Skip to main content
2025年8月20日23時06分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
本屋ぴりぽの生い立ち

本屋ぴりぽの生い立ち(1) 塚本春美

2014年10月8日19時14分 コラムニスト : 塚本春美
  • ツイート
印刷
関連タグ:塚本春美
塚本春美さん+

「ZZZ・・・zz、スーウ。ZZZ・・・zz、グゥース・・・zzz・・・」

どっかりと、深々と居心地良さそうにカウチに身を預けて深い眠りにいるこの人は?? そして、ここはどこ??

ええ、ここは本屋さん「ぴりぽ」のリビング! お休みになっている方は常連のお客様。傍らでは久しぶりに再会した姉妹方が昔の思い出を語り合っておられます。もう一方では思いがけない数年ぶりの出会いに小踊りして、手に手を取って・・・。また、ある方々はかつての恩師と生徒の関係で、今は互いにクリスチャンになって、「えっ! どうしてクリスチャンになったの?」とお互いにその不思議を隠せないで興味津々・・・。

この光景を見ると、ああ、主はこのようなクリスチャンの交わりを望んでおられるのだと分かります。教派、教団の枠を超え、ただシンプルに主にある家族としての交わりを! そして憩える場を・・・。

この本屋の主にあるご奉仕は、そのような空間と時間を提供すること。来られたお客さま全てにコーヒーと手作りのクッキでおもてなしをすること。そして、時にはお一人で悩みを持ってこられる方にはお話を伺うことも。そして祈り・・・。

三重県四日市市内にある宅地造成された住宅街の一角にある普通の家の、普通のリビングに、主にある本を並べただけの本屋。主からいただいたこのミッションが始まって9年目を迎えています。1カ月にたった1週間。それも日曜を除いてのオープンですから、営業は6日間です。しかし、主のみわざは素晴らしい! 現在2014年9月、初めて来てくださった方の名前が2006年からゲストブックに記されています。721名(正確な人数はもう少し多いと思います。ご家族でこられた方や、また記入漏れを合わせると・・・)。

名も無く、誰も知らなかった場所でのこのミニストリーに、主は700名以上の人を送ってくださっています。延べ人数にすると5400人以上の方々が、この小さな街のこの小さな本屋にお立ち寄りくださっていることになります。互いに交わり、励まし合い、祈り合う光景・・・。主の栄光を数え切れないほど見させてくださいました。信徒だけでなく、牧師先生方も来てくださいますから、ここでは教派を超えての主にある交わりがあります。

これは何を意味しているのでしょう。主にある人々は、互いの交わりを分かち合おうとしているのです。1%にみたない日本のクリスチャンは、互いに励まし合うことを必要としています。エマオの途上のあの弟子たちのように、互いに確かめ合い、主の証をすることで燃えたい、熱い思いを知り合いたいのです。この書店の使命はここにあります。単に本を求めるだけでなく、主にある救われた喜びを互いに確かめ、喜び、祈り、感謝を分かち合いたいのです。

この小さなミニストリーにも、ささやかな始まりのお話があります。

キリスト教書店は全国に何軒あるでしょう。三重県には一軒もありませんでした。人口185万人、キリスト教団体101団体、三重県は全国で28番目にランクづけられています。そのような三重県のクリスチャンは、近くの府県にあるキリスト教書店を探して買い求めにいかなくてはなりません。購買力のある比較的大きな教会へは隣の県のキリスト教書店が訪問販売してくれます。しかし、小さな教会の皆さんは遠くまで本を求めて出かけなくてはなりません。そのようなわけで、私も電車を乗り継いで数少ないキリスト教書店に行ったときは心が踊ります。「やっと来ることできた!」と・・・。

ある時のことです。書店内には数人の買い物客がおられたので、声をかけたいな~と思いましたが、皆さん、熱心に本を探しておられる様子。話しかけるのが気後れして、チャンスもないまま、その場を離れてしまいました。レジでの会話も言葉少なく、せっかく来た書店、せっかく会えたクリスチャンの兄弟姉妹。でも、一言も言葉を交わすことなく店を後にしてしまいました。何か物足りないままで帰宅してしまった私は、その日から主に尋ね求め始めました。そして、私のこの祈りが始まりました。「主よ、もしあなたが私にあなたの本を扱う店を任せられるならどのような店をお望みですか」と・・・。

■ 本屋ぴりぽの生い立ち: (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)

◇

塚本春美(つかもと・はるみ)

兵庫県生まれ。1984年三重県四日市市で受洗。家族は夫と子ども3人。2006年、夫の転勤先で現在の本屋ぴりぽのビジョンを主からいただき現在に至る。ライフ・ホープ・ネットワークのボランティアカウンセラー。

■ 外部リンク:

本屋ぴりぽのホームページ

ライフ・ホープ・ネットワークのホームページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:塚本春美
  • ツイート

関連記事

  • 人生の勝利者となるために 安食弘幸(1)

  • 温故知神—福音は東方世界へ(4)ユーラシアの東西交流 川口一彦

  • 女性と信仰(3)生きた信仰―「大らかさ」 前田基子

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 私の名を使って(その2) マルコ福音書9章38~41節

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • 聖書のイエス(15)「わたしだ。恐れることはない」 さとうまさこ

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.