世界YWCA総会、「核兵器と原子力エネルギーの同等な否定」を決議 日本YWCA「大きな進展」と評価

2015年10月24日19時45分 記者 : 行本尚史 印刷
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世界YWCA第28回総会の最終日に「核兵器と原子力エネルギーの同等な否定」が決議された=16日、タイ・バンコクで(写真:日本YWCA提供)

世界YWCAは11日から16日までタイ・バンコクで第28回総会を開催し、「核兵器と原子力エネルギーの同等な否定」などを決議した。この決議の草案は、日本YWCAと韓国YWCAが共同で提出したもので、アオテアロワ・ニュージーランドYWCAが賛成していた。

この決議には、「世界YWCAは、女性に対する暴力の一形態として、核エネルギーと核兵器が本来、密接に結び付いており、女性や若い女性、少女の安全や健康、尊厳、暴力からの自由に対する権利を傷つけており、両者とも否定されるべきであることを認識し、次のことを決議する。すなわち、核兵器や核エネルギーの使用に反対する提言をし、既存のものに代わる核のない社会をつくるために働き、持続可能な平和に関する女性のリーダーシップを求めている国連安全保障理事会決議第1325号に従って、女性の役割を増大させること」などと記されている。また、それを支える証拠として、福島第一原発事故や北朝鮮の核兵器開発が言及されている。

日本YWCAはこの決議についてフェイスブックで、「今回採択された『核兵器と原子力エネルギーの同等な否定に関する決議』は、日本YWCAが『「核」否定の思想』として1970年に打ち出した考えに基づいており、それが世界YWCA全体として決議されたことは、大きな進展です」と述べている。

日本YWCAによると、今総会ではこのほか、会則改正(推薦委員会の欠員補充に関するもの)、2035年に向けた「共通目標」、2016年~19年にわたる活動計画の枠組みと予算、世界YWCAのアドボカシー計画に関する決議、差別の撤廃に関する決議、ユースのリーダーシップ方針に関するアクション呼び掛け、パレスチナに関するアクション呼び掛け、会則改正案の検討委員会の立ち上げアクション呼び掛け、を決議したという。

世界YWCAは、2035年までに1億人の若い女性と少女が、正義や性の平等、そして暴力と戦争のない世界をつくり出すために、権力構造を変革し、持続可能で全ての女性を包含するYWCA運動を指導することを「私たちの大胆かつ変革的な目標」として掲げている。

次回総会は、2019年に南アフリカで開催される。

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