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関東学院大学 村岡花子のキリスト者としての生涯テーマにコンサート

2014年11月26日17時57分 記者 : 新庄れい麻
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関連タグ:村岡花子関東学院大学
関東学院大学 村岡花子のキリスト者としての生涯テーマにコンサート+
関東学院大学「『花子とアン』チャペルコンサート」2回目の様子。1回目、2回目合わせて80人以上の人が参加した=21日、関東学院大学金沢八景キャンパス(神奈川県横浜市)で

関東学院大学(横浜市金沢区)の宗教教育センターでは、地域住民や在学生にパイプオルガンの音色を気軽に楽しんでもらおうと、毎週チャペルコンサートを開催している。21日、その特別企画として「『花子とアン』チャペルコンサート」が金沢八景キャンパス礼拝堂で開催された。

2014年上半期のNHK連続テレビ小説「花子とアン」では、村岡花子の児童文学者としての半生が描かれたが、児童文学だけでなく、評論家や女性人権向上の運動家として幅広く活動した村岡花子。孫の村岡恵理氏は、「村岡花子はキリスト教なしには語れない、それがなければ空っぽになってしまう」と記しているが、今回のコンサートでは、村岡花子のキリスト教信仰に焦点を当てて選曲がなされたという。

開始5分前に、チャペルの鐘が「いつくしみふかき」のメロディーを奏でる。この日は、お昼の時間帯に2回のコンサートが行われ、1回目には60人ほど、2回目には20人ほどが訪れた。

東洋英和女学校に入学した当初は英語が苦手だったという花子。その英語を本格的に学ぶきっけとなったのは、宣教師が歌うスコットランド民謡「The water is wide(悲しみの水辺)」を聞いたことだった。「花子とアン」の劇中歌としても使用されたこの曲を、アコーディオンの伴奏とソプラノで演奏し、17世紀から世界各国で歌い継がれてきた同曲の魅力を観客に伝えた。

女学校時代、大好きな金つばの包みを抱えて校舎へ戻る途中に、誰かがピアノの練習をしている音が聞こえてきたと、その著書の中で述べている花子。その曲はたいていの場合、R・シューマン作曲の「子どもの情景より 第7曲トロイメライ」だったという。花子が聞いたのと同じように、この曲はグランドピアノで演奏された。

花子の働きは、文学界だけでなくキリスト教界にも大きな影響を与えた。讃美歌の翻訳をはじめ、1952年にキリスト新聞社から発行された『口語訳新約聖書』では、翻訳に誤りがないようにと、賀川豊彦の依頼で関東学院大学の教授や牧師らと共に校閲に当たっている。

花子の訳した讃美歌7番「主のみいつとみさかえとを(O worship the Lord in the beauty of holiness)」と、花子の葬儀で愛唱歌として歌われるほど彼女が好きだった讃美歌405番「神ともにいまして(God be with you till we meet again)」をパイプオルガンの伴奏に合わせて、訪れた人全員で声をそろえて賛美した。

関東学院大学 村岡花子のキリスト者としての生涯テーマにコンサート
礼拝堂後方には、花子の好きだった「パンジーの花」や花子の「葬儀式次第」などが展示された。

関東大震災で夫の会社が倒産し、その後幼い息子が亡くなるなど、つらく悲しい出来事を何度も乗り越えてきた花子が、「神が共にいる」と賛美することで、どれほど大きな慰めを受けていたことだろうかと、人々は思いをはせた。

花子は、1968年10月25日に天に召されるその日まで仕事をしていたという。たまっていた仕事全てをきれいに片付けて、天に凱旋(がいせん)した花子。彼女の心にはいつも、飼い主として導いてくださった神への大きな感謝があったことだろうと、G. F. ヘンデルの「ああ感謝せん」が高らかに歌われた。そして最後に、今、天の栄光の休み場で永遠の安らぎを得ている花子を思い、C. キャラハンの「ハレルヤ!争いは終わりぬ 上のカリヨン」のパイプオルガンの演奏で終えた。

村岡花子のキリスト者としての生涯に注目したコンサートだったが、音楽を通して花子の人生を感じ、20分という短い時間を感じさせないほどに充実した内容だった。そしてまた、幼少期の受洗から始まり、人生を決定づけた女学校での宣教師との出会い、そして天に帰るまでの花子の全生涯において、花子と共に働かれた神の臨在が心に迫るコンサートだった。

礼拝堂後方には、中高生向けの『赤毛のアン』1964年初版本や、花子が読者に送った直筆のはがき、義父の村岡平吉が経営していた福音印刷合資会社で印刷された『印照新約聖書』など、関東学院図書館所蔵の貴重本などが展示された。

今後もチャペルコンサートで特別企画が開催される場合は、関東学院のホームページで告知される。

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