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イスラム国(IS)難民・移民

親戚が「イスラム国」に殺害されバラバラ遺体に 怒りと闘い、赦しを祈るイラク人女性難民の証し

2016年8月10日21時21分
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関連タグ:イラクイスラム国(IS)カトリック教会難民
過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員+
過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員

イラク人難民のある女性は、親戚の1人が過激派組織「イスラム国」(IS)に殺害された。その親戚は、体をバラバラに切断されるという残酷な方法で殺されたが、クリスチャンである彼女は、怒りと闘いながらも、そのテロ集団のために祈っている。

クリスティーナ・シャボさん(25)の家族は1991年、湾岸戦争勃発に伴い、爆撃を逃れてイラクからトルコへ避難した。そして、シャボさんはその年、トルコの難民キャンプにあった1本の木の下で生まれた。シャボさんはカトリック系CNA通信に、「私はイエス様に、『神のいつくしみのチャプレット』(カトリックの祈り)を祈るたびに、赦(ゆる)す恵みを下さるように願いました。しかし私は、『イエスの痛ましいご受難によって、私たちと全世界にいつくしみを注いでください』と祈るところで、代わりに『ISと全世界にいつくしみを注いでください』と祈るのです」と語った。

シャボさんは先月29日、ポーランドで開催されたカトリック教会の青年大会「世界青年の日」(ワールドユースデー=WYD)で、彼女の家族がイラクから避難したこと、また2014年のISの台頭後に起こったことのあらましを証しした。

CNA通信とのインタビューでシャボさんは、土壇場でWYDでのスピーチの中に赦しのメッセージを入れることを依頼されたと語った。シャボさんは最初、「私はISを赦さない」と考えていたという。「私は赦さない思いと苦闘しています。私はまだISを赦せるところにまで行っていないからです。毎日思い出すのです」

91年、湾岸戦争の爆撃の脅威からイラクを去り、山々を越えてトルコまで逃げようと、シャボさんの家族が決断したとき、シャボさんの母親は妊娠8カ月で、シャボさんはまだ母親のおなかの中にいた。

他の多くの人々も同じ決断をしたが、当時8歳だったシャボさんのいとこに当たるリタさんを含め、ある者たちは途中で亡くなった。リタさんが亡くなったとき、シャボさんのおじであるリタさんの父親は、山中に彼女を葬ることを考えなかった。おじはリタさんの遺体を担いで、トルコまでの残りの道のりを行った。

その後、おじたちはリタさんをトルコの難民キャンプにあった1本の木の下に埋葬した。そして、そのちょうど1カ月後、シャボさんの母親は同じ木の近くで破水。「私の母はその時にその場で私を産みました」とシャボさんは話す。

2年後、シャボさんの家族は米ミシガン州デトロイトに避難する場所を得た。しかし、彼女の親戚の多くはISの勢力が増大し、キリスト教徒も含め、多くの犠牲者が出ているイラクに留まっている。

シャボさんは、イラクにおける暴力は、ISの戦闘員たちがイラク北部の都市モスルを占拠し、キリスト教徒に対して、改宗か高額の納税、あるいは退去のいずれかを強要した2014年7月20日に様変わりしたと語った。

シャボさんの親戚の1人は、このISによる襲撃で殺害された。彼は12の部分に切り刻まれ、バッグに詰め込まれて家族の元に届けられたという。

シャボさんは、「あなたの愛する誰かが切り刻まれ、バッグに詰め込まれて、あなたの所に届けられることを想像してみてください。正気の沙汰ではありません。私がそのような話を聞くとき、どうして私は怒らないでいられるでしょうか」と語った。

また、シャボさんのいとこの1人は最近、バグダッドで爆撃によって死亡した。そのいとこの母親は現在も入院しており、「回復のために闘っている」という。

シャボさんに少しの変化が起こったのは、ちょうど神のいつくしみのチャプレットを繰り返している間だったという。「ISのために祈ってください。神のいつくしみのチャプレットを、彼らについて少しでも考える方法として使ってください。しかし、もっと肯定的な仕方で考えてください」

シャボさんは、自分がついにISへの怒りをいくらか手放すことができるようになる前、「そういうふり」をすることがあったという。「怒りはまさにあなたを怒らせ、苦い思いにさせます。そして、そこからは何も善いものは出てきません。しかし、あなたがそれらを取り除き、憐(あわ)れみと赦しに変えるとき、そしてあなたがそれがいかに実り豊かであり得るかを見るとき、他の誰かはさておき、あなた自身であっても、それを行うことをやめることができなくなります」

シャボさんはまた、デトロイトにあるカルデア教会で助祭を務めている父親に敬意を示した。シャボさんの父親は、家族が山々を越えてイラクからトルコまで進む間、家族の信仰を強く保った。「私の家族は、その道を進むとき、祈りました。それが彼らの持つ全てでした。彼らは何も持たないで故郷を去ったのです」

シャボさんは、彼女の家族はイエス・キリストが自分たちと共にいるということだけに頼っていたと付け加えた。シャボさんの父親は、「大丈夫だ。この全てのことにもかかわらず、イエス様は私たちと共にいてくださる。そして私たちはその真理をしっかりとつかんでいる必要がある」と繰り返し語ったという。

そして、シャボさんは言う。「これが、私の家族が苦難を通り抜けてきた方法です。そして、私たちが苦しみを通り抜け続けている方法なのです」と。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:イラクイスラム国(IS)カトリック教会難民
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