アガペー料理教室、1月からスタート 教会になじむきっかけに

2015年2月5日18時11分 記者 : 新庄れい麻 印刷
+アガペー料理教室 1月からスタート 教会になじむきっかけに
アガペー料理教室の講師であるファリア路子さん(右)。女優としての芸能活動ばかりでなく、着物染色や自宅での料理教室なども手掛けている=1月30日、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会(東京都新宿区)で

第1回アガペー料理教室が1月30日、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会(東京都新宿区)で開催された。講師は、同教会員のファリア路子さん。松木路子の芸名で、「昼ドラの女王」の異名を取った女優であり、現在は芸能活動だけでなく、着物染色、自宅での料理教室などを手掛けている。また、近年は、戦時中に撃沈されて多くの犠牲者を出した対馬丸事件を題材にした朗読を通して、永遠の平和を願う活動を精力的に行っている。

この日の天候は、朝から雪。参加者の交通機関に影響が出ないか、少し心配されたものの、予定された時間には問題なく開始できた。「こんな天候だからみんないらっしゃらないかと思った! でも、窓の外が雪で真っ白になっているのを見て、料理教室の第一歩を踏み出す新しいスタート日に、イエス様が私の心を白く綺麗にしてくださったんだわと思って、すごく嬉しくなりました!」という、路子さんの一言で、寒い中やって来た参加者の心が温かくなる。

今回のメニューは、「寒さに負けない! あったか元気 冬ごはん」と題して、「具だくさん白菜、とうふのあったかギョーザスープ、手作りゆずポン酢」「まぐろニンニク醤油チャーハン」「かぶとパプリカのじゃこサラダ、玉ねぎりんごドレッシング」の3品。路子さんによる簡単な座学のあと、早速参加者全員で協力して調理をスタートした。

しかし、ここで参加者が気付いたのは、配布されたレシピに記載されているのが材料のみということ。食材、調味料の分量が一切書かれていない。「2人分のレシピに、小さじ1杯の塩と書いてあっても、4人分作るときに量を倍にしたらすごく塩辛くなってしまうことがあります。大事なのは、味を覚えること」という、「何人増えても大丈夫なように」工夫された調理スタイルがこの教室最大の特徴だ。「はい、みなさん、手を出してみてくださーい! この味を覚えて帰ってくださいね」と、路子さんの元気な声がキッチンに響くと、参加者はわいわいと手を差し出して味見をする。

まぐろを切る、豆腐を絞る、りんごをする――それぞれを参加者全員で分担して作業する。日頃から料理をしている人、していない人が手際の良さではっきりと分かるのも、会話のきっかけになって面白い。路子さんから教わる内容だけでなく、お互いに助け合うことで学べることがたくさんある。

「早い! 上手!」とギョーザの包み方を絶賛された人は、聞いてみるとなんと中国人。物心ついたときには毎日のようにギョーザを作っていたというから、プロのような手つきも納得。料理本では絶対に修得することのできないその技に、記者もいったんカメラを置いて、教えてもらうことにしたほどだ。

アガペー料理教室、1月からスタート 教会になじむきっかけに
完成した料理を囲んで。第1回目は約15人が参加した。

アガペー料理教室では、手はしっかり動かしつつも、聞き耳もしっかりと立てておくことがとても大切。「お米を炊くときには、洗ったお米をざるにあげて水をきる」「熱湯で炊くと速く炊ける」。毎日の料理に生かせる、生かしたくなるコツが次々と出てくるからだ。その日教わったメニューを家で再現するだけでは、あまり意味がない。味で覚える料理教室だからこそ、料理の腕自体が自然と上がること間違いなしだ。

参加者約15人全員が、食べたいだけ食べて満腹になるほどの食事が、2時間ほどで完成した。自宅や教会での大人数の食事の支度に、どうしても時間がかかってしまうという人にとっては、驚きの速さなのではないだろうか。路子さんによると、同教会の災害支援援助隊「アガペーCGN」の隊員として被災地を訪れたときには、1時間半で7品目ものメニューを作ったというから、そのスピードは驚異的だ。

調理が終わったあと、美しい皿に盛り付けられて完成した料理を囲み、淀橋教会の峯野龍弘主管牧師による祝福の祈りをもって、調理過程のおさらいをしながら、交わりの時を持った。「一人二人で食べるより、たくさんで食べるとおいしいね」という参加者の感想に、全員がうなづく。「他にどんなお料理を作りたいですか?」という質問には、「煮物」「スペアリブ」とあちこちから要望が出る。これからの教室を、参加者が今から大いに楽しみにしている証だ。

アガペー料理教室は、これから月1回のペースで開催される予定。記念すべき第1回目を終えて、路子さんは「イエス様がいつもそばにいてくださるように祈りながら、ただ作り方を習うだけでなく、みんなで楽しく交わりを持つことを大事にしつつ、継続していきたいと思います。ノンクリスチャンの方々にもたくさん参加していただき、教会にもなじんでいただきたい」と、期待を語った。

旬のものを取り入れつつ、身近にある食材をちょっと工夫するだけで、お金をかけなくても、おいしい食事は作れる。そんな家庭料理を若い人たちにもぜひ覚えてもらいたいという。同教会の新川代利子副牧師いわく、「軽量カップ、スプーンが一切見当たらない料理教室なんて珍しいわよね」。そんな、豪快で笑顔溢れる料理教室に、あなたもぜひ参加してみてはいかがだろうか。教会スタッフの井田知香さんによる手話通訳もあるため、ろうあ者の方にもぜひ参加していただきたい。

 

参加費は1回1500円。詳細・問い合わせは、淀橋教会事務室(電話:03・3368・9165、メール:yodobashi@church.email.ne.jp)の斎藤、西村まで。

 

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左上から時計回りに、かぶとパプリカのじゃこベーコンサラダ、具だくさん白菜とうふギョーザスープのギョーザ、まぐろニンニクチャーハン、ギョーザスープ用のつけつゆ、黒豆ミルクゼリー

<寒さに負けない! あったか元気 冬ごはんレシピ>

~具だくさん白菜とうふギョーザスープ~

材料
ギョーザ皮、綿とうふ、白菜、ザーサイ、片栗粉、コショウ&AとB
A=豚ひき、肉えび、B=紹興酒、醤油、塩、ごま油、豆板醤
※AとBは混ぜて10分置いておく。

つけつゆ
酢、だし醤油、みりん、柚子こしょう(または、七味とうがらし)、大根おろし

~まぐろニンニクチャーハン~

材料
炊いたお米、まぐろ、ねぎ、にんにく、ごま、ミニトマト、バター、しょうゆ、しょうが
※まぐろは、醤油、酒、みりん、しょうが汁に20分漬け置いておく。

~かぶとパプリカのじゃこベーコンサラダ~

材料
かぶ、パプリカ、じゃこ、ベーコン、オリーブ油、塩、こしょう

ドレッシング
酢、白ワイン、みじんぎり玉ねぎ、はちみつ、すりおろしりんご

~黒豆ミルクゼリー~

材料
牛乳、生クリーム、黒豆、きな粉、はちみつ(または、砂糖)、ゼラチン

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