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イスラム国(IS)

イラク政府軍、北部キリスト教徒の地域をISから奪還へ 喜び・懸念や「赦せぬ」との声も

2016年10月27日12時21分 記者 : 行本尚史
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関連タグ:イラクイスラム国(IS)
イラク政府軍、北部キリスト教徒の地域を「イスラム国」から奪還へ 喜び・懸念や「赦せぬ」との声も+
イラク北部のキリスト教徒の村・バルテラの聖ジョージ教会=2006年(写真:Chaldean)

米軍の空爆による支援を受けたクルド人部隊やイラク政府軍が同国北部にあるバルテラなどのキリスト教徒の地域を過激派組織「イスラム国」(IS)から奪還し、解放しつつあることが、海外の複数のメディアによって報じられている。地元の教会堂ではISによって取り去られた十字架が再び取り付けられて鐘が鳴るなどして、帰還民の間からは喜びの声も聞こえる一方、今後についての懸念やISを赦(ゆる)せないという声もある。

英国クリスチャントゥデイは25日、「ISの敗北後でさえも、キリスト教徒はイラクでなおも消滅の危機」という見出しの記事を掲載した。

それによると、北部のキリスト教徒の町・モスルが解放されたとしても、キリスト教徒が今後、安心してイラクに帰ることは全くないかもしれないと、専門家たちは警告した。

同国のキリスト教人口は2003年に140万人だったのが、20万人を少し超える程度にまで激減した。

多くの教会指導者たちは、同国からISが追い出され、モスルのような町が解放された後、キリスト教徒が帰還することを望んできた。

しかし、IS後のイラクにおけるキリスト教徒やヤジディ教徒、その他の少数者たちの状態はますます不確かなものになりつつあると、同紙は報じた。

ニネベのような、伝統的にキリスト教の地域で思いやりのある行政を求める教会指導者たちの要求は、気にも留められていない。

宗教的寛容が悪化しつつある雰囲気を示すしるしの1つは、22日にイラク国民議会によってなされた決定である。世界の目がモスル奪還の戦いに注がれている一方で、国民議会はあらゆる種類のアルコールの輸入、生産、販売を同国全土から禁じる投票を行った。キリスト教徒やヤジディ教徒のような同国の少数者たちは、アルコールを飲むだけでなく、戦争の前にアルコールの売買で生計を立てていた。それは今や不可能となり、彼らが何世代にもわたって暮らしていた都市や町に彼らが帰る動機はますますなくなりつつある。

宗教的少数者たちに対するISの残虐行為を記録しに昨年イラクへ旅をした、「大虐殺防止のためのサイモン・スクジョット・センター」副所長のナオミ・キコラー氏は同紙に対し、今の課題はキリスト教徒や他の宗教的少数者が帰還できるように、解放された町や都市を確実に安全にすることだと語った。

「それは単にそれらの町から地雷を除去するだけでなく、故郷に帰りたいキリスト教徒や他の人たちの保護を確実にすることを意味する。それは非常に困難だが、やりがいのあるものとなろう。彼らが安全に帰還できるまでに何カ月もかかるかもしれないと信じている人たちがいる」と同氏は語った。

大部分のイラク人キリスト教徒はすでにこの国から逃げたと、同氏は付け加えた。彼らが帰還するには「たくさんの説得」が必要だという。

アルコール禁止について、キコラー氏はこう述べた。「それは宗教的少数者に対する不寛容のしるしだ。少数者たちの権利に注意が喚起されてきているときにこれが起きるなんて、本当に心配だ」

一方、米クリスチャンポストは25日、キリスト教徒であるイラクのある女性の難民が、キリスト教は赦しの大切さを教えてはいるものの、ISがイラクの国民に対して犯した大量虐殺などについて、決して赦すことができないと語ったと報じた。

「私たちの宗教は赦しの宗教だと人は言うけれど、でも私は彼らを決して赦しません」と、アン・ダニャレさんはCNNとのインタビューの中でISについて語った。

「私たちが目撃したことや私たちが残していったもの・・・彼らがどのようにして私たちを追い出したか」とダニャレさんは付け加えた。「私は彼らを決して赦しません。・・・私は彼らが私たちにしたことで、神が彼らを罰してくださるよう祈ります」

何千人ものキリスト教徒たちが2年前にモスルから避難を余儀なくされ、留まれば死をもって脅された。ISが占有するこの都市は、今や米軍の空爆による支援を受けているイラクの地上部隊による解放作戦の標的となっており、勝利によってISに対する決定的な打撃のしるしとなるというのがその希望だ。

ダニャレさんは、自らの家族が自宅や仕事、そして自分たちのために建てて確立したあらゆるものを捨てて逃げなければならなかったときに、どのようにして何もかも失ったのかを思い起こした。

この家族はオーストラリアで庇護(ひご)を認められたが、ダニャレさんは、たとえもしモスルが解放されたとしても、危険を冒してまでそこで再び暮らしたくないという。

「私の子どもたちに同じ体験をさせたくありません」とダニャレさんは話した。「私たちは代価を支払ったし、2、3年たって戻ってきて、それをまた体験したくはない」

キリスト教徒の難民である彼女は、自らの家族がしがみつく残された唯一のものは信仰だと言い、教会や十字架をはじめ、見つけることのできたあらゆるキリスト教の象徴を破壊することによって「私たちの歴史の全てを消す」ISの企てについて考えた。

「それが彼らが私たちを追い出した理由なのです。けれども、彼らは、私たちが心の中でイラク人のままであることを知りませんし、それに私たちの孫たちは、いつも自分たちがモスル出身だと言うでしょう」と彼女は語った。

イラクやシリアから逃れてきた難民を助けてきたクハリル・ジャアル神父は、キリスト教が中東から消えてなくなりかねないと警告した。

「司祭としては、恐れてはいません。なぜならこの地のキリスト教徒、信者たちにとって、これは1つの聖地ですから」と同神父は付け加えた。

「私たちに神殿はありませんし、私たちの教会は破壊されてしまいました。でも、それは関係ありません。私たちの心が主の神殿なのですから、私たちはどこに行こうと、自らの信仰を生きなければなりません」

報道によれば、モスルの近くで戦っている地上部隊はすでに何とか幾つかのキリスト教徒の村々を解放した。カルディア教会のバシャール・ワルダ大司教は先週、米クリスチャンポストに対し、その攻勢は住処(すみか)を追われた何千人ものキリスト教徒の家族たちに希望を与えていると語った。

「(住処を追われた)人たちは昨日喜んで、(イラク北部の都市・アルビールにある)アンカの教会に集まりました」と、ワルダ大司教は解放された村々について語った。「彼らはろうそくを使って祈りました。その地は解放されましたし、人々はニネベ平野の残りも解放されるのを待っているのです」

一方、カトリックのニュースメディア「フィデス通信」は24日、イラク北部のニネベからの報道として、「モスルの戦い NGOは『非戦闘員の安全を確保することが急務』」という見出しの記事を掲載した。

また、ローマ教皇フランシスコは23日、モスルでの戦闘でその町の中に捕らわれている市民の安全を求めて訴えた。バチカン放送局(英語版)が同日報じた。

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