Skip to main content
2025年6月22日08時36分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化

大河ドラマ「真田丸」物語も中盤、24日には細川ガラシャいよいよ登場

2016年7月22日18時14分
  • ツイート
印刷
大河「真田丸」物語も中盤、今週には細川ガラシャいよいよ登場+
隠れキリシタン資料を伝える「澤田美喜記念館」(神奈川県大磯町)にある細川ガラシャの遺物。白翡翠(ひすい)などで作られた手のひらサイズのマリア像、護符、聖水などを入れるビードロの瓶など。中央の護符は、日本最古の銅板画の1つとされている=21日

現在放映中のNHK大河ドラマ「真田丸」。物語の中盤に入った今週の第28回「受難」では、伝説的な大河ドラマ「黄金の日日」で主役・呂宋助左衛門(るそん・すけざえもん)を演じた松本幸四郎(当時は市川染五郎)が、38年ぶりに再び同役で登場し、話題となった。

そして24日放送の第29回「異変」からは、日本史におけるキリシタン女性の代名詞的な存在、細川ガラシャが登場。演じるのは、タレントの橋本マナミ。主人公真田信繁の妻・きりが、ガラシャと出会い、キリスト教へと興味を持ち始める場面が描かれる。

ガラシャの本名は、たま(珠、玉)あるいは玉子(たまこ)で、ガラシャ(伽羅奢)は洗礼名。明智光秀の娘として生まれ、父が倒すことになる織田信長の媒酌で細川忠興(ただおき)の正室となるが、本能寺の変が起こり、2年間幽閉の身となる。

豊臣秀吉の恩赦を受けて忠興のもとに戻るが、忠興が徳川家康に従って出陣している最中、石田三成に包囲されて人質になるよう迫られたため、家老に命じて胸を突かせ、38歳という若さでその生涯を終えた、ガラシャ。

その生い立ちから、死に様までがあまりにドラマチックなために、また、宣教師クラッセが著した『日本西教史』に「容貌の美しさは比べるものなく」と記され、母・明智煕子(ひろこ)と共にたいそうな美女であったと言い伝えられることから、「悲劇のヒロイン」の呼び名が高いガラシャ。

さらに、忠興とは美男美女のカップルとして有名で、先に若くしてガラシャが亡くなったにもかかわらず、その後は他に妻をめとらなかったほどに仲むつまじかったという夫婦関係は、当時にしては大変珍しく、いつの時代も人々の注目を集めてきたガラシャ。

ガラシャがキリスト教に触れるきっかけを作ったのは、かの高山右近だ。右近が忠興らに話をしているのを耳にして、キリスト教の教義に心ひかれたガラシャは、幽閉生活中にキリシタンの侍女・清原マリアを通してキリスト教に近づいていく。

忠興のもとに帰ってのち、実際にイエズス会の教会に足を運んでスペイン人司祭らから説教を聞いたガラシャだが、嫉妬心の非常に強かった忠興の目の光るところでは、簡単には教会に通い続けることができず、マリアを通して教義への理解を深め、彼女から洗礼を受ける。

大河「真田丸」物語も中盤、今週には細川ガラシャいよいよ登場
写真右から2番目、十字の型に明智家の家紋・桔梗(ききょう)の花がデザインされているかんざしは、細川ガラシャの遺物=21日、「澤田美喜記念館」(神奈川県大磯町)で

「精神活発にして鋭く、決断力に富み、心情高尚、才智抜きんずる」(『日本西教史』)と記録されるほどに、ガラシャのキリスト教に対する理解力と、また信仰の実践力は、宣教師たちを驚愕(きょうがく)させるほどであったという。

作家の永井路子と司馬遼太郎もガラシャについての対談の中で「おたまの信仰ぶりは大変なもので、・・・キリストのような西洋風の絶対的なものをはじめて知った日本女性でしょう。・・・それまでの日本の哲学、宗教は相対的なものだったので、絶対の観念というものをうまくのみ込めない」(『歴史のヒロインたち』)と話している。

宣教師らとの深い交流を持ち、教会を援助し、孤児たちを助け、愛読するキリシタン版を自ら翻訳して人々に読み聞かせたりと、布教活動に非常に熱心に取り組んだガラシャは、忠興との間の3男2女の子どもたちも受洗させている。

逆に熱心過ぎたことが仇となったようで、ついに忠興がキリシタンになったとの記録は残っていないが、ガラシャの死に当たって忠興は、キリスト教式の盛大な葬儀を行って教会にも多大な寄付をした。貧民に喜んで全てを分け与える教会の在り方に、他の宗教にないものを見いだし、関心しながら敬意を払っていたという。

ガラシャの生涯を描いた作品といえば、三浦綾子の小説『細川ガラシャ夫人』がよく知られている。その後、数多くの歴史小説を手掛けた三浦が、最初の主人公として選んだのが、同じ女性であり、キリスト者であったガラシャだった。

その著書の終わりに、三浦は「書き終えて、わたしは改めて今、ガラシャ夫人の死を、生を、実に重たく感じている」と記し、特に女性が1人の人間として生きることが難しかった時代にあって「霊性に目覚め、信仰に生きたガラシャの生き方は、わたしの心を深く打つ」と記している。

今回の「真田丸」で、ガラシャの人物像や生き様がどれほど描かれるのかはまだ明らかでないが、演じる橋本は、総合情報サイト「MANTAN WEB(まんたんウェブ)」などのインタビューで、キリシタンという役どころについて聞かれると、「実家の近くに教会があり、よく遊びに行って、聖書を読んだり、キリスト教の人たちと触れ合う機会は多かった」と話している。

これまでの過去の大河ドラマでも、「功名が辻~山内一豊の妻~」で長谷川京子が、「江~姫たちの戦国~」でミムラがガラシャを演じてきたが、また一味違う橋本の新しい演技に期待がかかる。

  • ツイート

関連記事

  • 分断差別の歴史を超えて和解へ 『生き抜け、その日のために 長崎の被差別部落とキリシタン』(1)

  • キリシタン屋敷跡から出土した人骨が語る、宣教師シドッチの信仰

  • 「明確なキリシタン墓は発見に至らなかった」 大分県国東市で調査委員会が結論

  • キリシタン大名・高山右近と京都伏見 「信仰の小道」継承の月桂冠、ウェブサイト公開

  • 禁教時代のキリシタン遺物を伝える「澤田美喜記念館」 神奈川

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • オンヌリ教会、礼拝ライブ配信の映像が北朝鮮の国旗に ハッキングか

  • 日本福音同盟、戦後80年で声明 日本の教会が戦時下に犯した罪の歴史と悔い改めを確認

  • ワールドミッションレポート(6月21日):米国 自殺願望の若い女性、イエスとの出会いが彼女を救う(3)

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • ワールドミッションレポート(6月22日):タンザニアのクワヤ族のために祈ろう

  • 平安を探る道 穂森幸一

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • 待ち望む力 佐々木満男

  • ワールドミッションレポート(6月18日):米国 自殺願望の若い女性、イエスとの出会いが彼女を救う(1)

  • アジア福音同盟、リーダーシップ・フォーラム開催 弟子訓練の重要性を強調

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 日本福音同盟、戦後80年で声明 日本の教会が戦時下に犯した罪の歴史と悔い改めを確認

  • 平安を探る道 穂森幸一

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • 待ち望む力 佐々木満男

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.