾大学でヘボンらから西洋について学んでいたと紹介。白井堯子著『福沢諭吉と宣教師たち 知られざる明治期の日英関係』(未來社、1999年)に触れ、英国国教会のアレキサンダー・ショー宣教師を通して、慶応義塾の創設者である福沢諭吉はキリスト教を受け入れていたと指摘した。

芹野氏はまた、「2人の結婚に立ちはだかったのが国籍という問題であった」と語り、結婚によって一柳満喜子は日本国籍を失い、夫の国籍に従うという当時の法制度の問題を指摘。関連する書籍として、グレイス・N・フレッチャー著、平松隆円監訳『メレル・ヴォーリズと一柳満喜子』(水曜社、2010年)に言及した。

「国籍と結婚に加えて、戦争という問題をヴォーリズと満喜子は乗り越えなければならなかった。そこにマッカーサーや天皇家が関わった」と、芹野氏は述べた。

ヴォーリズは日本と米国の戦争が始まる前に日本に帰化した。芹野氏によると、戦争の時代に、「皇族が戦中戦後、近江兄弟社を支援していたため、特高警察ににらまれてもつぶされなかった」という。現在の天皇もヴォーリズと親交があったことを、芹野氏は紹介した。

芹野氏によると、連合国軍最高司令官のダグラス・マッカーサーは、米国カンザス州の同じ町で同じ年(1880年)に生まれ、東京で会うまで59年間会うことはなかったという。

1905年、ヴォーリズはなぜ日本にやってきたのかという点について、芹野氏は、ヴォーリズが大学2年の時、イエス・キリストを世界に伝えることを目的としたStudent Volunteer Movement(学生ボランティア運動)第4回大会に参加していたことを指摘した。

芹野氏によると、ヴォーリズは来日後、滋賀県で英語の教師を務め、課外活動としてバイブルクラスを始めたが、教育委員会からそのバイブルクラスをやめるように言われてやめたという。

ヴォーリズはその後、学校や教会、ホテルやオフィスなど幅広い建築を手がけたほか、メンソレータム(現在のメンターム)の販売や近江療養所の開設、教育活動を行った。

1964年、ヴォーリズは死去した。

「建物というのは、その空間で物語が始まる。この会堂はさらに新しい物語を語り出す」と芹野氏は述べるとともに、「日本に神の国をもたらすことを生涯目指していたヴォーリズの物語を語り継いでゆきたい」と語り、最後に「皆さんの物語」との接点を参加者に求めて講演を結んだ。

関連タグ:明治学院ウィリアム・メレル・ヴォーリズ一粒社ヴォーリズ建築事務所
  • ツイート

関連記事

  • 明治学院大でレクチャーコンサート「アイリッシュ・ハープの歴史と音楽」 寺本圭佑氏が講演、演奏も

  • 明治学院大、日本レコード協会寄附講座「クリエイティブビジネスと著作権」開講 指揮者・樋口隆一氏が登壇

  • 明治学院歴史資料館、資料集『ウィリアム・グリフィスと米国長老教会女性海外伝道協会』刊行

  • 日本女子大創設者・成瀬仁蔵の新史料、シカゴ大で発見 明治学院大で研究発表

  • 日本のプロテスタント宣教の草分け ヘボン博士生誕200年記念礼拝、明治学院で開催

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • 神にあって歩む人生の生き方 万代栄嗣

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(20)言葉と愚かさ 臼田宣弘

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • 「ひふみん」で親しまれた加藤一二三氏死去、86歳 カトリックの将棋棋士

  • 英宣教学者「2026年は記憶する限り最も霊的に開かれた年になる」

  • 「罪のない最も弱い存在を殺す行為」 中絶反対を訴え行進、マーチ・フォー・ライフ

  • ダビデの幕屋の建て直しを 東京・御茶ノ水キングダム祈祷会、1月31日からスタート

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • お薦めのボンヘッファー入門書3冊 映画を観て興味を持った人のために

  • 「われわれは暗闇の中にいる」 抗議デモの拡大に伴うイラン人キリスト教徒の恐怖と孤立

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • ワールドミッションレポート(2月1日):マリのマウレ族のために祈ろう

  • ダビデの幕屋の建て直しを 東京・御茶ノ水キングダム祈祷会、1月31日からスタート

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

  • 信仰によって生きよう! 菅野直基

  • 「罪のない最も弱い存在を殺す行為」 中絶反対を訴え行進、マーチ・フォー・ライフ

編集部のおすすめ

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.