Skip to main content
2026年1月8日21時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化

「明確なキリシタン墓は発見に至らなかった」 大分県国東市で調査委員会が結論

2016年3月17日16時28分
  • ツイート
印刷
関連タグ:隠れキリシタン
「明確なキリシタン墓は発見に至らなかった」 大分県国東市で調査委員会が結論+
キリシタン遺物として「INRI祭壇石」と呼ばれていた石造物(写真:国東市教育委員会文化財課提供)

日本人で初めてエルサレムに行き、ローマで司祭となった福者ペトロ・カスイ岐部(1587~1639年)の出身地である大分県国東市では、2015年度に「国東市内キリシタン墓現況調査検討委員会」を設置し、これまでキリシタン遺物と見なされてきた市内の石造物などの学術検証を進めてきた。

今年1月、専門家らによって8地区16カ所の遺物の現地調査結果が「明確なキリシタン墓は発見に至らなかった」と報告されたことを受け、調査対象となった遺物を観光資源として紹介していた同市やオラショ巡礼の道実行委員会は、内容を修正することを決定した。同委員長を務めた大石一久氏(元長崎歴史文化博物館研究グループリーダー)は、「専門的な学術検証なしにキリシタンに関わる観光コースを設定している」事例が日本各地で見られるとし、「憂慮すべき問題」と警鐘を鳴らしている。

同市とキリシタンとの関わりは、1585(天正13)年、大友宗麟の家臣であった浦辺地区のロマノ岐部が入信し、その一族家臣144人が受洗したことに始まる。ロマノ岐部とマリア波多夫妻の間に生まれたペトロ・カスイ岐部は、1620年にローマで司祭に叙階され、イエズス会に入会した。

「生まれは豊後国浦辺」という記録が残されていることからも、同市とキリシタンの接触が事実であることは間違いない。だが、その後岐部氏が国東を離れているため、禁教期にどれだけのキリシタンが同市に存在していたかは不明で、その裏付けとなる文献もないことから、市内の石造遺品が注目されていた。

特に、今回の調査対象となった石造物の一つ、櫛来(くしく)地区にある通称「INRI祭壇石」は、「魚」の絵、「INRI」の刻印が見られることから禁教令以前のものとされ、1998年の発見当時には、学術的に貴重な発見と新聞などで大きく取り上げられた。

しかし、今回の調査でこの石造物の採拓が実施され、意匠や銘文が魚の絵でもINRIの銘でもなかったことが判明した。発見された当初に拓本を採らず、目視で結論付けた結果の大きな過ちであろうと推測されている。

「明確なキリシタン墓は発見に至らなかった」 大分県国東市で調査委員会が結論
同市国見町岐部地区の松林寺にある三位一体像。修道士やキリスト教との関連があるといわれてきたが、現地調査の結果、典型的な仏教のモチーフ、ないしはそれを簡素化した表現であると判断された。(写真:国東市教育委員会文化財課提供)

同委員会の調査報告によると、同市は古代より多くの遺跡が残され、特に中世以降は六郷満山に展開する習俗や民族が複雑に入り組み、江戸時代の禁教令の影響もあって、その中からキリスト教信仰の痕跡を見つけ出すのは非常に困難なことだという。

例えば、魚などは十二宮信仰のシンボルでもあり、また十字印も妙見信仰では北極星を意味するため、庚申塔などによく刻まれる。こうした、キリシタン意匠と似たキリスト教とは無関係の意匠の是非には特別な注意が必要だといい、誤ってキリシタン遺物として紹介されてしまっている事例も日本各地にあるのだという。

INRI祭壇石も、ペトロ・カスイ岐部神父記念公園(国東市)と聖フランシスコ・ザビエルの聖遺物がある大分トラピスト修道院(速見郡)をつなぐ全111キロの「オラショ巡礼の道」というウォーキング・コースにおいて、ルートを結ぶ重要なスポットの一つに組み込まれていた。

大石氏は今回の調査報告に当たり、「これまでのキリシタンブームが民間から起こったものであるのに対し、現代のブームは『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』の世界遺産推進運動に見られるように公共団体が率先している。非常に喜ばしいことである一方、観光客誘致と結びついて、専門的な学術検証なしにキリシタンに関わる観光コースを設定したりと、大きな問題を引き起こしている事実がある」と総括を述べ、「キリシタン遺物といわれてきたものが本物か偽者かを審議し、かつあらたにキリシタン遺物と認められるものがあるかどうかを検証した同市の取り組みは高く評価されるものと確信する」とその意義を認めた。

関連タグ:隠れキリシタン
  • ツイート

関連記事

  • キリシタン大名・高山右近と京都伏見 「信仰の小道」継承の月桂冠、ウェブサイト公開

  • 隠れキリシタン口伝の祈り歌「オラショ」原曲 今年もバチカン国際音楽祭のミサで披露

  • 弾圧・原爆を越え、400年の信仰の歴史持つ長崎・浦上 今年オープンの「浦上キリシタン資料館」を訪ねて

  • 日本カトリック司教協議会の列聖推進委員会、高山右近列聖運動のシンボルマークを制定

  • 共生の場提供する複合施設「サマリア館」オープン 大分県

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米福音派の著名作家、フィリップ・ヤンシー氏が不倫を告白 執筆・講演活動から引退

  • いのちのことば社、元職員の不適切な会計処理巡る質問・意見への回答を公表

  • 米のベネズエラ攻撃・大統領拘束に対する現地の福音派キリスト者の反応

  • 韓国の国民的俳優、アン・ソンギ氏死去 カトリック信者、教皇司式のミサで聖書朗読も

  • ワールドミッションレポート(1月8日):インド 一粒の麦:ハンセン病患者たちに仕えた宣教師一家の物語①

  • NCC、米のベネズエラ攻撃に抗議 高市首相には武力行使に明確に反対するよう要求

  • ワールドミッションレポート(1月6日):イラク 今も生きて働く神―絶望の地下牢を征服する福音の光⑤

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(36)あなたを赦します

  • 神様に由来する喜びのある毎日!―The Great Joy Revealed! 万代栄嗣

  • ノートルダム大聖堂のステンドグラス変更に33万人以上が反対 マクロン大統領の肝いり

  • いのちのことば社元職員が不適切な会計処理、数千万円規模か 社長は引責辞任へ

  • 米のベネズエラ攻撃・大統領拘束に対する現地の福音派キリスト者の反応

  • いのちのことば社、元職員の不適切な会計処理巡る質問・意見への回答を公表

  • 米福音派の著名作家、フィリップ・ヤンシー氏が不倫を告白 執筆・講演活動から引退

  • ノートルダム大聖堂のステンドグラス変更に33万人以上が反対 マクロン大統領の肝いり

  • 韓国の国民的俳優、アン・ソンギ氏死去 カトリック信者、教皇司式のミサで聖書朗読も

  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • 東京女子大学、次期学長に東大副学長の太田邦史氏

  • ワールドミッションレポート(1月3日):イラク 今も生きて働く神―絶望の地下牢を征服する福音の光③

  • 京大などのチームがキリスト教AIの開発開始 「プロテスタント教理問答ボット」を発表

  • いのちのことば社元職員が不適切な会計処理、数千万円規模か 社長は引責辞任へ

  • 米のベネズエラ攻撃・大統領拘束に対する現地の福音派キリスト者の反応

  • いのちのことば社、元職員の不適切な会計処理巡る質問・意見への回答を公表

  • ノートルダム大聖堂のステンドグラス変更に33万人以上が反対 マクロン大統領の肝いり

  • 米福音派の著名作家、フィリップ・ヤンシー氏が不倫を告白 執筆・講演活動から引退

  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • 戦争と不安の時代、一年の初めに神の名を心に留める意味 山崎純二

  • スイスのスキーリゾートで火災、新年祝う若者ら約40人死亡 WCC総幹事が哀悼の書簡

  • ワールドミッションレポート(1月3日):イラク 今も生きて働く神―絶望の地下牢を征服する福音の光③

  • 韓国の国民的俳優、アン・ソンギ氏死去 カトリック信者、教皇司式のミサで聖書朗読も

編集部のおすすめ

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.